精神現象は、脳の電気的信号に過ぎず、脳の作用から生じているとする思想は誤りです。
精神現象は脳細胞が創っているのではありません。
もし精神現象を脳の作用と捉えるならば、その脳が失われたら如何?
果たして精神現象は生じ得るであろうか。
答えは「否」であり、もし精神現象が脳の作用によって生じているとすれば、その脳が失われた後の世界は「無」と同義です。
存在しません。
あくまで精神現象とは、脳の作用であると断定するならば、心も無になりますので、その心の中心に存在する神の心も「無」になります。
すなわち神の心もなければ、あの世の世界もなく、心で感得する真善美もありません。
それは脳の死によって全て「無」になるのです。
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