経済

実質賃金25か月連続減少

6月30日に「毎月勤労統計調査」の5月速報が公表されました。

5月の実質賃金速報

結果は「マイナス0.1%」でした。

これで25ヵ月連続で実質賃金が減少していることになります。

では消費者物価指数はどうなっているのでしょうか?

5月の消費者物価指数

CPI(総合)が0.5%、コアCPI(生鮮食品を除く総合)が0.1%、コアコアCPI(食料及びエネルギーを除く総合)が0.4%です。

日銀がターゲットにしているCPIはコアCPIですから、これが2%に上がるまで金融緩和を継続すると宣言しています。

コアCPIは現時点で0.1%です。

今年の物価は、0.2%→0%→0.2%→0.3%→0.1%と推移しています。

先月4月の消費者物価指数0.3%は、実は消費税増税分の影響が0.3%ほどありました。

公共料金など消費税の適用が遅れる要因が一部あったためです。

だから実質的には0.3%から0.3%を引いた0%というのが本当の指数と言われています。

0.2%→0%→0.2%→0%→0.1%が実質の指数です。

5月分から本当の意味での消費税増税分の影響が払拭された数字と言えます。

2年以上も量的・質的金融緩和(QQE)を実行しながら、ほとんど物価は上昇していません。

2016年前半ごろまでに物価上昇率を2%にもっていくと言っているわけですが、その可能性は「絶望的」とか「無謀」とか言われています。

あまり本気にされていないのではないでしょうか。

日銀総裁、2%の物価目標「16年度前半ごろに」日経

安倍政権にとって来年の7月までに物価上昇率2%を達成することは至上命題であろうけれども、それを信じている人は少ないと思っています。

これは今年4月のIMFの見通しです。

日米欧中の消費者物価上昇率(IMF)PDF

7ページの図表13を見て下さい。

青の折れ線が日本ですが、2017年に一時2%近辺までは行きますが、それ以後は下降し、2020年まで1%台前半で推移すると予測されています。

してみると2020年までは金融緩和を続けるという結論になります。

日銀の2%目標に2つのハードル、「緩和バイアス」に軸足の公算 ロイター

民間のエコノミストの予測もIMFとほぼ同じです。

今回の展望リポートでは、物価2%の達成時期もこれまでの「15年度を中心とする期間」から「16年度前半ごろ」に先送りされており、不用意に出口政策に言及すれば市場が混乱し、目標達成が一段と後ずれしかねないとの判断とみられる。

15年度後半以降は2%に向かって物価上昇が加速するとみている。

市場との大きな隔たりがここにある。

民間エコノミストの予測を集計したESPフォーキャストによると、15年度前半のコアCPIはゼロ%程度の上昇率にとどまるとし、この点は日銀の見通しと大きく変わらない。

しかし、民間エコノミストは15年度後半にコアCPIが上昇しても、せいぜい1%に満たない上昇率で、16年度を通じても1%台前半の伸びにとどまるとみている。

16年度前半に2%に達するとみている日銀とのギャップは大きい。

今年度前半の物価下押し圧力の拡大に対抗できる「物価の基調」の強まりと、年度後半以降の急速な物価上昇の実現。

この2つの難関を突破できない場合、日銀は目標達成期限の先送りか、追加金融緩和のいずれかを迫られることになる。

目標達成期限の先送りか、追加の金融緩和の可能性が高いようです。

ところが日銀は来年の7月までにコアCPIを2%にすると言っている。

できなければその時点で日銀は国債を370兆円ほど保有していることになりますから、更に増加していくことになります。

6月30日時点で日銀は国債を「291兆2486億円」保有しています。

年間80兆円増加するとして2年後の2017年7月までに451兆円もの国債を日銀は保有している計算になる。

ここら辺りが限界かと思われます。

できなかった場合、2017年4月には消費税をまた上げるわけですから、その経済減速を考慮に入れますと、何としても来年の前半までにインフレ期待を醸成し、消費を回復させて景気を上げ、賃金の上昇まで持っていかなければならない。

将来物価が上がると期待すれば、価格が上がる前に消費者は商品を購入しようとするために消費が上がる。

消費が上がれば、企業収益も上がり、企業収益が上がれば賃金とボーナスが上がり、賃金とボーナスが上がれば消費も上がる。

この好循環を作り出そうとしている。

できないことは分かっているわけです。

「富」と言う悪を基準にしているからです。

自国が腐敗するだけです。

その発想が20年以上の衰退を生んだ原因なのです。

物質宇宙は神の表現体であり、神の神殿なのです。

この大宇宙は神を拝み、信じ、学び、知り、探究する学校であり、道場なのです。

お金を拝む場所ではないのです。

神を信じて生命が進化・向上すれば、それを原因として結果、現象化される物質を「利益と国益」と言いますから、富を基点とした発想は、物質を拝んでいる「偶像崇拝」と同じなのです。

神の神殿で神の体、すなわち物質を拝んでいる。

だから衰退し、崩壊していくわけです。

目の前の大宇宙を見て下さい。

神の心が「上」、神の体は「下」なのです。

これと逆をやっている。

今回の救世運動の本質は、これを根源から変革する点にその目的があるのです。

物質宇宙は神の表現体であり、神の体です。

神の心を「上」にして、神の体を「下」にする。

正義を「上」にして、利益を「下」にする。

善を「上」にして、国益を「下」にする。

この政治・経済・宗教・文明の根源的創造と変革が今回の救世運動の本質なのです。

神の心を「上」にして、神の体を「下」にするとは、これがすなわち「宇宙即我」ということです。

「宇宙即文明」と言ってもいいですが、この創造と変革が目的なのです。

当然、中心と本質は神の心であって、富ではないのです。

富を「上」において、神の心を「下」に置いている。

国益を「上」に置いて、神理を「下」に置いている。

大宇宙は神の心が「上」であり、神の体(富)は「下」なのです。

ほら、神と分離したことをしている。

神と離れればすべての存在は悪になるし、なっているでしょう。

これを本来の在り方に戻すことが救世運動の目的であり、これ以外に目的はないのです。

そのためにはあの世で高橋信次氏も言っておられたと思うが、大宇宙の構造と仕組みを解き明かすと同時に多次元世界の構造と仕組みまでを解明していかなければならないのです。

これを正確に読み取らなければならない。

その読み取ったものを「永遠の神理」と言い、「法の編纂」と言うわけです。

それを正確に読み取る目的のために釈迦と私が出ているのです。

お釈迦さんの方は、何かおかしなビジネスをやっておられるようですが、ほんとお金のお好きな方たちなんだから。

あなた達ったら、ほんとビジネスマン

アマゾンの方々みたいで。

ヘイト・スピーチでもグーグルで検索すれば、

凶悪シナ人を叩きだせー、ならアマゾンへ

もう、本当何でも商売にするんだから。

ほんと商売上手。

ホワイト・ピッグ・ゴー・ホーム、ならアマゾンへ

もう何でも商売にするんだから。

アマゾンの方々ったら、ほんと商売上手。

ただ宗教と言うのは一応じゃありませんが、神の心が目的なので、この点を忘れてもらっては困ります。

この心の解明と実現が、今後の人類の生死を分けるのです。

これが目的です。

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