Creator's Room

これはエベレストで発生した雪崩が、ベースキャンプを直撃した時の動画です。（2分27秒）

撮影したのはドイツ人の登山家です。

よく生き残れたなと、感心しますけれども、物凄いスピードで雪崩がベースキャンプを飲み込んでいます。

確か雪崩でもかなりの死者を出していたはずです。

死者5800人超える　ネパール地震　全体で5934人　朝日

6000人に迫る勢いです。

神戸震災でも6400人を超えていましたから、神戸よりも規模の大きいネパールの地震では、被害もこれを超える可能性が高いと思っています。

早期の救出を祈念しております。

「オストリッチ・コンプレックス」とは、危機や困難な状況、あるいは手の施しようのない絶望的な状況にさらされた時、頭だけを地面に埋めて危機が過ぎ去るのを待つ、または安全地帯に逃げ込んだつもりになっている様子のことを言います。

これですね。

人間心理に当てはめますとこれです。

見ざる、言わざる、聞かざるの三猿主義であり、「見ない、聞かない、言わない」態度を取っていれば、危険も困難も存在していないと錯覚し、安全だと思い込もうとする現実逃避の意味で使われます。

頭を地面に突っ込んだぐらいで危険が去ることはないのですが、去った気になる。

まさに今の日本がこれです。

福島第一原発事故は、「イクスティンクション・レベル（絶滅レベル）」の事故ですが、三猿主義によって事故は存在せず、安全だと思い込もうとしている。

まだ事故前と同じ生活ができると思っています。

すれば今の日本では被曝するだけです。

無理もないとは思いますが、人間の力ではどうにもならない。

原発1基あたり100トン超の計300トンを超える溶融燃料は、取り出す技術そのものがない。

廃炉責任者も溶融燃料を取り出すことは「困難」と公式に表明しています。

「困難」なのではなく、恐らく「不可能」です。

「あんなものは水でもかけておけば、1週間ほどで収束する」と、小便で焚き火でも消すかのような、根拠のないことをおっしゃっておられた方もおりますけれども、そのようなレベルの事故ではないでしょう。

考える限り、最も恐ろしい事故だと思います。

敗戦よりも酷いです。

敗戦の20年後には新幹線が走っておりますけれども、この事故はほぼ永久に続きます。

福島県内の急性心筋梗塞での死亡率　男女とも全国最高に（NHK）

まだ被曝潜伏期間中にも拘わらず、これです。

知らぬが仏で三猿主義を取るか、困難に立ち向かうかの二者択一ですが、政府は前者を取っているように見受けられます。

安全デマ・事故の矮小化・隠蔽・ねつ造・メディアコントロール・三猿主義・パンとサーカス・原発再稼働・汚染道路の開通等々、すべて「オストリッチ・コンプレックス」で説明できそうです。

人の力を超えた、あまりにも超絶的で神話的な現実を突きつけられますと、自己の処理能力を大幅に超えているため、その現実から逃げようとする。

あるいはその現実がなかったことのように振る舞う。

脳内で福島がなかったことになっているとしたら、政府や国民の反応も理解できそうです。

5.3μ㏜/hrの道路を開通するのも、汚染食品を給食に出すのも、事故を矮小化し過小評価するのも、パンとサーカスにふけるのも、原発を再稼働しようとするのも、福島の復興を語るのも、事故の事実を隠ぺいし、ねつ造するのも、国民を避難させないのも、メディアコントロールも、すべて福島の事故が、脳内でなかったことになっているとしたら説明できます。

産地偽装をしてまで輸出するのも、事故前の生活をしたいからでしょう。
頭を地面に突っ込んで、現実の事故を見ないようにし、なかったことにしているならば説明できそうです。

一種の妄想ですね。

まるでカルト国家に見えますけれども、放射能を安全だと思いたいのだと思います。

安全だといくら思い込んでも放射能がなくなるわけではない。

避難すれば国家は崩壊し、避難しなければ被曝してしまう。

オストリッチ・コンプレックスはここから生じているように見えます。

イギリスのタイムズ誌は、福島の除染は200年かかると報道しています。

タイムズ

こういった報道は日本では聞かない報道であり、海外では公然と報道されています。

今も3200万人の日本人が被曝しているそうです。

NGOグリーン・クロス スイス

GSN

チェルノブイリでも900万人です。

大変な被曝人口です。

今後、日本は出生率が低下していくでしょうけれども、それは奇形が増加するからです。

貧しい国では、出産に関して奇形の子供は生まれますけれども、先進国では出産前に奇形は分かりますので、大抵は堕胎します。

奇形は生まれにくいわけです。

従って出生率が下がるとは、奇形が増加するということであり、堕胎が増えることを意味します。

だから日本では奇形は生まれにくいはずなのですが、下記のような情報もあります。

木村ゆういち候補「頭がふたつある子供が南相馬で生まれています。」

非常にショッキングな演説ですが、しかしてこれは氷山の一角でしょう。

オストリッチ・コンプレックス」で見ないようにしても、色々と隠蔽や情報操作のほころびが出てくる。

日本では、まず眼にすることのない報道ですが、海外では平然と報道されている。

被曝は来年辺りから、その影響が聞かれるようになり、2017年には恐らく隠せなくなっていると思います。

その時、日本の誰が責任を問われるのでしょうか?