「オバマ大統領は、黒人奴隷の子孫」という丸山議員の発言が問題となっています。
自民・丸山和也議員「奴隷がアメリカの大統領になるなんて…」 オバマ氏について国会発言、批判受けて急きょ「陳謝」 Jcastニュース
この発言は事実誤認を含んでいる。
オバマ大統領の父親はケニア出身の外国人留学生という、いわば「インテリ層」で、ハワイ大学で知り合った白人女性(オバマ大統領の母)と知り合い、結婚した。
「奴隷の末裔」ではない。
確かうろ覚えですが、その父親の黒人の方も早くに死亡し、オバマ大統領は母方の白人社会の中で育っているはずです。
しかしてネットというのは凄いものであり、一瞬で全世界に報道が駆け巡ります。
Japanese lawmaker Kazuya Maruyama apologises after calling President Obama a descendant of slaves
Japanese lawmaker criticized for linking Obama to slaves AP
良かったですね。
全世界に報道されて。
機械受注統計調査報告の今年1-3月期の見通しが出ましたが、「船舶・電力を除く民需は同8.6%増の2兆6,974億円」「非製造業(除く船舶・電力)は同5.5%増の1兆5,275億円」の見通しになっています。
平成27年12月実績および平成28年1~3月見通し:機械受注統計調査報告 内閣府
あ、間違えた。
こっちです。
平成27年12月実績および平成28年1~3月見通し:機械受注統計調査報告 内閣府
また、間違えた。
トヨタは「287万台」、三菱は「37万台」をリコールです。
トヨタの方は死人まで出ているようです。
エアバッグのタカタは債務超過の疑念が取沙汰されているようですし、一体自動車業界はどうなっているのでしょう。
こちらです。
平成27年12月実績および平成28年1~3月見通し:機械受注統計調査報告 内閣府
「8.6%増」だの「5.5%増」と言われても、実際は11月の異常な減少の反動ですから、微妙なところです。
またこれは12月末の調査であり、今年に入っての金融市場の混乱は織り込まれていません。
本日、2016年1月分の貿易統計の速報も出ました。
輸出は1年前より「12.9%減少」し、4か月連続の減少です。
輸入は「18%減少」し、こちらは13ヵ月連続の減少です。
2ヵ月ぶりに「6459億円の赤字」となっています。
輸出と輸入共に1年前よりも、2桁台で減少しているということは、経済全体が明らかに収縮しているということであり、人口減少下では仕方がないかもしれません。
S&Pはマイナス金利政策によって、日本の銀行収益は「8%減少」すると見ていますが、ECB(欧州中央銀行)のマイナス金利政策も同じです。
3月にECBは金融緩和を拡大すると見られていますが、恐らくマイナス幅の拡大しかできません。
モルガンスタンレーは、ECBがマイナス金利を拡大すれば、EU圏の銀行収益は「5%~10%減少」すると推計しています。
ECBマイナス金利拡大なら銀行利益10%押し下げも=モルガンS ロイター
モルガン・スタンレーのアナリストらは17日付のノートの中で、欧州中央銀行(ECB)がマイナス金利をさらに拡大すれば、ユーロ圏内の銀行の利益を5─10%押し下げるとの試算を明らかにした。
欧州の銀行は今年に入ってから時価総額が約25%(2400億ドル超)失われた。
マクロ経済をめぐる懸念拡大に伴い、8年に及ぶコスト削減やバランスシート改善、リスク回避戦略が無に帰す恐れに直面している。
市場ではECBが来月の次回理事会で現行マイナス0.3%の中銀預金金利のマイナス幅をさらに10─20ベーシスポイント(bp)広げるとみられている。
0.1%から0.2%(10-20ベーシスポイント)ほど下げ、現行マイナス0.3%の中銀預金金利を「マイナス0.4%~マイナス0.5%」に下げるだろうと見ています。
これによって来年にはEU圏の銀行は、「5%~10%」収益が低下していく。
マイナス金利政策によって株価が上昇し、円安となれば成功なのでしょうが、実際は今のところ成果は出ていません。
1月29日にマイナス金利政策が発表されたわけですが、その前日の株価と為替を確認しておきましょう。
為替はこれです。
1月28日のドル円は「1ドル118円81銭」です。
株価はこれです。
1月28日の株価は「1万7041円45銭」です。
現時点では1ドル113円ですから発表前よりも「5円」ほど円高です。
株価は「1万6196円80銭」であり、マイナス金利発表前よりも「845円」ほど下がっています。
今のところマイナス金利政策は、株価と為替には効果がなかったという結論になっています。
異常な幅で乱高下する不安定な市場を生んだだけでした。
屁理屈で経済を良くしようとするからならないわけですが、経験しなければ分からないこともあり、それを経験することになる。
というかしているわけですね。
神理の本質は「神の心」であり、経済の本質は「神の体」です。
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