Report No.571
「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」: ヨハネ8-7
これは「罪の下における平等」を説いている教えですが、あくまで結果に比喩した善であり、方便の平等です。
未熟な人間は、肉体を持てば、結果として罪を犯さない人間はいないため、この「結果」から出ている教えです。
自我も差別相であり、物質も差別相ですので、厳密に言えば、自我と物質の感応関係から発生する「罪の下における平等」はないのです。
人間の犯す罪とは、その罪が軽いのか、あるいは重いのかの重軽の差別相があるのみなのです。
万物は神の差別相 : スピノザ
罪の中に神はおられませんので、「罪の下における平等」は、本当はないのです。
あくまで方便の平等です。






















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