Report No.392
「主の祈り」は、天に父の御心成れるが如く地にも成らせたまえと祈りますが、これはあくまで方便の善であり、天国と地獄を自我で切り、天国だけを見て述べている祈りですので、自我に比喩した善、すなわち方便の善です。
真理とは実相即方便ですが、実相から述べるならば、天に父の御心が成っている世界とは、地獄界が完全に消滅し、悪霊や悪魔が一人も存在しなくなったその時、初めて天に父の御心が成ったと言えます。
実相から言えば、地球では地獄界が未だ存在しておりますので、天に父の御心は成っているとは言えません。
「主の祈り」は間違いとまでは言いませんが、自我に比喩した方便の祈りということです。
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