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ブレーク・イーブン・インフレ率（BEI）が0.4%を切っています。

ソース

これは財務省の最新の数字ですが、今年の5月31日のBEIは「0.382%」となっています。

5月31日というのは少し古いですが、7月の現時点でのBEIは大体「0.33%」です。

低下傾向にあるわけです。

BEIは予想物価上昇率であり、将来の物価はこう動くという期待インフレ率です。

現実のインフレ率にも連動し、先行しています。

金融政策では、このBEIが低下しますとデフレ予想ですから金融緩和をし、これが高くなりますとインフレ予想ですから、金融引き締めをしていきます。

低下しているということは、すなわち追加の金融緩和を催促しているわけです。

去年10月のBEIは「0.8%台」で推移しており、これが「0.5%」を切って低下していきますと日銀は、追加の緩和に踏み込まざるえを得ないと言われていました。

今はそれが「0.3%台」で推移しています。

物価は将来、低下していくことを示唆している。

半減以下に低下しているのです。

当然、追加の金融緩和を打ってくるであろうという数字ですが、追加の手を日銀はもっていない。

現在3.3兆円購入しているETFを倍にするぐらいしかできないでしょう。

サプライズを狙うのならば、ヘリコプター・マネーしかありません。

将来、物価が低下していくことが分かっていながら、追加の緩和ができない。

ハードランディングは避けて頂きたいものですが、このまま衰退が望ましい。

神道が言う大地震が起こる、大噴火が起こるという立て替えは、防ぐことができますし、もうできませんから心配はいりませんが、腐敗は如何ともしがたく、衰退以外の選択肢を取ってハードランディングとなりますと、他国にも甚大な影響を及ぼすことになる。

他国から変動が開始される可能性もあり、ゼウス神ならばフリーハンドでやってもらっても構いませんが、善悪が繁栄と衰退で表現されてきます。

神の善ならば繁栄し、神の悪ならば衰退していくということです。

今後、神の善悪が、繁栄と衰退でこの世では表現されてきます。

神の善悪で二極化してくるということであり、神道がどちらかはもう分かっているはずです。

何も神道だけではなく、世界的にそう表現されてくるのです。

日銀の無駄な金融緩和が20年債をも一時マイナス金利に落としました。

20年債が初のマイナス金利、リスク回避の買い－今後のオペ対応注目も　ブルームバーグ

債券相場は上昇。新発20年債利回りが初めてマイナス金利を付け、10年物や30年物の利回りは過去最低水準を更新した。

新発20年物の157回債利回りは一時3.5bp低いマイナス0.005％を付けた後、0.025％に戻した。

まさに異常な感じがしますが、20年国債がマイナス金利をつけています。

30年債、40年債も、今は0.1%を割っています。

40年債が0.09%ですからね。

1年もしないうちにこれらもすべてマイナス金利になっていくのではないか。

金（ゴールド）が新高値「1377.45ドル」を付けています。

金（ゴールド）

まさに急騰です。

ウォール街の人は先物で売り、金を下げなくていいのでしょうか。

ドルの価値を高めて維持するために利上げを強行したはずです。

1トロイオンス1400ドルを伺う展開になっています。

金が上がればドルが下がり、金が下がればドルが上がります。

金はドルの天敵であり、決して上昇してはならないはずです。

ポンドもじわりと売られてきています。

1ポンド1.2ドル台まで売られています。

ポンド/ドル

一時は1ポンド1.27ドル台まで売られていました。

円も1ドル100円台に入っており、このままポンドが売られてきますと100円を割ってきそうです。

ブレグジットによってイギリスの資産が投げ売り状態のようです。

だからポンドが下がっている。

イギリス経済の土台が揺らいでいます。

揺らぐ英経済の屋台骨－不動産ファンドの資金流出、投げ売りの不安も　ブルームバーグ

英国の欧州連合（ＥＵ）離脱に伴うコストが実体経済に実際に打撃を与え、英経済を支える柱が揺らぎ始めている。

英国民投票から２週間足らずの間に同国の資産には売りが殺到し、ポンドは31年ぶりの安値まで急落。

３つの資産運用会社が不動産ファンドの解約停止に追い込まれた。

先の金融危機で起きた不動産市場の動揺が再燃する兆しが表れており、ＥＵ離脱が決まったことに伴う二次的ショックをうまく制御できなければ、英経済がリセッション（景気後退）に追い込まれることになりかえないと不安が高まっている。

これら３つの不動産ファンドの運用資産額は、合計で約91億ポンド（約１兆1800億円）に上る。

ロンドンのオフィス価格が、英国のＥＵ離脱から３年以内に最大20％下落する可能性があると業界アナリストは警告している。

ブレグジットはイギリスの保険会社の財務にも打撃を与えているようです。

英ＥＵ離脱、英保険会社の財務に打撃も　相場下落が支払い能力圧迫　ロイター

英国の欧州連合（ＥＵ）離脱（ブレグジット）決定をきっかけにした相場急落が、英保険会社の支払い能力を損ねるとの懸念が強まっている。

格付け大手ムーディーズは先月、ブレグジット決定で金利が低下すれば、リーガル社のソルベンシー・マージン（支払い余力）は昨年１２月末の１６９％から、１５８％に低下するとの見通しを示していた。

ソルベンシー・マージンは１００％あれば、保険引き受け、投資、事業リスクをカバーするのに十分とされるが、一部アナリストは、長期債務を踏まえれば１６０％は必要だと考えている。

格付け大手フィッチは２４日、「持続的な経済低迷が競争激化や資産価値の具体的な下落につながる」なら、保険会社は格下げのリスクがあると警告した。

不動産と保険会社というのは、コアであり、こうして徐々に衰退していくのでしょう。

土地は生命の価値を表現しており、価値の低い生命が存在する土地の価値は下がり、高い生命が存在する土地の価値は上がります。

神理的にはそうですが、今の経済原理は富を中心に決まっておりますから、必ずしもこれが反映されていません。

生命と物質が分かれているわけです。

富を中心とした自然淘汰が作用しており、これが富から神理にシフトしてきますと神理を中心とした自然淘汰が作用し

てきます。

悪ならば滅び、善ならば残るという神理の自然淘汰です。

この理法が今は作用していないのですね。

神理の普及がこれを作用させていく鍵になっているのですが、何にもましてハードランディングは避けてもらいたいものです。