国際

「イラン戦争」再び

6月24日に発生しましたベネズエラの地震ですが、被害が拡大しています。

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政府の公式な統計によりますと、死者は「5278人」に増加しており、ついに「5000人」を超えてしまいました。

死者は、まだまだ増えそうな勢いです。

負傷者は「1万6740人」であり、行方不明者は、国際機関や国連の推計では、7月18日時点で「4万人~5万人」です。

国連のトム・フレッチャー氏の推計によれば「5万人以上」です。

「Venezuela Looks for You」というサイトでは、行方不明者は「1万8100人」です。

ウィキペディアでは、従って「1万8100人~5万人」の行方不明者と記載されています。

行方不明者のほとんどは、既に死亡していると推定されておりますので、中間をとって「3万4000人」の行方不明者としても、死者は「4万人」ほどと予想できます。

軽く「4万人」を超えるかもしれません。

東日本大震災の「約2倍」の死者であり、大変な地震であったことが分かります。

またドンパチが始まりそうなイラン戦争ですが、トランプ大統領は既にこの戦争に「敗北」したという報道が相次いでいます。

The Nation」では、トランプ大統領のことを「80代のナルシスト」と呼び、この「80代のナルシスト」は、イラン戦争での敗北を認めることができないと言っています。

既に「降伏」に等しい合意に署名したトランプ大統領は、再びエスカレーションの道を歩もうとしており、それは「彼が著しく衰退し、ほとんど哀れな存在になっていることは疑いようもない」とまで言っています。

偉い言われようですが、「The Atlantic」でもトランプ大統領は「自分が負けた戦争のことを理解していない」と言っています。

ニューヨークタイムズ」でも「トランプ大統領は、この戦いに敗れた」と報じられており、この「サイト」でも「トランプは敗北した、この責任と非難は全て彼に帰する」と言われています。

アメリカが負った「イラン戦争」の「戦費」ですが、サイトによって異なっており、この「Iran War Cost Tracker」によれば、「1133億ドル(18兆4000億円)」となっています。

ただこのサイトは、2026年6月16日にカウンターが停止しており、18日の暫定合意前の数字になっています。

この「サイト」では、アメリカ国民が負担する「イラン戦争の費用」は「716億ドル(12兆3500億円)」とあります。

またこの「サイト」では、イラン戦争の費用とは「377億ドル(6兆1000億円)」となっており、サイトによってまちまちです。

「負け戦」にこれだけの費用を使っています。

先週の金曜日(17日)に、ヨルダンの米軍基地でアメリカ兵が「2名」死亡し、土曜日にはイラク北部で「3人目」の兵士が死亡し、「4人目」の死亡がヨルダンで発見されています。

民主党の議員は、「トランプは、この戦争の統制を恐ろしいほど失った。」と非難しています。

また「攻撃の規模、そしてエスカレーションの脅威は急速に拡大している。」と警戒しています。

ギャング・オブ・エイト」の一人でもある民主党のマーク・ワーナー氏は、この無謀で費用のかさむ選択戦争に関して、「イランからの差し迫った脅威はなかったと断言できる。」と語っています。

民主党のクリス・ヴァン・ホーレン議員は、「この無意味な戦争は決して始めるべきではなかったし、今すぐ終わらせる必要がある」と「投稿」しています。

アメリカ兵の死亡を受けて、民主党はこのイラン戦争について、こぞって「今すぐ終わらせるべきだ」と戦争停止を要請しています。

いくらイラン戦争の中止をトランプ大統領に求めても、エプスタイン文書で弱みを握られている場合、中止できないでしょうね。

イスラエルに弱みを握られているというもっぱらの「噂」ですが、既に「10日連続」でイランを攻撃しています。

仮にアメリカが撤収しても、イランのほうがこの戦争を終わらせてくれないでしょうね。

このイラン戦争は泥沼化していくかもしれません。

かねてからイランはイエメンのフーシ派に「マンデブ海峡の封鎖」を要請しておりましたが、フーシ派は、サウジに対し「海上封鎖を宣言」しました。

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このフーシ派の「宣言」に対してサウジはマンデブ海峡を通過する船舶を断固として「保護する」と「宣言」しています。

マンデブ海峡を通過する船舶を「保護する」ために必要なあらゆる措置を講じると表明しておりますけれども、機雷を敷設されたらどうしようもないでしょうね。

「ホルムズ海峡」と「マンデブ海峡」の両海峡の「二重封鎖」によって最も苦境に陥るのはサウジなのです。

イラン革命防衛隊海軍は7月19日、「ホルムズ海峡」の通行量が「ゼロになった」と明言しています。

イエメンの「内戦」は、サウジとイランの代理戦争の様相を呈しており、マンデブ海峡まで封鎖されましたら中東産原油は終わってしまいますので、「ペトロダラー」が消滅してしまいます。

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マンデブ海峡の全面封鎖となりますと、ホルムズ海峡に代わる重要な代替ルートが失われてしまいます。

世界の原油の「20%」がホルムズ海峡を通過し、「12%」がマンデブ海峡を通過しておりますので、「ペトロダラー」が終焉しますとアメリカ帝国も終わってしまうのです。

アメリカはイランという「藪の中の蛇」をつついてしまったのではないか。

世界の原油の「32%」もイランがコントロールしていくとなりますと世界経済を「人質」に取ったことになります。

「イラン」は、アメリカ、中国、ロシアに次ぐ、4番目の「超大国」として、まさに「君臨」していくことになるのです。

イラン問題は必死に対応していきませんと、アメリカは戦争だけではなく、経済でも負けてしまいます。

恐らくアメリカは、イランを舐めていたのでしょうね。

何かこのイラン戦争は、アメリカの「命取り」になりそうな戦争です。

原油価格を抑え込んでいた「備蓄原油」も枯渇寸前ですが、この報道を受けて原油価格が急騰しています。

WTI原油は1バレル「82ドル」を超え、ブレント原油は、一時1バレル「90ドル」をつけていました。

「90ドル」というのは、6月11日以来のことであり、「約40日ぶり」のことです。

1ガロン「3ドル台後半」まで落ちていたガソリン価格ですが、7月12日の「ホルムズ海峡の封鎖」を受けて、ついに1ガロン「4ドル台」に突入してしまいました。

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バンカメは「数週間」は原油在庫で価格の高騰を抑え、物流の混乱を防ぐことはできるが、もしイラン戦争がこのまま長期化していけば、原油価格は1バレル「100ドル」を超えると予想しています。

イランは、明らかに原油価格を上げようとしているのであり、戦争をやめる気はないでしょう。

1バレル「200ドル」は覚悟せよと言っていたわけです。

このまま原油価格が高騰を続けますと、コストプッシュ型のインフレになることは避けられず、運送費や原材料の価格が上昇していきます。

フーシ派が紅海封鎖なら原油上昇圧力、アジア向け供給に遅れも ロイター

イエメンの親イラン武装組織フーシ派がバベルマンデブ海峡の封鎖に成功すれば、世界で最も重要な原油輸送路の一つが打撃を受け、原油価格の新たな急騰や燃料供給の混乱を招き、世​界経済への負担が一段と増す恐れがある。

ストラタス・アドバイザーズのジョン・ペイジー社長は、影響は石油市場をはる​かに超えて広⁠がると指摘。

「紅海経由の原油の流れが本当に止まったり、深刻に阻害されたりすれば、原油価格だけでなく石油製品価格にも影響が及ぶ」とし、「世界経済全体を揺るがし、ある時点で世界的な景気後退に陥る可能性もある」と述べた。

ペイジー氏は、原油価格が再び1バレル=115─120ドルを上回る水準まで上昇す​る可能性があると述べ、船舶がアフリカ回りの長いルートを取るため、運賃と保険料も上昇するとの見方を示した。

アメリカとイランの衝突が激化し、長期化していきますと、原油価格は1バレル「115ドル~120ドル」を上回る水準まで高騰し、世界的なリセッション(景気後退)になる可能性があると言っています。

やはりアメリカは「藪の中の蛇」をつついてしまったのかもしれません。

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