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屋内テント

一旦、大地震に遭遇しますと自宅が倒壊していない場合は、在宅避難になり、自宅が倒壊、ないしは半壊の場合、避難所生活となります。

阪神大震災では「30万7000人」の方が避難所生活を余儀なくされ、新潟県中越地震では「10万人」が避難所生活をしました。

東日本大震災では最大「47万人」の方が避難所生活をしています。

避難所が閉鎖されたのは、阪神大震災の場合、「震災7ヵ月後」であり、新潟県中越地震の場合、「震災2ヵ月後」でした。

東日本大震災の場合、避難所が閉鎖されたのは「震災2年9ヵ月後」です。

これがM7クラスの首都直下地震の場合、避難者は翌日に「300万人」となり、2週間後に「720万人」が想定されています。

まさに桁外れの避難者です。

阪神大震災の「23倍」、新潟県中越地震の「72倍」、東日本大震災の「15倍」の避難者です。

避難所生活はしたものにしか理解できない苛酷な生活のようです。

避難所、過酷な環境 朝日

住み慣れた家を離れ、突然、他人との共同生活が始まる。

不便で不慣れな生活は、心身の健康を害する原因になる。

そもそも学校や公民館などは宿泊に適さない。

災害の発生間もないころは、多くの人が体育館などに集まり、それぞれが自由に過ごせる空間は非常に狭い。

眠るとき手足を伸ばせないこともある。

毛布や布団が足りず、カーテンやカーペットを防寒に使った例もあった。

食料や水などの配給が始まっても、回数が少なかったり、行列で何時間も待たされたりする。

暖房は制限され、トイレの水も足りず不衛生な状態が続くこともある。

被災者間のトラブル、お金や物が盗まれることもある。

体育館は、プライバシーが十分に確保されず、着替えにも不自由する。

布や段ボールで間仕切りをつくる工夫もされてきた。

他人と寝食を共にする生活にストレスを感じる被災者も多い。

他人のせきやいびき、子どもの泣き声で眠れず体調を崩す人もいる。

災害直後は危険から身を守る意識や衣食住に関心が高いが、時間がたつと、人間関係やプライバシーに関する不満を感じる人が増える。

硬くて冷たい床の体育館が自宅だと言われてもむちゃな話だ。

将来の見通しもつかず、隣には家族の葬式を出さないといけない人もいる。

読むだけで苛酷なことが分かります。

実際、震災に遭遇して仮設住宅に入居するまでどうであったのか。

首都直下地震では、これ以上に苛酷な状況が予想されます。

その体験談が下記です。

東日本大震災から今日までをいかに生き延びてきたか

食事がまったく違いました。

高田高校では、最初に乾パンと水砂糖を2個ずつ、高寿園では、試飲用の小さな紙コップに、少しだけのお味噌汁を貰いました。

それが大船渡の避難所だと、おにぎり2つにおかずが3種類くらい盛られたお皿が渡されて。

「ここには食べ物があるんだ!」と驚きました。

避難所によって物資の配給は異なるようです。

兄夫婦の家に同居させてもらっても、色々と葛藤があるようです。

大船渡では、一般家庭に物資が配られなかったので、貯蓄されている食べ物で生活しなくてはいけませんでした。

日に日に食料が底をついてくるのを見て、「私たち6人がいなければ、2人はもっと長く食べていけるんだ」と思い、兄夫婦の家も居心地の悪さを感じるようになりました。

震災から2か月後に仮設住宅に入居できた方ですが、このようなことを述べています。

仮設は物資がもらえるから、ある程度の生活ができると聞いていたのですが、1週間たっても届きませんでした。

だからよそで物資がもらえるという話を聞いたら長女と一緒にもらいに行っていました。

十数日後に、ようやく布団とテレビが届きました。

これで思い出したのですが、震災被害に合われた方は、まず避難先の市町村へ「避難者登録」をした方がいいようです。

全国避難者情報システム 総務省

避難前にお住まいの県や市町村から、見舞金等の各種給付の連絡、国民健康保険証の再発行、税や保険料の減免・猶予・期限延長等の通知など、さまざまなお知らせが届きます。

 ※ 受付開始時期など詳しくは、避難先の市町村へお問い合わせください。

消灯時間も早く、お酒も飲めず、他人に気を使い、プライバシーも十分確保されず、空間も狭いために避難所生活よりも、テント生活や車中泊を選択する方もいます。

しかしてたとえ避難所に入らなくとも自宅がダメな場合、「避難者登録」はしていた方がいいようです。

避難先の自治体に「避難者登録」をしますと仮設住宅への入居もスムーズにいくようです。

例えば兵庫県姫路市では、東北地方から避難してきた方にこのような案内をしています。

避難元の県や市町村から提供が考えられる情報の例 姫路市

税や保険料の減免・猶予・期限延長等の通知

被災者生活再建支援制度、仮設住宅、公営住宅の提供状況などの連絡

見舞金・義援金等の各種給付の連絡

避難元市町村の復旧・復興状況の連絡等

避難所の場合、助け合いが原則ですから食料や飲料水の物資を備蓄しても、あまり意味はないとも言われています。

備蓄した物資は互いに分け合うことになり、すぐになくなるからです。

特に飲料水はすぐになくなるそうです。

上記の仮設住宅に入れた方の座談会では、こう言っています。

大船渡の避難所に友達を探しに行ったとき、体育館に、1家族ずつテントを張っていて。
これはいいなあと思いましたね。

避難所は体育館の一階と二階だったそうですが、一階に避難したため津波で流された方もいます。

関東大震災の時の被服廠跡と同じことがあったわけです。

避難所に到着して安全だと思っていたら火災旋風で焼き殺されたり、体育館の一階に避難して、安全だと思っていたら津波に流されたりといったことが先の震災でもあったようです。

避難所に行っても、そこが安全かどうか確認する必要があります。

実際に避難した方のメモです。

ゆるい気持ちで津波についていろいろ書いてみた。

避難所ではテントの持ち込みはいいようです。

東日本大震災の時は春から夏にかけての時期でしたから屋内テント生活は暑苦しかったと言っています。

アウトドア用品で有名な「mont-bell(モンベル)」もプライベート空間を確保する屋内テントを推奨しています。

テントの活用法 モンベル

季節や被災状況に応じて、屋内にテントを張って生活するというアイデアも持っておくとよいでしょう。

物資の受け取りや情報交換など収容避難所の利点はそのままに、プライベート空間をしっかり確保できます。

居住空間を小さくすることで、寒い時期、少しは暖かくなりますが、床からの冷えは厳しいので、マットや段ボールを敷いて断熱します。

正直、屋内テントというのは知りませんでした。

体育館の避難所でテントを張っています。

ここでもアウトドアと防災はリンクしています。

避難者の方は、大抵「間仕切り」を気にするようです。

ストレスがたまるということでしょうね。

先の震災において岩手県宮古市ですが、この瓦礫の中、屋外でテント生活をしている方がいました。

ソース

見えるでしょうか。

重機の奥の紫色のテントです。

屋外でテント生活をしています。

必ず来ると言われている首都直下地震では、一体どういう風景が広がっているのでしょうか。

まず「神と獣を立て分ける」、あるいは日本人同士の「共食いがある」と予言されておりますので、なかなかすべての人間同士の助け合いとはいかないのかもしれません。

車中泊を想定している方は「車中泊マット」、屋外や避難所での避難を想定している方は「テント」が必須かもしれません。

ただこの動画を見ますと屋外でのテント生活よりかは、車中泊の方がましだと思います。

阪神大震災から5ヵ月後のテント生活者です。

アドレスバーの鍵マークにマウスのポインタを当てて右クリックして下さい。

するとこういう画面が出ます。

Flash」のところを「許可」にして下さい。

動画が見れます。

避難所・梅雨のテント生活の知恵

5か月以上もテント生活をしていたのですね。

人、それぞれかもしれませんが、自宅を失う震災に遭遇した場合、いずれかの生活をある時期までは選択せざるを得ません。

特に東京は人口が多すぎるために想像すらできません。

日本だけではなく、アメリカもヨーロッパも暖冬であり、世界的規模で暖冬となっておりますので、世界的規模の災害が起こらないことを祈るしかありません。

ちなみにここ広島では、またガソリン価格が下がりました。

レギュラーガソリンが「1リットル116円」、ハイオクが「1リットル127円」に下がっています。

ご参考までに。

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