Report No.482
罪と言う「親」がいて、人間はその「子供」であるという人間・罪の子の思想は、全ての罪の源を相対的な自我と見ている思想です。
全ての多様な罪は人間の自我に帰一していると見れば、相対的な自我は「罪の親」であり、原罪の思想が出てきます。
神の心と人間の心を切り、人間の表面意識だけを分析すれば、人間は罪の親である自我を有する罪の子となります。
アダムとイブは、神の命令に背き、蛇の誘惑によって禁断の知恵の木の実を食べます。
神から絶対に食べてはならないと禁止されていた知恵の木の実を食べたわけです。
神の心を信ずることができず、蛇の誘惑に堕ちたのです。
この時、アダムとイブは神の心と離れてしまったのです。
神の心と離れたアダムとイブは、相対的な自我を持った罪の子となり、エデンの楽園を追われ、不幸な生活を送ることになります。
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