Creator's Room

これは5分ほどの動画ですが、IPPNW・医師ヨルク・シュミット博士の講演です。

2012年11月29日の講演ですが、「放射能雲に覆われた汚染は、いずれ土壌汚染へと拡大する」と述べられています。

チェルノブイリでの教訓は、食物や呼吸によって体内に侵入してくる放射性物質、いわゆる「内部被曝」であり、これは絶対に避けなければならない。

博士は陸から海に至るまで広範囲に汚染されており、とりわけ4つの県、宮城県・福島県・栃木県・茨城県からは避難するべきと主張されています。

ここは高濃度に汚染されていることが確認され証明されているからです。

これとは別にやはり首都圏も高濃度に汚染され、比較的に南部、いわゆる九州方面だけは汚染を免れていると述べられています。

動画では単に日本だけではなく、北米やヨーロッパ、あるいは太平洋に至るまで汚染されており、北アメリカでは2011年3月15日に放射能雲が到達し、ヨーロッパには2011年3月23日に放射能雲に襲われた。

包括的核実験禁止条約による国際監視ネットワークがあるのですが、そこの測定値がその日、一斉に上昇した。

3月12日から3月16日にかけて福島県では、通常の38000倍の放射線量に達しておりました。

博士は地図を見ながら「いかに日本政府が事故を軽視しているか分かります」と述べられています。

今後少なくとも50年以上にも渡って放射能は出続けるわけであり、まさに絶望的な事故です。

一旦汚染されれば除染できません。

自然界に放射能を浄化する能力はありません。

一体、どうなるのでしょうか？

これは2015年、すなわち今年の1月27日の福島原発です。

2分49秒あたりから、右下の方の画面をご覧ください。

再臨界でもしているのでしょうか。

爆発しています。

しかもこういったことを全く報道しない。

こんなことが50年以上もつづくわけです。

排気筒の問題もありますし、地震の恐れもあるでしょう。

これは黒澤明監督の「赤富士」という映画の場面ですが、これをそのまま地で行っています。

放射能で日本が絶滅する映画です。

まるで予言映画のようです。

この映画を見ますと福島の件は、手の施しようがないのでしょう。

「知らぬが仏」を選択したように見えます。

神の権威を無視してきたように、放射能も無視していくのでしょう。

しかして世界的汚染を引き起こした今回の事故を他国が黙って見ているでしょうか？

この点、非常に疑問を感じています。

福島原発事故は、「人災」と定義されており、この場合の犯人は「東電」と言われています。

クリス・バズビー博士は、犯人の顔も名前も分かっている。

彼らは最終的に刑務所に入ることになるであろう、と警告されています。

博士は戦争犯罪とこれは同一であると述べ、いずれ罪人は裁かれなければならないと主張しています。

どうも他国では日本のように甘くはないようです。