経済

FOMCの利上げ観測

本日、阿蘇山が噴火しました。

噴火警戒レベルは「2(火口周辺規制)」から「3(入山規制)」に引き上げられています。

これを「ごまかしの噴火」と言う。

昨日の記事がお気に召さないようで。

ごまかしの噴火」であるゆえに、すぐに息切れし、収束する噴火とも言う。

箱根山と同じ。

何はともあれ犠牲者がなくてよかったと思います。

できもしない「立て替え」をできるような「ふり」をしなければ、心を繋ぎ止めることができなくなるから「ごまかしの噴火」をしなければならなくなる。

もう無理だと本人らも分かっているのでしょう。

昨日も言いましたが、世界と人類の未来はゼウス神にまかせておくことです。

結論は分かっているわけです。

日銀が営業毎旬報告を公表しました。

営業毎旬報告(平成27年9月10日現在)

9月10日現在、日銀の総資産は「365兆8000億円」であり、国債は「309兆5000億円」となっています。

国債が前回よりも3兆円ほど増えて、大体310兆円ですね。

FRBがQE(金融緩和)を止めた時の総資産は、確か4.5兆ドルぐらいだったはずですから、3兆ドルの総資産である日銀は、1.5兆ドルほどの余裕があることになる。

やはり2年ほどで限界が来そうですね。

でも何とかするでしょう。

株価は9日に1300円以上買われて1万8770円まで急騰したのですが、本日は300円ほど下げて18000円を割って引けています。

3日続落です。


ソース

最近の株価はボラティリティ(変動幅)が大きすぎて暴落の前兆ではないのかと疑ってしまいます。

個人投資家は中々手を出しにくいのではないでしょうか。

不安定な相場が続いています。

東芝は年初来安値をまた更新しました。


ソース

「314円80銭」をつけ、300円割れが間近です。

一体どこまで下げるのでしょう。

バルチック海運指数は818ポイントであり、800ポイントを割りそうな下げです。

本日から日銀の金融政策決定会合が始まりましたが、明日には金融政策が発表されます。

アメリカではFOMC(米連邦公開市場委員会)が今週の16日~17日にかけて開かれます。

日本時間では18日深夜の発表です。

日銀は来年前半までのコアインフレ率2%達成がほぼ絶望的な状況ですので、追加緩和圧力があるのですが、アメリカの金融政策の確認が取れませんのでほぼ据え置きの政策になると見られています。

かなりの円高になれば追加の金融緩和をするでしょうが、これ以上金融緩和を拡大すれば、円安が進行して韓国に抜かれた実質賃金がさらに低下していきます。

ただこのままではコアインフレ率2%は不可能ですから、何がしかの大規模な追加の緩和をしなければならないわけですが、追加で金融緩和をすれば死期を早めることになります。

何もしなければコアインフレ率2%は達成できず、何かをすれば死期を早める。

進むも地獄、退くも地獄、停滞も地獄です。

これを自我と物質の矛盾と言います。

富を追って止まることもできず、進むこともできず、退くこともできない。

そうこうしているうちに衰退だけが加速していくことになる。

富と国益を追っている者は、そうして衰退の道を歩んでいくことになる。

神の体を追っているうちに神の体に追い込まれて滅びの道を歩いていく。

日銀が追加の金融緩和をするとしたら、恐らく10月末以降でしょうが、それはアメリカの金融政策の効果を見極めることができるからです。

アメリカが利上げをすれば株は売られ、利上げを見送れば株は上がると見られています。

利上げはできないのではないかと思われますが、たとえしても長続きせず、短命に終わり、すぐに元の金利に戻すと言われています。

アメリカはリーマン・ショック以後の2008年12月から今まで政策金利を0.25%に維持してきました。

6年9ヵ月もずっと0.25%でした。

長らく0.25%の政策金利を継続してきたわけですが、これが0.25%利上げされ0.5%に引き締められますとNYダウは売られ、日経も連れ安となって売られます。

するとさらに日銀に追加の緩和圧力がかかり、ETFを年間3兆円ほど買っていたと思いますが、これを増額する緩和の可能性が高くなる。

支持率の低下した安倍政権において株価は生命線でしょうから、これぐらいの緩和しかできないでしょう。

米9月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は「85.7」と低下し、利上げの可能性が遠のいています。

ミシガン大学消費者信頼感指数

ミシガン大学消費者信頼感指数 PDF

米ミシガン大消費者信頼感、9月速報値は85.7に低下 WSJ

前月の「91.9」から大幅に低下しています。

4週間~1年以内の8月の不完全失業率(U6)は「10.3%」であり、7月の「10.4%」から低下していますが、27週間以上の長期失業率は「27.7%」と7月の「26.9%」から悪化しています。

アメリカ・27週間(半年)以上の長期失業率

シェール業界の債券危機の問題もありますから、利上げできるかどうか微妙ですね。

原油安で、むしろQE4を開始しなければ金融システムの延命はできないのではないか。

市場は利上げ見送りの公算が高いと見ています。

ゴールドマン・サックスは9月の利上げはなく、12月に利上げすると見ています。

米利上げ、9月の可能性低い=ゴールドマン WSJ

何か崩壊する時には世界が一挙に崩壊しそうで不気味です。

やはり全人類「プレッパー化現象」となるのでしょうか。

日本もEUもQEの限界に近づいておりますので、アメリカがQE4を余儀なくされる。

これが世界経済の終わりの始まりかもしれません。

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コメント

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