国際

ゴジラ・エルニーニョ 3

日本の長期金利が、ついに「3%」の大台に乗ってきており、ドル円も「160円」を挟んでの展開になっています。

7月30日、日本単独のドル売り円買い介入と31日の日米協調介入によって、一時は1ドル「155円20銭台」まで円高が進みましたが、今は「160円」まで戻しています。

日米の「異例の協調介入」でしたので、効果は多少持続するかもしれませんが、4月末から5月の為替介入は、わずか「ひと月」しか持ちませんでした。

この時の介入額は「11兆7349億円」です。

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今回、7月末からの介入額は、過去最大規模の介入額であり、「15兆3993億円」でした。

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「163円98銭」で介入が入っておりましたが、IMFのガイダンスによれば、「半年に3回の介入」がルールですので、4月末から半年と言えば、10月末ですから、日本は10月末までにあと「1回」しか為替に介入することはできません。

もしこれ以上、頻繁な為替介入を行えば、「自由変動相場制(Free Floating)」から単なる「変動相場制(Floating)」へと格下げされ、様々な規制とリスクに直面します。

日本が「降格」されれば、「為替操作国」への指定リスクが高まったり、G7での国際的地位や発言権が低下したり、通貨や国債の「信用度」が下がっていくため、投資資金が流出したりと言ったリスクに晒されます。

これ以上、国債が売られれば、長期金利は「3%」を大きく超えていくのです。

政府は単なる「分類の基準」に過ぎないと答弁しておりましたが、実際は「3回」を超える介入はできないでしょうね。

これ以上「円」や「国債」からの逃避が続けば、大変な事態に直面することになるからです。

8月18日」、アメリカ連邦債務が、記念すべきと言っていいのか、どうか知りませんが、「40兆ドル」(6400兆円)を突破しました。

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総債務は、過去1年間で1秒あたり「9万0257.73ドル」(1444万円)増加し、2026年8月5日時点での1世帯あたりの債務総額は「29万5494ドル」(4728万円)です。

一つの家庭で「約5000万円」の借金を抱えている計算になります。

同じく過去2025年8月6日から2026年8月5日までの1年間の債務は「2兆8800億ドル」(461兆円)増えています。

1年間で「2.88兆ドル」も刷っておりますが、「3兆ドル」に届かんとする勢いです。

初めは「2兆ドル」でしたが、「2.3兆ドル」、「2.5兆ドル」、「2.88兆ドル」と徐々に増えているのです。

しかして「40兆ドル」(6400兆円)とはね。

とても返済できる額とは思えませんが、どうするのでしょうね。

今後も低く見積もっても年間「2.5兆ドル」は刷るでしょうから、トランプ政権の残り2年間で「5兆ドル」は刷るわけです。

45兆ドル」となりますと「7200兆円」を超えてしまうのです。

天文学的数字になるわけであり、まさに未踏の領域です。

どう見ても、返せるわけありませんけどね。

相対海洋ニーニョ3.4指数」では、基本的にこうなっています。

※ 中程度のエルニーニョ : +1.0°C ~ +1.49°C

※ 強いエルニーニョ現象 : +1.5℃~+1.99℃

※ 非常に強いエルニーニョ現象:+2.0℃以上

+2.0℃」を超えれば、「スーパー・エルニーニョ」と呼ばれます。

「週間指数」では、先月の8月2日、「+2.02℃」に達し、その後も順調に成長を続けています。

8月23日には、「+2.37℃」まで成長しています。

8月30日には、「+2.45℃」まで成長しています。

ソース

11月から12月」のピークに向けて成長中です。

エルニーニョを監視する海域は、日本の気象庁とNOAA(アメリカ海洋大気庁)、あるいはWMO(世界気象機関)では違います。

気象庁が監視している海域は「NINO.3」であり、NOAAが監視している海域は「NINO.3.4」です。

ソース

相対海洋ニーニョ3.4指数」の「3.4」とは、この「NINO.3.4」の海域のことを指しています。

一般的に言えば、1950年以降、今まで「スーパー・エルニーニョ」は「5回」発生しています。

気象庁の数値です。

ソースグラフは本サイト作成

「2.0℃以上」を「スーパー・エルニーニョ」と言いますので、気象庁の数字では計「5回」起こったことになります。

5回」の「スーパー・エルニーニョ」のうち、俗に「三大スーパー・エルニーニョ」(Big Three)と言われる年はこれです。

ソース

今までNOAAでも「スーパー・エルニーニョ」は「5回」発生したことになっていたのですが、今年から少し変化したのです。

今までNOAAは「ONI」(Oceanic Niño Index / 海洋ニーニョ指数)の数字を使っていたのですが、「ONI」では、地球温暖化で海面水温そのものが上昇しておりますので、「エルニーニョのサイン」と「温暖化分」が分離できないため、NOAAは今年の「2月」からその「温暖化分」を差し引いた「RONI」(Relative Oceanic Nino Index / 相対海洋ニーニョ指数)を使うようになったのです。

「ONI」(Oceanic Niño Index / 海洋ニーニョ指数)のグラフはこれです。

ソース : グラフは本サイト作成

「ONI」では「スーパー・エルニーニョ」は「5回」発生したことになっていますが、「RONI」では「スーパー・エルニーニョ」は「3回」発生したことになっているのです。

「RONI」(Relative Oceanic Nino Index / 相対海洋ニーニョ指数)のグラフはこれです。

グラフは本サイト作成

「温暖化分」を差し引けば、「2℃」を超えた「スーパー・エルニーニョ」は「3回」しかありません。

特に「ONI」と「RONI」の乖離が顕著にあらわれたのは、「2023年-2024年」のエルニーニョでした。

この年の「温暖化分」は異常にかさ上げされていたため、「温暖化分」を差し引けば、わずか「1.4℃」となり、強さの分類も、「中程度」(Moderate)と再定義されたのです。

ただNOAA(アメリカ海洋大気庁)も中国当局も、今年の「スーパー・エルニーニョ」は「史上最強になる」と予測しています。

CNNの記事によれば、NOAA(アメリカ海洋大気庁)は、「現在発生しているスーパー・エルニーニョ現象が、観測史上最強の現象となる可能性は70%近くある。」と予測しています。

また今回の現象が、これまでの記録保持者であった「1982年から1983年」にかけて発生した巨大なスーパー・エルニーニョをも上回ると予想しています。

記事ではこの「1982年から1983年」の気温を「2.5℃」としておりますが、単月分で言えばそうなるということであり、CNNは高い数字のほうを使う傾向がありますので、「2.5℃」と言っているだけであり、NOAAの正確な数値では「2.4℃」です。

中国も「史上最強」を予測しています。

中国気象当局、「スーパーエルニーニョ」の発生予測 史上最強か ロイター

中国国家気候センターは、観測史上最強となる可能性がある「スー​パーエルニーニョ」の発生を予‌測している。

赤道​太平洋中・東部の海面水温は着​実に上昇を続け、11月から12月ごろピークを⁠迎える。

史上最強となる可能性のあ​るエルニーニョ現象が形成される見込み。

世界気象機関(WMO)は7月、強力なエルニーニョ現象が今後数カ月間で急速に発⁠達し​そうだと指摘し、これ​までの予測を上方修正。

この現象が世界の気温をさら​に押し上げる可能性が高いと警告した。

現在、発生している「ゴジラ・エルニーニョ」は、洋の東西を問わず、「観測史上最強」と予想されています。

WMO(世界気象機関)は、予測を「上方修正」し、この「ゴジラ・エルニーニョ」は、世界の気温を更に押し上げると警告しています。

NOAAも今回のエルニーニョの強大さからいって、「2027年」が観測史上最も暑い年になることは、ほぼ確実であり、「2026年」も同様になる可能性があると指摘しています。

気候変動が荒々しさを増しています。

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