Creator's Room

新型コロナウィルスの正式名が、WHOから公表されました。

「COVID-19（コビッド・ナインティーン）」と名付けられています。

WHOは新型コロナウイルスの名称を「COVID（コビッド）―19」にすると発表。 pic.twitter.com/qvNGDulQ7A

— ロイター (@ReutersJapan) February 12, 2020

COVID-19による感染者数と死者数は、現時点ではこうなっています。

ソース

患者数は「4万5171人」であり、死者は「1115人」をなっていますが、感染者と死者数は共に鈍化の傾向が見られます。

死者数の推移はこれです。

1日あたりの死者数は2月10日の「108人」をピークに11日には「97人」に減少しています。

このまま低下傾向となるかどうか予断を許しませんが、急ブレーキがかかっている感じです。

患者数も2月4日をピークに低下傾向が継続しています。

患者数は明らかに右肩下がりです。

トランプ大統領が、COVID-19は「4月に終息する」と言っています。

ウイルス拡大は4月に収束、トランプ氏が見通し示す　AFP

ドナルド・トランプ米大統領は10日、気温が上がる4月には新型コロナウイルス感染の拡大が収束するとの見通しを示した。

「一般的に暑さはこの種のウイルスを死滅させる」

発生から5か月で終息というのは、そのまま信じられませんが、中国の専門家も同じ指摘をしています。

ソース

終息することを望んでいる、と言っていますが、多少願望も入っているようです。

壊滅的な森林火災に襲われているオーストラリアですが、サイクロン・ダミアンに豪雨と自然災害のオンパレードとなっています。

森林火災続くオーストラリア、今度はサイクロン被害 pic.twitter.com/e5bDPMnCkN

— ロイター (@ReutersJapan) February 10, 2020

シドニーでは、わずか4日間で「392ミリ」の豪雨となり、ロバートソンでは「700ミリ」、ポッツビルでは「605ミリ」の豪雨に見舞われています。

実に極端から極端にぶれる気候ですが、山火事をあらかた鎮火してしまいました。

オーストラリアは今週末にも雨が予想されています。

ヨーロッパでは暴風雨「キアラ」に見舞われ、スウェーデン、ドイツ、チェコ、スロベニア、ポーランド、イギリスで死者「6名」の被害を出しています。

暴風雨「キアラ」、欧州北部各地に被害 少なくとも6人死亡　AFP

欧州北部各地は10日、ここ数年間で最大級の暴風雨「キアラ」に見舞われ、少なくとも6人が死亡した。

交通機関は乱れ、空の便数百便が欠航となったほか、道路は冠水し、広範囲で停電が発生した。

これはイギリスのスコットランドの滝ですが、暴風で滝の流れが逆立ちしています。

It was opposites day in Scotland as a waterfall appeared to flow upward amid a strong winter storm that battered the British Isles. https://t.co/FAascHBKz2 pic.twitter.com/VE4rfZrbWD

— ABC News (@ABC) February 11, 2020

滝の逆立ちです。

トルコでも異常な吹雪です。

Mesmerizing timelapse footage captures snowstorm slamming the Turkish coast. https://t.co/jxJhUCJjne pic.twitter.com/ncelpm55Xs

— ABC News (@ABC) February 11, 2020

ブラジルのサンパウロでも10日から11日にかけて洪水と土砂崩れに襲われています。

「F11キー」で全画面表示、同じく「F11キー」で元に戻ります。

50秒です。

Brazil: Heavy rains cause floods and mudslide in Sao Paulo

既に「5人」の死亡が確認され、更に今後も豪雨が予想されています。

特に酷いのはアフリカ東部であり、「1000億匹～2000億匹」のサバクトビバッタに襲われ、農作物を食い荒らされています。

東アフリカのバッタ大量発生 “人道危機” 国連が強い懸念 NHK

バッタの大群は、エチオピア東部で発生し、ソマリア、ケニア、そしてウガンダに来襲し、農作物を食い荒らし、特にソマリアでは農作物が壊滅したために国家非常事態宣言が発令されています。

「３か国で1300万人が深刻な食糧不足に直面している」

このうち最も被害が深刻なケニアでは、1000億から2000億匹のバッタがおよそ2400平方キロ、東京23区の４倍の範囲で農作物を襲い、すべてが食い荒らされた場合、8400万人分の食糧が失われることになるということです。

「これは異常気象がもたらす新たな側面だ」

そしてバッタは来月、産卵期を迎えるとしたうえで、殺虫剤の散布などの対応が遅れれば、さらにバッタが繁殖し、農作物に破滅的な被害が出て人道危機をもたらすと強い懸念を示しました。

3月にはバッタの産卵期を迎えますから、3月までに制圧できなければ、6月までに今の「500倍」に増えると予測されています。

「1000億匹～2000億匹」の「500倍」とは、「50兆匹～100兆匹」のバッタの大群です。

人類の総人口の「6500倍～1万3000倍」の数です。

今でもすべてが食い荒らされれば「8400万人分の食料」がなくなるわけですから十分、飢饉の原因になるでしょうね。

8400万人と言えば、日本の総人口の「67％」です。

相当なものです。

地球温暖化による気候変動が、惑星単位で顕著に現象化してきています。

南極も最高気温の記録を更新しました。

観測史上最も高い「18.3℃」を記録しています。

ソース

南極の氷の厚さの平均は2㎞であり、最も厚いところは「4.8㎞」です。

過去最高の「17.5℃」を上回っています。

南極半島にあるアルゼンチンのエスペランサ基地で観測されたようです。

まさに地球温暖化が進行中です。

日本でも去年の9月25日、長崎県壱岐市の議会定例会9月会議において「気候非常事態宣言」が可決されました。

「気候非常事態宣言」を表明します！

それに続くように神奈川県も今年の2月7日、「気候非常事態宣言」を出しています。

かながわ気候非常事態宣言

実際は去年2019年の10月4日、鎌倉市議会において「気候非常事態宣言」が可決されていたようです。

これを受けてかどうか知りませんが、神奈川県は県ごと「気候非常事態宣言」を出しています。

鎌倉市も2月7日の同日「気候非常事態宣言」を出しています。

鎌倉市気候非常事態宣言

長野県も同様です。

「気候非常事態宣言　-2050ゼロカーボンへの決意-」について

令和元年11月県議会定例会における「気候非常事態に関する決議」を受けて、阿部知事が「気候非常事態」を宣言し、この中で「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」とすることを決意しました。

大阪府堺市も同じく「気候非常事態宣言」をしています。

気候非常事態宣言に関する決議

自治体だけではなく、宗教界も「気候非常事態宣言」です。

日本の宗教者が「気候非常事態宣言」　地球環境はすでに危険水域に　Christian Today

宣言では「地球環境がもはや元に戻らない危険水域にすでに入っているという切迫感」があるとし、「一刻の猶予も許されない状況」「課題の解決に向け、私たちは歴史上、前例のない規模とスピードで取り組む必要がある」と訴えている。

こうした「気候非常事態宣言」（Climate Emergency Declaration：ＣＥＤ）は、気候変動の危機的な状況を受け、世界各地で国や自治体、大学、各種団体が発表している。

国では、英国やポルトガル、カナダ、フランス、アルゼンチンなどが宣言しており、ＣＥＤのサイト（英語）によると、６日までに２６カ国で１３４８の自治体が宣言している。

気候変動を、さすがに肌で感じてきているのでしょうね。