Report No.147
個人や人類全体、あるいは文明と世界は、「紙一重」で悪になります。
この「紙一重」を中道と言い、神の心と言いますが、実はこれは数字の「ゼロ」と同じでこの世にないのです。
神と過去・現在・未来の三世の人類は、永遠に一体ですが、神即人類とは、統一即矛盾であり、真理即現象利益です。
生命即物質であり、幸福即快楽の神我即自我です。
「即」より左の生命、幸福、統一、真理、神、神我、絶対に偏れば、「即」より右の人類、矛盾、現象利益、物質、快楽、自我を否定し、物質を切り捨てることによって方便の真理になるか、あるいは偏りは自我の作用ですから、物質に支配された御利益信仰になって悪に堕ちます。
「即」より左に偏れば、その真理は無限化せず、有限化してしまうのです。
この「即」のみ無限です。
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