Creator's Room

6月16日にエクアドルのガラパゴス諸島の無人島・フェルナンディナ島のラ・クンブレ火山が噴火したばかりですが、一昨日の6月26日にすぐ隣のイザベラ島、シエラ・ネグラ火山が噴火しています。

Asombrosas imágenes de las fisuras y ríos de lava por la #erupción del volcán #SierraNegra en isla #Isabela #Galápagos #Ecuador

Créditos vídeo Two_ordinary_travellershttps://t.co/qOUuMCGIw0 pic.twitter.com/9wnVZy2IQr

— Geól. Sergio Almazán (@chematierra) 2018年6月28日

これもまた終末的風景です。

場所はここです。

クンブレ火山から海を渡ってすぐ南です。

ここももちろんリング・オブ・ファイアです。

昨日6月27日には新燃岳もまた噴火しておりますし、バリ島のアグン山も現地時間午後10時21分に噴火しています。

噴火警戒レベルは「3」であり、本日の28日も噴いているようです。

’26 flights from Jetstar and AirAsia have canceled flights to Bali. Ngurah Rai Airport is still operating normally. VONA is Orange. However, the flight policy is left to the respective airlines. Until 28/6/2018 tonight the activity of Mount #Agung is still ongoing.’ https://t.co/dxzYaxghf5

— Dr Janine Krippner (@janinekrippner) 2018年6月28日

航空用カラーコードは「オレンジ」です。

警戒レベルは「3」の「SIAGA」です。

やはりリング・オブ・ファイアの活性化なのでしょうか。

諏訪大社の粥占いも外れそうですが、6月はあと3日しかありません。

神からの三下り半を意味する「3分5厘」は、今年前半までは要注意と言っていました。

果たしてどうなるでしょうか。

トランプ大統領が、また無茶なことを要求しています。

ソース

世界各国にイラン産原油の輸入を11月4日までにゼロにするよう呼びかけ、応じない国には二次的制裁を科すと言っています。

11月6日の中間選挙対策がバレバレで。

日本は全体の「5.5％」の原油をイランから輸入していますが、例外規定の適用で何とか回避しようとしています。

イランは中国・インド・日本・韓国・トルコといった昔からの顧客に加え、新規顧客として欧州のスペイン・ギリシャ・イタリア・フランス・ルーマニア・オランダ・ポーランド・ロシアにイラン産原油を輸出しており、アジアではインドネシアもイラン産原油を輸入しています。

アジア諸国が「60%」であり、それ以外が「40%」の比率です。

アジアは、ほとんどが中国とインドで占められています。

これらの国々のすべてに11月4日までにイラン産の原油を「ゼロ」にするよう呼びかけています。

イラン産原油の第一位と第二位は中国とインドであり、中国は早速その呼びかけを拒否しています。

中国、米のイラン産原油禁輸要請を拒否　産経

インドもアメリカの対イラン制裁に従わない方針であり、スペインも同様です。

大した影響はないと見られていますが、二次的制裁を匂わせておりますので追随する同盟国も出てくるかもしれません。

アメリカが科した鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗策としてEUも7月中旬からセーフガード（緊急輸入制限）を暫定的に発動します。

EUが6月22日に発動した報復関税によってアメリカを代表するハーレー・ダビッドソンが、アメリカ国外への生産移転を余儀なくされましたが、トランプ大統領は激怒しています。

米大統領、ハーレーに「高い税金課す」と警告　生産の国外移転で　ロイター

「ハーレー・ダビッドソンのバイクは絶対に米国外で製造すべきではない！

社員や顧客はすでに怒り心頭だ。

生産を米国外に移転するのであれば、見ているがよい。

終焉の始まりとなり、ハーレーは降伏し、終わりを迎える！

オーラを失い、かつてない重税を課されることになる！」

「高額の税金を払うことなく、米国で販売することはできなくなることをよく覚えておくべきだ！」

まさしく激怒しています。

EUは報復関税は準備しておらず、アメリカの出方をしばらく見るようですが、WTOへの提訴は準備中です。

トランプ大統領は、もしEUが報復関税をかければ、ヨーロッパから輸入しているすべての自動車に「20%」の関税をかけると息巻いています。

中々、鼻息荒いトランプ大統領。

欧州の態度は大人の態度という気がしますが、ガキ大将のトランプ大統領対大人のヨーロッパに見えます。

しかして変化と破壊を目的に選ばれた大統領ですから、世界をかき回していくでしょうね。

イラン産原油の輸入ゼロをどの国が追随するか様子見でしょう。

それによって覇権国・アメリカの力がどの程度まで残っているのか分かるような気がします。

「Creator’s Report No.51」を更新しました。

「理性の狡知」を詳論しています。

ご確認下さい。