Creator's Room

バリ島のアグン山が新年早々、噴火しています。

1月1日の元旦に噴火するとは、待っていたかのような噴火です。

last Nights #Agung eruption, beautiful! @janinekrippner Credit: Yost Witwicky pic.twitter.com/pHJgt630LO

— sjbali (@sjbaliYT) 2018年1月2日

Powerful eruption of Agung volcano in Indonesia sends column of ash 3 km in the air to open 2018 Strange Sounds

記事によりますと2018年1月1日、午後10時10分に噴火したようです。

噴煙は3kmの高さまで上がり、降灰も各地で確認されているようです。

今年は大噴火を起こしそうです。

ユーラシア・グループのイアン・ブレマー氏が、『世界10大リスク』を発表しています。

ソース

北朝鮮リスクは、2位であり、偶発的なアクシデントになっています。

最大のリスクは、存在感が低下しているアメリカの間隙、この間隙を「真空状態」と言っていますが、これを中国が喜び、その間隙をぬって中国が影響力を拡大していくと言っており、その中国の台頭と膨張を世界の最大リスクと主張しています。

すなわち中国をアメリカの最大の敵と見ている。

中国が発展し、その影響力を拡大していくことは世界のリスクと言っておりますが、世界のリスクというより、アメリカにとってのリスクではないか。

あと10年もすれば、どう見ても中国にチャンピオン・ベルトを奪われますからね。

白人優越主義者としては、容認できないのかもしれない。

第二次朝鮮戦争のリスクより、中国の影響力拡大のリスクの方が上位にきています。

イアン・ブレマー氏は、朝鮮戦争はないと見ているようです。

ちなみに去年の2017年の『世界10大リスク』はこれです。

ユーラシア・グループ「2017世界10大リスク」PDF

イアン・ブレマー氏は「G7」でもなく、「G20」でもない。

今後の世界は、誰も世界を主導する国がなくなる「G0（Gゼロ）の世界」を予測した人です。

去年はトランプ政権の「アメリカ・ファースト」を世界の最大リスクとしたわけですが、ある程度当たっているのではないか。

TPPからの離脱、パリ協定からの離脱、エルサレムの首都の容認、北朝鮮とイラン、あるいはシリアへの敵視策等々、従来のアメリカ大統領が誰もやらなかった過激策を実行しています。

それは今年に入っても加速しています。

まずイランでは、大規模な反政府デモが起こっておりますが、イランの最高指導者ハメネイ氏は敵国がデモを扇動していると批難しています。

この敵国をアメリカとは名指しで非難しておりませんが、どう見てもこの敵国というのはアメリカです。

イラン反政府デモ、死者21人に　ハメネイ師「敵国が扇動」　朝日

イランでは各地に機動隊が展開、デモの鎮静化に努めている。

当局者によると、テヘランではこの３日間で４５０人以上が逮捕されたほか、全土で数百人が拘束された。

一部の当局者は、死刑適用の可能性もあると語った。

ハメネイ氏は、敵国が金や武器、政府や情報機関など様々なツールを使って我が国に問題を引き起こそうとしていると批難。

これに対して誰もアメリカと言っていないのに、アメリカのヘイリー国連大使が「ナンセンス」と一蹴し、デモは自発的なものだとこれを否定しています。

しかもこのイラン政府への反政府デモを妨害すれば、アメリカは制裁も辞さずと言っています。

米政権、反政府デモ妨害すれば新たな制裁も－イラン政府に警告　ブルームバーグ

パレスチナに対しても同様の対応です。

イスラエルの首都をエルサレムと容認したトランプ政権に対してパレスチナ側は反発しているわけですが、これに対してトランプ政権は、追加の資金拠出を凍結するか、場合によっては資金援助を停止すると言っています。

トランプ氏、パレスチナ支援の凍結示唆　ツイッターで　朝日

「なぜ巨額の支払いをしなければならないのか」

トランプ氏は

「米国はパレスチナに毎年何億ドルも支払っているが、感謝も尊敬もされていない」

と批判。

「彼ら（パレスチナ）はイスラエルとの和平への交渉すら望んでいない」

と不満をあらわにした。

「なぜ米国が将来の巨額の支払いを彼らにしなければならないのか？」

アメリカは、国連パレスチナ難民救済事業機関（UNRWA）を通してパレスチナ難民の福祉・教育・医療等のために3億7000万ドル拠出しています。

世界の中では最大の拠出国です。

この追加援助を凍結するか、停止すると脅しています。

アメリカのいうことを聞かないと金は出さないぞというわけです。

そう言えば国連の分担金も削減していました。

誰彼構わず咬みついていると言う感じです。

パキスタンにも同様の対応です。

実は1月1日、最初にツイートでトランプ大統領に批難されたのはパキスタンでした。

トランプ氏、初ツイートはパキスタン批判「ウソと欺瞞」　朝日

トランプ米大統領は１日朝、今年最初のツイートでパキスタンをやり玉にあげ、「ウソと欺瞞（ぎまん）しか我々によこさない」と批判し、援助の打ち切りを示唆した。

「米国は過去１５年に愚かにもパキスタンに３３０億ドル（約３兆７千億円）もの援助をしてきた」

パキスタンが米国をだましていると主張。

「我々がアフガニスタンで追跡しているテロリストにパキスタンは安全な隠れ場所を提供している。

もうたくさんだ！」

「テロリストをかくまっている」

アメリカが対外援助している国で最大の援助国はアフガニスタンです。

そのアメリカの敵である反政府勢力タリバンを、パキスタンは我々アメリカの金を使って陰で支援している。

48時間以内に具体的な行動を取ると明言しています。

米、パキスタンに新たな圧力へ＝「４８時間以内に」、支援停止か　時事

ヘイリー米国連大使はこれに先立ち、

「パキスタンがテロ組織をかくまい続けるのであれば、大統領はすべての資金支援停止も辞さないつもりだ」

と述べた。

テロ組織を保護する姿勢を改めなければ、支援資金の停止や同盟国待遇の剥奪も実施すると警告していた。

パキスタン・イラン・パレスチナと今年に入って立て続けに資金援助停止をちらつかせています。

国連に対しては既に分担金を削減しておりますし、北朝鮮は経済制裁を何度も実施済みです。

次の標的は、恐らくサウジを中心としたアラブ諸国ではないか。

富でアメリカの言うことを聞かせようとしておりますが、こういう対応は次に軍事力で言うことを聞かせようとするはずであり、最も標的になりそうな国は、もちろん北朝鮮です。

金正恩氏が、私の机の上には常に核のボタンがあると言っておりましたが、トランプ大統領は「俺の核ボタンの方がでかい」と言っています。

「俺の核ボタンの方がデカい」トランプ大統領、金正恩氏を再び挑発　ハフィントン・ポスト

俺も核のボタンを持っているが、金正恩のものよりはるかにでかく、より強力で、いつでも押せる状態だと。

こんなこと言ってますが、口撃の応酬だけで終わるのでしょうかね。

取っ組み合いのケンカでも、まず口先での応酬から始まり、次ぎに殴りかかるわけです。

今は口先の応酬をしている段階のように見える。

金正恩氏は、トランプ大統領の口撃を相手にせず、チェンジアップを投げています。

南北連絡チャンネル　きょう午後３時過ぎ開通へ　北朝鮮表明　産経

北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の李善権委員長は３日、朝鮮中央放送（ラジオ）を通じ、同日午後３時（日本時間同３時半）に板門店の韓国との連絡チャンネルを開通すると表明した。

金正恩朝鮮労働党委員長の委任を受けた立場として発表した。

南北関係改善に意欲的な姿勢を改めて示した。

北朝鮮は、韓国とアメリカの分断を狙っています。

韓半島での戦争を煽っているかのようなアメリカに対して南北の融和を演出しています。

こういった時には核実験も弾道ミサイルの発射も実施しないのではないか。

中国側も去年の9月、6回目の核実験後に北朝鮮に密書を送っています。

今後、核実験を実施しなければ中国は、経済と軍事支援の拡大を約束するという内容です。

フェイクか　西側の騒ぐ中国と北朝鮮の隠密関係　今度は中国が軍事支援を約束　スプートニク

文書には中国は北朝鮮が自制を示すのであれば、国連案安保理決議の制裁決議を中国は象徴的に実施するにとどめると書かれている。

中国は、北朝鮮に石油類を黄海上で密かに渡していましたからね。

韓半島での戦争は望んでいないでしょう。

後、10年平和であれば、世界最強の国となりますからね。

何事も穏便にといったところでしょうか。

アメリカ東海岸やカナダの凄い寒波を見ておりますと、氷点下30度だの40度だの聞きますと、

「北極か !」

と思います。

確か北極の平均気温はマイナス20度～マイナス30度ぐらいだったはずであり、これ以上温度が低下しますと、

「南極か !」

と思う。

北朝鮮の方からは、しばらくは動かないでしょうね。

そうしているうちに北朝鮮の核装備が充実してくる。

増々、アメリカは北に手を出しにくくなる。

恐らく先に手を出すのはアメリカでしょうね。

3月下旬ごろからきな臭くなってくると思う。