ポルトガルの業火は、風が弱まり、雨も降り、鎮火したようです。
And the rain arrived to Portugal!
Finaly!#Mei #PrayForPortugal #rain pic.twitter.com/JM1EUrhEy5— Mei Europa (@mei_europa) 2017年10月19日
良かったと思います。
被害はこうでした。
#prayforportugal pic.twitter.com/3QFqO3jqg7
— Dra. Claudia F (@claufresearch) 2017年10月18日
これはポルトガルの山火事ではなく、カリフォルニアの山火事ですが、珍しい現象です。
表皮が厚く、耐火性をもっている樹木のために木の内部だけが燃えている。
こういった珍しい現象もありました。
I’ve never seen that before. Hollow tree on fire in California.#CaliforniaWildfires #CaliforniaFires pic.twitter.com/G0MijAHVV4
— Photo Geo (@PhotoTimeGeo) 2017年10月16日
スペインとポルトガルを合わせて死者は「45人」、負傷者は「71人」、うち「16人」が重体、「1人」が行方不明です。
ポルトガル北中部とスペイン北部で先週末に発生した山火事で、死者数はポルトガルで41人、スペインで4人の計45人に上った。
一方、夜にかけての雨と、風が弱まったことなどにより山火事は鎮火したとみられる。
「犠牲者のほとんどは自動車の車内で死亡したが、自宅の中で死亡した人もいた」
6月の前回と同様、また自動車の車内で死亡しています。
危険な道路を閉鎖しないのでしょうか。
迫る火勢の中、必死に自動車で逃げている人達が多くいました。
自動車でなければ、逃げられない状況だったのかもしれません。
取りあえず「鎮火」です。
前回の記事は加筆と修正をしておきましたが、カリフォルニアでは「ディアブロ・ウィンド(悪魔の風)」によって「姦淫のぶどう酒」が焼け落ち、もはや人類は今後、「姦淫のぶどう酒」を飲めなくなる事実が暗示されていたように思う。
それでも「姦淫のぶどう酒」を飲もうとする者は、オフィーリアの吐息で自殺することになる。
ロンドンには黙示録的光景があらわれ、赤い異常な太陽が現出した。
終末の予兆を多くの人達が感じたようです。
そのきっかけになりそうな問題が北朝鮮問題です。
北朝鮮は9月15日以降、ミサイルを発射していません。
ひと月以上発射していない。
9月19日のトランプ大統領の国連演説において北朝鮮を「完全に破壊」すると演説し、その演説を北は「宣戦布告」とみなしました。
これに対し、過去に例のない金正恩氏直々の強い反発の声明を初めて出しています。
トランプ大統領の国連演説で北朝鮮の雰囲気は一変したようです。
米国の執権者は情勢の緩和に役立つそれなりに説得力のある発言はおろか、我々の国の「完全破壊」という歴代のどの米大統領からも聞いたことのない、前代未聞の無知で粗暴な狂人らっぱを吹いた。
おびえた犬がさらに大きな声でほえるようにだ。
トランプが世界の舞台に出て、国家の存在自体を否定し侮辱して、我々の共和国をなくすという歴代で最も暴悪な宣戦布告をしたからには、我々もそれにふさわしい、史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に検討する。
私は朝鮮民主主義人民共和国を代表する者として、国家と人民の尊厳と名誉、そして自分のすべてをかけて、わが共和国の絶滅を企図する米国の執権者の妄言に対する代価を必ず払わせる。
トランプが何を考えていたとしても、それ以上の結果を目の当たりにすることになるだろう。
米国の老いぼれ狂人を必ず、必ず、火で制するだろう。
自分のすべてをかけてアメリカに代価を払わせると言っています。
原文では「必ず、必ず」払わせると2回述べている。
相当な怒りの反発です。
これ以降、金正恩氏は覚悟を決め、何かを誓ったように見える。
この発言以降、北朝鮮は一度もミサイルを発射していません。
一見すれば北朝鮮問題は沈静化しているように見えますが、度肝を抜く実験を慎重に考慮しているのだと思います。
だからむしろ次の発射の方が恐ろしいです。
通常のミサイル実験や核実験とは異なることをする可能性が高いと思う。
北朝鮮の代表として異例の強い声明を出し、何もしないというのは考えにくい。
しかもミサイル実験が、ピタリと止んでいる点も不気味です。
派遣されている空母の数からして開戦は、まだないと思いますが、不気味なひと月でした。
今月の16日~20日まで米韓合同軍事演習が行われています。
23日~27日まで在韓アメリカ人の避難訓練も行われます。
兵士家族ら、23日から退避訓練=「定期的に実施」と強調-在韓米軍 時事
避難後に韓国に戻らなかったりして。
11月5日から始まるトランプ大統領のアジア歴訪に照準を合わせているのかもしれない。
どちらにしろ北朝鮮は来年早々、恐らく7月までにICBMの実践配備をするでしょうから、開戦はその前まででしょう。
アメリカは配備されたら終りであり、朝鮮半島の非核化の公約を破ることになり、北朝鮮問題は歴代大統領と同じく失敗することになる。
アメリカをより安全にすると言って大統領になったわけですが、北朝鮮の核に狙われる国家となり、それを許せば、アメリカはより危険な国となってしまう。
アメリカ・ファースト(アメリカ第一主義)に反することになります。
軍事専門家は、アメリカの方から先制攻撃をすることはないと言っていましたが、北朝鮮の側から先制攻撃をすることはないわけであり、選択肢がないのは北朝鮮ではなく、アメリカです。
北朝鮮は、ただ1年待てば良いだけであり、時間の制約はありません。
1年あればICBMの実践配備ができる。
ところがアメリカには時間の制約があり、実践配備前に叩かなければならない。
しかし北朝鮮の側から仕掛けることはないわけですから畢竟、アメリカの方から仕掛ける以外にない。
言葉の応酬だけで終わればいいですけれども、そうこうしているうちに北朝鮮はICBMの実践配備を終えてしまう。
北朝鮮は、ICBMの実践配備可能な「1年間」だけ耐え忍び、待てばいいわけであり、それに手をこまねいていれば、北朝鮮政策は失敗の烙印を押される。
それを防ぐには「1年以内」にアメリカの方から先制攻撃をするしかない。
アメリカよりも北朝鮮の方が選択肢は優位にあると思う。
先制攻撃ができないならば、北の核保有をアメリカは暗黙のうちにでも認めるしかない。
しかしそれを認めることは北朝鮮政策の「失敗」となる。
だから北朝鮮が、よほど間抜けでなければ、先に仕掛けるのはアメリカの方からだと思う。
先制攻撃をする必要のない国が北朝鮮であり、時間の制約上、先制攻撃をする必要がある国がアメリカです。
アメリカの方から仕掛けると思うし、うまくやれば北朝鮮を怒らせて、わざと北から先制攻撃をするように仕向けることができるかもしれない。
トランプ大統領の暴言の真意は、この点にあると思っています。
わざと怒らせようとしている。
北朝鮮が軍や秘密警察に実弾を支給しています。
準戦時体制に近いと言っています。
日本は遅まきながら、EMP攻撃(電磁パルス攻撃)の研究を加速させる模様ですが、手遅れです。
メディアでは北朝鮮の記念日に注目していたわけですが、北朝鮮情勢専門サイト「NK Pro」は、ミサイル発射と記念日は、ほぼ無関係と断じています。
北朝鮮のミサイル発射、主な記念日と実は無関係-米専門ウェブサイト ブルームバーグ
7日公表した分析結果によると、ミサイル発射と主要記念日との間に関連性は見られず、海外のイベントにより高い相関が認められることが分かった。
NK Proでは、挑発行為が主要記念日またはその前後に行われる確率を10.7%と算出している。
記念日とその前後にミサイル発射される確率は、わずか「10.7%」としています。
アメリカと日本は、何とか北朝鮮を孤立した国家と印象づけたいようですが、実際は難しいようです。
北の孤立化も、先に北朝鮮側から先制攻撃をさせたい思惑が見て取れます。
北朝鮮と国交のある国は「164ヵ国」であり、国交のない国は「35ヵ国」しかありません。
国交のある「164ヵ国」のうち、別に北朝鮮は「G77」に属しています。
今年の9月22日、この77ヵ国が北朝鮮への制裁を排撃する宣言を採択しています。
サーバーが悪いので、しばらく時間がかかります。
G77相会議、共和国に対する一方的な制裁を排撃する宣言が採択 朝鮮民主主義人民共和国外国文出版社
会議では、G77加盟国の一致した、原則的な立場が反映された共和国に対する一方的な制裁を排撃する宣言が採択された。
宣言は、朝鮮民主主義人民共和国の発展と繁栄に否定的な影響を与える一方的な経済制裁に反対するということを再確認し、このような見地から制裁措置を即刻解除することを要求する、と強調した。
ちなみに「G77」に加盟している国家はこれです。
The Member States of the Group of 77
特に北朝鮮はアフリカと中東との関係が深く、それほど孤立していません。
孤立化と言っても難しい。
北朝鮮に対して国連制裁を本気でやっている国は、実は10ヵ国もないと言われています。
ただ1年以内にトランプ政権は、米朝開戦に踏み切るでしょうが、日本と韓国にとっては悲劇となる。
北朝鮮は、開戦となれば日本海側の原発を狙うと言っています。
独占! 北朝鮮高官の証言「我々は日本海側の原発を狙う」 現代ビジネス
「もしわが国のロケット発射台が米帝に空爆されたなら、即刻、米帝との全面戦争に打って出るまでだ。
まずは、ソウルを火の海にしてやる。
無数の砲門がソウルを向いて国境付近に配備されていることを忘れてはならない。
続いて、南(韓国)や日本にある米軍基地を、一斉に攻撃する。
もちろん、米西海岸の大都市に向けても、ロケットを放つ。
たとえ一発であっても、米大陸に届かせてやろうというのが、元帥様の一貫したお考えだ。
――日本に対しては、どこに狙いを定めているのか?
「第一に首都圏の横須賀基地、第二にわが国への攻撃に利用される在日米軍基地、そして第三に、日本海側に広がる原発だ。
こんなこと言っています。
日本はほんとに終わってしまいます。
また第二次朝鮮戦争となりますと、アンザス条約に基づいてオーストラリアも参戦してきます。
しかもNATOまで集団的自衛権を行使するかもしれないと言っています。
何か段々と事態が拡大している。
今週、北朝鮮と米国の戦争開戦リスク高まる…英国も参戦準備、NATO参戦も ビジネス・ジャーナル
ここに中国とロシアが介入してくれば、まさに第三次世界大戦モードです。
本音は、中国の膨張の阻止なのでしょうが、これでは全面核戦争になりかねない。
これほど北朝鮮問題は、深刻なのです。
北朝鮮一国の問題ではすまない。
「38ノース」は日本と韓国の死者数を「210万人」と試算しておりましたが、それで済むのでしょうか。
戦争は大国の利害関係が錯綜します。
犠牲となる韓国と日本に利があるとは思えない。
なのに日本の総理は戦争を煽っています。
恐らく韓国憎しで、第二次朝鮮戦争が起これば、真っ先にソウルが火の海となり、韓国経済も崩壊しますので、それを期待して戦争を煽っているのでしょう。
日本も無傷ではすまないのにね。
しかして一旦、墜落する飛行機に乗ってしまえば、もう誰も降りることはできない。
トランプ政権は、いつルビコン川を渡るのでしょうか?
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