リーマン・ショック直後、後にその発言は訂正しましたけれども、与謝野馨・元財務金融経済財政相は「蜂が刺した程度」と発言して強がったことがあります。
「ハチ」ではなく、「蚊」の間違いではないのかと思ったことがあります。
「蚊に刺された程度」とは言いますけれども、「蜂に刺された程度」とは言いません。
蜂に刺されますと、ミツバチでも痛みがあるわけであり、蜂の種類によっては死亡することもあります。
リーマン・ショックの蜂が世界に刺した蜂は、どうやらミツバチではなく、スズメバチだったようです。
バルチック海運指数が史上最低値に近づいています。
ついに「519ポイント」をつけました。
今年の2月18日につけた史上最低値「509ポイント」まで、あと「10ポイント」の差しかありません。
近く反発していくのか、あるいはこのままズルズルと急落していき「500ポイント」を割って、「400ポイント台」に突入していくのか、状況としては最低値を割る可能性が高いのではないか。
世界経済の減速が鮮明になってきておりますので貿易量が増えていくとは思えず、可能性としてはこのまま下落していく可能性が高いと思っています。
日本とアジアにとって重要なドバイ産原油は、2日連続して1バレル40ドルを割りましたが、すぐに40ドル台に戻しました。
NYのWTI原油も一時、1バレル40ドルを割りましたが、すぐに戻し今は42ドル台をつけています。
必死にバレル40ドル台を死守しているように見えます。
リーマン・ショック後よりも悪い状況に近づいてきている気がします。
ECBもゼロ金利と金融緩和にCPI「2%」目標、FEDもゼロ金利と金融緩和に同じくCPI「2%」目標、日銀もゼロ金利に金融緩和とCPI「2%」目標であり、共にゼロ金利を解除できず、目標を達成していません。
リーマン・ショックの「スズメバチの毒」が、世界をこの状況に導いたのです。
既に毒が回って7年も経過しています。
もう「リーマン・ショックの毒」が抜けても良いころだとみんな思っているわけですが、抜けるどころか増々世界経済は瀕死の状況に近づいています。
この毒は、もしかすると世界を滅ぼす猛毒であり、スズメバチなどではなく大蛇キングコブラだったのかもしれません。
我々はリーマン・ショックを過小評価していたのではないか。
今度、同じスズメバチに刺されますと、世界各国どこの中央銀行も利下げができず、対応不能となり、世界経済のメルトダウンを招くかもしれません。
通常の不景気ではなく、世界的規模の不景気であり、そしてどこの国も対応できない。
その危機をジム・ロジャーズ氏が予測しています。
今年前半頃の見通しと意見は変わっていないようです。
私は、世界経済はこの先、1~2年後に失速し、過去の不況よりもずっと深刻な状態に陥ると考えていますが、現在の貿易の減少はその兆候のひとつです。
そのうち各国の中央銀行が弱気になり、市場を救おうとするので、安心感から相場が上向くでしょう。
しかし、資金の流れを人為的につくりだしているだけなので必ず失速します。
そうなると株価はさらに大きく下落するので代償が大きくなる。
未曾有の大不況に突入するのです。
確かにバルチック海運指数は急落し、貿易量の減少をあらわしています。
大規模な金融緩和も相場を上昇させるが、人為的に資金の流れを作り出しているだけなので、必ず失速すると言っています。
ジム・ロジャーズ氏は、来年2016年か2017年には過去の不況よりも、ずっと深刻な状態、恐らく世界大恐慌のような世界を予測しています。
「天使のラッパ」だったのでしょうか?
去年の6月、ローマ教皇が世界経済の崩壊を警告した、まさにその時から原油価格が下落を始め、原油のみならず全ての商品価格が下落を始めました。
現在「183.6ポイント」を付けています。
CRB指数の構成品目は19種類であり、農産物や鉱物関連、貴金属やアルミニウム、金や銅、大豆やトウモロコシ、コーヒーやココア、WTI原油や天然ガス等が含まれています。
CRB指数の構成銘柄と構成比率
CRB指数は2001年、9.11アメリカ同時多発テロで打撃を受けていた2001年の10月「183ポイント」のボトム(底)を付けた後、2008年のリーマン・ショックまでに「475ポイント」まで上昇します。
そしてリーマン・ショック後の2009年2月に再び「200.16ポイント」まで下落します。
世界的な金融緩和とゼロ金利政策、各国の財政出動によってCRB指数は「200ポイント」から「368ポイント」に上昇していきます。
急落していくのはローマ教皇が世界経済の崩壊を警告した2014年6月の「312ポイント」から始まります。
ギリシャ危機で一旦「200ポイント」を割った後、下落していきます。
現在のCRB指数は「183.60ポイント」です。
2001年の「9.11同時多発テロ」後につけた10月のボトムである「183ポイント」と全く同じ数値です。
今は9.11後と同じなのですね。
それほど下落している。
9.11に匹敵するような事件は何も起こっていないのにそうなっている。
下落バイアスがかかっているように見えるのですね。
神の目から見ますと「利益」は「下」を意味しておりますので、「下」に向かって下降しているように見えるわけです。
このような状況で何かの危機や事件が生じますと、この低位置から更に下落していきますから当然、大変な事態を招くであろうと思われるわけです。
しかも規模が世界的規模なのです。
欧米日先進国の金太郎あめ政策を見ましても、霊天上界の諸神霊が霊的干渉を加えていることは明らかですが、世界的規模で下降しているということは、世界的規模で神の体、いわゆる「利益と国益」を追っているということです。
神の心が「上」であり、神の体は永遠に「下」ですから、人類と世界はみずから「下」を選択し、「下」に向かっている。
バビロン・ザ・グレートですな。
大いなるバビロンです。
そして「大いなるバビロン」は倒れると預言されていましたな。
まずは中央銀行制度から諸神霊は破壊していくのでしょう。
通貨発行権に巣食ってトグロをまいている者がいるようですし、富とその源である中央銀行の意味を諸神霊は十分理解して干渉しているようです。
世界は富で支配されてきたようであり、通貨発行権をサタンに握られた時点で世界の運命は決まっていたのかもしれません。
富で人の心を支配するようなシステムを未来で継続させるわけにもいきませんからね。
ただ諸神霊がここをやりますと世界経済が完全に崩壊し、善人軍団もすべて巻き込まれます。
かつて釈迦が「宗教とは価値のないものを価値あるもののように思わせること」と言っていましたが、私は「それ、詐欺じゃん」と思っていましたが、実はある宗教を見て言っていた可能性が高い。
また既存の金融システムも1971年のドルと金の交換停止をしたニクソン・ショックの時から不換紙幣となり、単なる価値のない紙っ切れとなっている。
「価値のないものを価値あるもののように思わせている」わけです。
これを「詐欺」と言います。
言われてみれば既存の宗教もすべて詐欺と同じですね。
神の心でもない思想と価値を神の心だと言い、神の法を説く霊格も資格も過去の実績も権能も大宇宙創造の当事者である神御自身から頂いていない教祖が「神の心」だと言って騙していますね。
この星で神の名を語って、神の心だと言って説いていいのは、私と釈迦だけであり、それ以外の教祖はすべて「如来の霊格」を持っていない、すなわち神御自身から神の心だと言って説いて良い「権能」を持たされていない。
なのに神の法と言って騙していますね。
お釈迦さんの方は少し問題が出ておりますけれども、一応私と釈迦は権能を持たされている。
神の法を説いていいと言うか、それ以外の者は説けないし、説けていない。
努力もしていないし、悟ってもいない。
だから騙しているということですね。
「詐欺」とは価値のないものを価値あるもののように思わせることと言われれば、確かに宗教家がそうですね。
諸神霊がこの世の中央銀行を崩壊させるということは、資本主義を崩壊させるということであり、重要な点は崩壊後どうするのかです。
その前に何故、諸神霊は崩壊させるのか、その原因は何かをこの世の人間も知っておく必要があるでしょう。
神の心ではなく、神の体を拝んで目的化しているからですね。
「偶像崇拝」をしていることが原因です。
神の体が意味する「利益と国益」を追い、いちじくの葉っぱを全身にベタベタとはりつける虚飾にふけっているからですね。
富で世界を支配することが神の意図ではなく、神の心で支配する世界を作り直すために一旦破壊するわけですね。
崩壊後は大宇宙、すなわち神御自身が最上位に置かれた政治、経済、教育、文明になるでしょう。
そのために一旦古い世界を崩壊させるわけですね。
あまり好ましいベストな選択とは言えませんが、ベターではあるでしょう。
古い世界を壊さなければ、新しい世界はできませんからね。
また神の体、すなわち「物質」とそれが意味する「利益と国益」、「自我と快楽」を最上位に置くような文明を今後も続けさせるわけにはいかないでしょう。
大宇宙は永遠に神の心が「上」であり、神の体は「下」なのですから、この通りの文明を創造しなければならない。
宇宙即我の文明ですね。
それをわかりやすく教えてあげるなんて、
「俺って、なんていい奴なんだろう」
と自分で思うね。
冗談ですけどね。
「神約民主論」国家を実現した文明が今後千年の世界盟主ということです。
そこから仏陀の「神仏の法治主義」とゼウス神が実現される「三千世界の根源的改造」によって全世界が変わり、庭先にいる「ありんこ一匹」までも救う法が説かれるということです。
公園にいる虫一匹まで救える法を説けない者は、「神の御名をみだりにかたるな」ということです。
私は26才の時にそれを悟った。
今も変わっていない。
神の心を悟ってもいない者が、神の心だと言えばそれが詐欺となる。
詐欺を行う者は、死後厳しい反省が待っている。
それを宗教家は忘れないことだ。
「天使のラッパ」が「ファンファーレ」と共に吹かれたかどうかは、今後を注意深く見ていかなければならないでしょう。
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