国際

メルトダウン

世界の株式市場が溶け出しています。

世界の株価

世界中が真っ赤です。

NYダウは1万7000ドルを割り、日経は1万8000円を割ってしまいました。

日経先物も更に売られています。

円は117円台に急騰し、ドルが売られています。

今日のNYダウの動きは要注目です。

ここから更に円高に向かいますと日銀は新たな金融緩和を打ち出さざるを得なくなります。

本日、中国は今年2回目のサーキットブレーカーを発動しました。

中国・上海株でサーキットブレーカー適用 急落で再び 日経

今年4回の取引のうち2回が取引停止です。

相場の急変時に取引を停止する「サーキットブレーカー」制度が4日に続いて再び適用された。

取引開始から約30分で売買を全面停止し、同日の取引を終える展開となった。

正確には「29分」ですが、人民元のレートを1ドル=6.5314元に切り下げたことが原因です。

元安に誘導することによって輸出セクターのてこ入れをはかったのでしょう。

輸出の不振がうかがわれます。

ただ元安誘導はドル建て債務をもつ借り手に負担となります。

それでも切り下げたということは、予想よりも経済の鈍化が進んでいるためでしょう。

2014年6月をピークに中国の外貨準備高も減少しています。

中国外貨準備は12月末3.33兆ドル、減少幅が月間・年間とも過去最大 ロイター

中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した12月末時点の中国の外貨準備高は3兆3300億ドルで、前月末時点と比べて1079億ドル減少した。減少幅は過去最大。

2015年は、過去最大の5126億6000万ドルの減少となった。

減少の3分の2近くが8月以降に発生した。

世界同時株安となった去年の8月以降、外貨準備は減少しています。

申銀万国証券のエコノミスト、李慧勇氏は「外貨準備の急減は資本流出圧力の高まりを示す」

アメリカが利上げをすれば新興諸国から資本が流出し、通貨安になると言われてきましたが、その兆候が出ています。

外貨準備が3兆9900億ドルでピークとなった2014年6月以降の累積減少額は6628億5000万ドル、割合にして16.6%となった。

中国は元安株安、日本は円高株安で歯車があっていません。

これは市場の歪みですから、いずれどちらかに収れんされてきます。

世界銀行も2016年の世界経済成長率を下方修正しました。

2016年の世界経済成長率見通し、2.9%に下方修正=世銀 ロイター

主要新興国の成長鈍化と米国など先進国の低成長によって世界全体の経済活動が弱まるとの見方を示した。

2016年の世界経済の成長率は2.9%となり、15年の2.4%から加速すると予想。

原油安を経済のプラス要因とし、全体的には去年よりも成長が加速すると見ています。

2016年の成長率予想 世界銀行

ロシア マイナス0.7%

ブラジル マイナス2.5%

中国  プラス6.7%

南アフリカ プラス1.4%

インド プラス7.8%

アメリカ プラス2.7%

ユーロ圏 プラス1.7%

世界全体 プラス2.9%

世銀は楽観的見通しで知られておりますので、この通り信じるわけにもいかないわけですが、ひとつの参考値だとは思います。

世銀とある意味反対の見解がジム・ロジャース氏やジョージ・ソロス氏ですが、ソロス氏も今年の経済危機を警告しています。

ソロス氏、世界の市場は2008年のような危機に直面-用心が必要 ブルームバーグ

リーマン・ショックのような危機に直面すると言っています。

世界の市場は危機に直面しており投資家は大いに用心する必要があると、富豪のジョージ・ソロス氏が警告した。

金利の動向は新興国・地域に難題を与えると指摘した上で、現在の環境は2008年に類似していると付け加えた。

ソロス氏は「中国は調整に関して大きな問題に直面している。

私に言わせれば危機と呼んでいいものだ。

金融市場には深刻な難題が見られ、私は2008年の危機を思い出す」と語った。

金利の上昇は9.7兆ドルもの巨額なドル建て債務を抱える新興諸国に難題を与えると同時に中国は経済危機の問題を抱えている、と言っています。

リーマン・ショック2.0が来るかもしれない。

世銀かソロス氏のどちらかが間違っているわけですが、答えは年末に出ます。

2016年は波乱の幕開けとなっています。

相場の格言の通り「申酉騒ぐ年」になるかもしれません。

銅相場が何故か激しく売られています。

銅先物

現時点で「2ドル01セント7ミル」となっています。

WTI原油も最安値「32ドル10セント」をつけ、1バレル20ドル台が見えてきました。

欧州ブレント原油も本日「32ドル17セント」をつけ、最安値を更新です。

欧州とアメリカの差がなくなってきています。

連日、原油価格は最安値を更新し続けています。

アジアと日本に関係の深いドバイ原油は、ひとまず早くバレル20ドル台に突入です。

ドバイ原油・7日午後、続落 12年ぶり安値 日経

バレル30ドル台をあっさりと割り込み、「1バレル27ドル90セント」を付けています。

12年ぶりの安値です。

これでまたガソリンや灯油の価格が今より下がります。

以前も確かドバイ原油が最も早く最安値をつけていました。

CRB指数も先の安値「171ポイント」を割り込み「167.40ポイント」を付けています。

ついに「170ポイント」を割ってしまいました。

バルチック海運指数も「467ポイント」と最安値を更新しています。

まさにメルトダウンしているのではないか。

日本鉱業協会が悲鳴を上げています。

「夜逃げしたいくらい」との嘆きも、低迷する金属価格に鉱業協会会長 ブルームバーグ

「相場が急落すると私も含めて夜逃げしたいくらいの気持ちになってくる」

会長を務めるJX金属の大井滋社長は低迷が続く銅などの資源価格に関して、この日集まった海外で鉱山開発を手掛ける企業関係者の心情を代弁した。

「一昨年から金属価格は下落傾向が継続しており、足元もなかなか回復の兆しを見せない大変深刻な状況」

銅価格が1トン当たり5000ドル以下では赤字操業に陥る鉱山も多いと説明してきた。

「現在の銅価格が下がっているのはほとんど投機の影響」として、中国経済のこれ以上の悪化がない限り、今年1年を通じて銅価格は回復すると見込む。

「資源価格は安くなっているが、退場せずにぜひ踏ん張っていただきたい」と呼びかけた。

大変そうですね。

神への信仰を無視する者を繁栄させれば、以後の人類は誰も神の心を求めなくなりますから繁栄させるわけにもいかない。

またプレッパーズのように神の体を拝み、その崩壊ばかりを望む者の期待通りに崩壊させるわけにもいかない。

どちらの期待にも組することはできません。

残念ですが、神への信仰に覚醒するまで衰退は続くでしょう。

大宇宙は誰が支配していると思っている?

物質宇宙は神の表現体であり、神の神殿です。

神を信じ、その御心を学び、みずからを悟り、知る道場なのです。

今まで神を無視して金儲けができてきたから、今後もできると思ったら大間違い。

神の意図は宗教・宗派は関係ありませんが、神の心を信じ、その御心に叶う者が残って繁栄し、神を信じてこなかった者を衰退させて、一旦地上から消えることになる。

別に神は殺したいわけでも何でもなく、無神論者をそのまま残せば、未来の人類もまたその者たちのように神を求めず、信じず、悟らず、反省もせず、ただ利益だけを追って神の神殿である世界を腐敗させていくことが見えているからです。

時代の節目においては、そういった時代もあり、それが現代です。

だから世紀末予言が色々とその世界の終わりを予言してきたのです。

資本主義も社会主義もその制度の根底には「利益と物質」があります。

これを放置すれば、未来の人たちも現代人のように利益と国益を拝み、神の体(利益と国益)を拝んで全世界を腐敗させていくのです。

だから一旦は崩壊していくでしょう。

問題は崩壊後の世界であり、現代人のように「利益と国益」を拝む、「偶像崇拝」をさせるわけにもいかないのです。

今、世界を崩壊させれば、また崩壊後の人類は民主主義と資本主義を始めます。

同じことをしようとするのです。

腐敗の原因となった「利益と国益」を中心に置いた文明を霊的未熟から作ろうとするのです。

そしてまた同じく全世界を腐敗させていくでしょう。

ならばその世界の崩壊に意味はありません。

人類各個人の悟りと反省も重要ですが、現代の致命的とも言える制度的欠陥を改めた制度と体制の構築にもメスが入れられなければならない。

利益と国益は相対的なものに過ぎず、これを最上位に置けば、その相対性から無限の対立と矛盾を社会にうむのです。

そして悪が無限化していき、それが腐敗の因となります。

相対的な価値を最上位に置いた文明が現代文明ですが、これを古来から中東の方では「偶像崇拝」として厳しく禁止してきたのです。

利益と国益は物質であり、結果を意味しています。

物質ですから目的にもならず、さりとて否定もできない有限の範囲でしか神は許容しておられないのです。

これを最上位に置いてきたのです。

目的としてきたのです。

これが世界が腐敗した原因なのです。

文明崩壊後にまた同じ間違いを犯すわけにもいかない。

かといってそこら辺の宗教家がしているような盲信者や狂信者をつくるわけにもいきません。

単に神を信ずるのではなく、自覚しなければならない。

かつてヘーゲルは「神を信ずるだけでは不十分であり、神の世界計画の内容と遂行とを認識しなければならず、我々はそれを認識することを命じられている」と言いました。

西田哲学でも「思惟の根底に在って無限に統一しているある者、これを我々は直覚せねばならぬ」と言いました。

ゼウス神も「神を信ずるだけでは生ぬるい。

神の心を悟らねば、われは承服せぬ」と言っておられました。

なるほど子が親を信ずる。

多少なりとも顔かたちが似ているから恐らくあなたは私の親なのであろう。

だから親だと認めましょう。

親だと信じましょう、と言って承服する親がいるか。

信ずるなどでは生ぬるい。

そのように思い上がった者を是とすると思うか。

親の心を正確に知り、悟るまでわれは承服せぬ

そうおっしゃっておられましたね。

その通りであり、この部分が既存宗教は欠如しているから信仰と言えば、狂信者だらけとなる。

あるいは盲信者だらけとなる。

神への信仰を免罪符にしているわけです。

神を信じているというならば、その心を示せ、信じているならば神の心を知っているはずだ。

実践できるはずである。

それを示せ、ということですね。

ただ神のみ旨を行う者のみが神の国に入るのだ。

狂信者が入れる国ではない。

眼前にある大宇宙が神そのものであるという単純な一事実すら知らない宗教家にこれができるはずはありません。

すなわち神の御心を示せない。

だから実践もできず、せいぜい信仰と言えば狂信か盲信になる。

それは神の心を悟らず、その努力もしていないのに神の名を語るからそうなる。

これをメクラがメクラを導けば、二人とも穴に落ちてしまうと言う。

全世界がメクラに導かれて穴に落ち、崩壊していくこととなる。

だから今の宗教界に神の心を説けるものなど存在していない。

またその資格、いわゆる霊格も神御自身から頂いていない者が神の心を語っている。

だからハイスピリットは宗教家は詐欺罪を犯していると言っていました。

神の心を悟っているならばいいませんが、悟っていないのに語っている。

脅すわけでもありませんが、死後、厳しい反省が待っているであろう。

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