日中韓首脳会談が「3年半ぶり」に開催されました。
水面下では色々とあったようですが、表向きは成功と見ていいのではないでしょうか。
アジアにとってはいいことだと思います。
ただ同床異夢がバレバレの首脳会談だったのではないか。
やはり歴史認識において双方深い溝があることも判明しました。
ここで言う双方とは日本と中韓です。
663年の白村江の戦いでも日本は中韓連合に敗れています。
朝鮮出兵、いわゆる1592年の文禄の役と1597年の慶長の役でも日本は中韓連合に敗れて撤退しています。
いつも侵略を仕掛けているのは日本側からです。
正確には神道ということです。
はた迷惑な隣国と思われているかもしれません。
韓国併合の時は、その前に釈迦が生誕の地として日本を選んでいたために200年前から大量の天使が日本の地に生まれ、今回の救世運動の露払いで日本を発展させてきたために中韓よりも近代化が進み、国力も増加し、念願の朝鮮半島併合が実現しました。
神道からすればしてやったりというところでしょうか。
それはそうです。
それだけの天使が日本には出ていたからです。
2000年間、決して侵略できなかった朝鮮半島を併合し、一部中国の領土まで奪い満州建国までいきました。
その時のことが現代でも様々な問題において尾を引いています。
竹島(韓国名・独島)問題、従軍慰安婦問題、尖閣諸島問題、南京虐殺問題等々、言うなればこのアジアの問題を生んだ根底には釈迦の存在があったと言えるかもしれません。
釈迦がこの国を救世の母体として選択したゆえに多くの天使が生まれてきたからです。
そして事実、先進国に入るほどに発展しました。
すべては今回の救世運動のためだったのですが、そのアジアで残した爪痕は修復しがたいほどの問題と化していると思います。
恐らくは解決不可能な問題でしょう。
アジア、特に中国や韓国を初めから侵略し、力で服従させることを意図していたのでしょうか。
私は「法の編纂」としか聞いていない。
中国を奴隷化するだの韓国を端女にするだの、そのような話は聞いていないし、興味もない。
しかして中国や韓国への挑戦的な挑発的態度等を見れば、初めからそれを意図していたのかもしれないと邪推しています。
大日意識はその邪な欲望をすべて御存じだったのかもしれません。
だから救世運動が失敗した。
結論としては、これで良かったのかもしれないと思っています。
かつて白村江の戦いと朝鮮出兵において日本の侵略を撃退した中韓連合軍が、現代でも復活しているように見えます。
「対日共闘」事前打ち合わせ、安倍氏に不快感 李首相が朴槿恵大統領にFTA発効催促か 産経
中国の李克強首相は31日にソウルを訪れ、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と会談した。
ソウルで1日に開かれた日中韓首脳会談の前日に李首相と朴槿恵大統領が会談しています。
2014年7月には中国の序列1位の習近平国家主席が訪韓し、今年6月には中国の序列3位の張徳江・全国人民代表大会常務委員長も訪韓しています。
李首相は中国の権力では序列2位ですから、序列1位~3位までの重要人物が1年ほどの期間に同じ国・韓国に訪韓したのは異例とも言われています
1日に開かれる日中韓3カ国首脳会談を控え、中韓の首脳が対日共闘について事前に打ち合わせた形だ。
この記事でも中韓連合を指摘しています。
「1対2」の歴史戦 安倍首相は歴史認識発言を「非生産的」と一蹴したが… 産経
“歴史戦”と言う言い方に違和感をもつわけですが、勝てば嘘の歴史でも作れると思って戦っているのでしょうか。
(日中韓首脳)会談の舞台裏では、熾烈な駆け引きが展開されていた。
中国の李克強首相は安倍首相に先立ち31日に韓国入りし、朴槿恵大統領と会談。
日本抜きでの中韓会談は、両国の明確な“意図”を示した形だ。
実際、1日の会談で李氏が「協力は歴史など敏感な問題を善処する上で成り立つ」と発言すると、朴氏はすかさず「3カ国がこれまでの貴重な合意精神を省みることが大変意味があることだ。
(それは)歴史を直視し未来を志向する精神だ」と言及。まさに息のあった連携プレーだ。
やはり歴史問題でかみ合うことはなさそうです。
記事もこう結んでいます。
会談後の共同記者発表では、各首脳から「北東アジアの平和と繁栄」という言葉が何度も繰り返された。
しかし、歴史認識問題という外交カードで中韓が足並みをそろえ、対日共闘を続ける限り、3カ国の首脳会合を何度開こうとも、事態は好転しないだろう。
そういうことでしょうね。
お互い分かっているわけです。
日韓首脳会談でも二つの平行線は交わりませんでした。
共同会見なし、昼食会もなし 慰安婦、産経前ソウル支局長問題…懸案山積、記者質問を回避か 不満表明との見方も 産経
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相は首脳会談後、共同記者会見を行わなかった。
懸案が山積する両国関係の危うさが逆に浮かび上がる形となった。
背景には、慰安婦問題などをめぐって首脳会談の調整が難航した経緯がある。
朴大統領が安倍首相との共同記者会見や昼食会を行わなかったことについて、「初の首脳会談の成果がない中で必要以上に友好ムードを醸し出し、国内世論を刺激するのを避けた」(外交筋)との見方もある。
首相周辺は、共同記者会見を見送ったことに「深い意味はない」と述べるにとどめ、歯切れが悪い。
従軍慰安婦問題がこの関係のちぐはぐさを決定づけています。
日韓首脳会談では、
朴大統領は会談で「慰安婦問題が両国関係改善の最も大きな障害になっている」とし「この問題が、被害者が受け入れ、国民が納得するレベルで早く解決されなければいけない」と強調した
と報道されています。
やはり慰安婦問題が解決されない限り、相互理解や和解はないでしょう。
狸と狐の化かし合いのような会談であり、お互い本音を知っていながら顔でニコニコと笑っていなければならない。
これを俗に茶番というのですが、政治というのは国民と国益を考えて慎重にならざるを得ないのでしょう。
相手国の首脳にホスト国が食事を出さないのは、よほどのことだと思います。
「お前は嫌いだから、一緒に食事をしたくない」と顔にハングル文字で書いてあるわけですから、はっきりと言えばいいと思いますが、そうはいかないのでしょう。
日韓の和解などは到底あるとは思えない。
中国との関係も似たり寄ったりであり、中国の序列第2位の李首相が、日本の序列第1位の安倍首相を呼びつけて会談しています。
会談場所のホテルめぐり激烈攻防 「会談してあげた」 メンツ重視の中国、自身の宿泊先を強要 産経
ソウルで1日に行われた日中首脳会談の前に、会談場所をめぐって双方の間で激しい駆け引きがあった。
安倍首相の宿泊先はソウル中心部にある「ウェスティン朝鮮ホテル」。
李首相はソウル東部の「ソウル新羅(シルラ)ホテル」。
特にメンツを重んじる中国は「相手国の求めに応じて会談してあげた」というスタイルを好み、今回も新羅ホテルでの開催を強く要求。
結局、予定されていた会談時刻が迫る中で日本側が折れた。
華僑向け通信社、中国新聞社は「李首相は自身のホテルで安倍首相と会談した」と冒頭で場所を明示し、「安倍首相が訪ねてきたこと」を強調した。
安倍首相の背後には神道が巣食っているわけですから、要は序列第2位の李首相が、神道を呼びつけて「面談をしてやった」という朝貢スタイルになっています。
まるで今後のアジア情勢を見ているようです。
特に日本は南シナ海問題に関心をもっています。
集団的自衛権も通したことですから、次ぎに日本側が狙っているのはスプラトリー”南沙諸島(なんさしょとう)”の人工島をきっかけとした米中戦争に参戦することでしょう。
ここではかつてベトナムと中国が領有権を争ってスプラトリー諸島海戦が起こっています。
戦争は中国が勝利し、ジョンソン南礁(赤瓜礁)のほか、人工島を建設しているファイアリー・クロス礁(永暑礁)、クアテロン礁(華陽礁)、ヒューズ礁(東門礁)、ガベン礁(南薫礁)、渚碧礁といった岩礁または珊瑚礁を手に入れました。
中国の報道官がアメリカと日本を牽制しています。
【日中韓首脳会談】中国報道官「何を心配しているか分からない」 安倍首相の南シナ海問題言及に
中国外務省の華春瑩報道官は2日の定例記者会見で、安倍晋三首相がソウルで「南シナ海問題に対する国際社会の強い関心」に言及したとされることについて、「関心を持つ理由が一体何なのか分からない」と反発した。
華報道官は「喜ばしいことに、南シナ海に強い関心を示す人たちがいる」と皮肉を口にした上で、「世の中は本来無事だが、凡人が自らこれを乱す」という意味の中国のことわざを用いて、安倍首相や、中国が南シナ海で建設する人工島の12カイリ内に艦船を派遣した米国を暗に批判した。
南シナ海と日本は領土的には何の関係もない。
関心を持つ理由が分からないと言い、平和な世界を凡人である安倍首相とアメリカが乱していると言っています。
関心を持つ理由が分からないというのは嘘であり、この南シナ海を通って大型原油タンカー(VLCC)が石油を日本に運んでくるというのは知っているはずです。
重要なシーレーンであり、この第一列島線の大陸側の南シナ海を通って原油が運ばれてくるわけです。
ここを抑えられるか、封鎖されれば迂回しなければならなくなり、第一列島線と第二列島線の間を航行しなければならなくなる。
ここも封鎖されれば日本はオーストラリアの南側を通って北上し、グアムの西側を通る航路を与儀なくされ、それは現実的には大型原油タンカー(VLCC)を50隻以上も増加させなければならず、実質的に不可能な選択と言われている。
特に中国は対アメリカへの軍事戦略としてAnti-access/Area-denial(接近阻止・領域拒否)の戦略を持っています。
頭文字を取ってA2/AD環境と言われていますが、南シナ海を領域拒否のエリア・ディナイアルに指定し、第二列島線をアンチ・アクセス領域として指定する戦略があります。
アメリカはエアシーバトル(ASB)構想があり、最近このASBはジャム・ジーシー(JAM-GC)に名称変更されましたが、オフショア・コントロールという戦略をもっています。
中国のA2/AD対アメリカのオフショア・コントロールの戦争が想定されているのです。
南シナ海を基点にここを中国はAD環境(領域拒否)にし、同時にアメリカはここを「排他的海域」に指定し、双方が衝突するかもしれないと言われています。
そうなれば世界経済は深刻な事態を招きます。
最悪、中国にも日本にも原油や輸出物が入ってこなくなる事態もあり得ます。
南シナ海周辺の国々も甚大な損害を受けることになります。
日本は当然、アメリカ追従でしょうから協力するはずです。
中国としては第一列島線と第二列島線は抑えておかなければならない要衝です。
中国の輸入原油の90%は海上輸送であり、港はすべて東シナ海と南シナ海で占められているからです。
中国にとっては必ず押さえておかなければならないわけです。
日本にとっても南シナ海は重要な要衝です。
関心を持つなという方が無理でしょう。
特に日本は第二次世界大戦のおりに物資の輸入を抑えられた経験をもっています。
ここで紛争が起これば大変なことになります。
日本では南シナ海問題は、あまり関心がないと思いますが、ほとんど中国が抑えています。
今後、パプアニューギニアまで抑えられれば、日本はある意味経済的には終わります。
どうあがいても失地の回復は不可能ということであり、恐らく中国はそれを狙っている。
このオフショア・コントロールとA2/ADの件は、またの機会に譲りたいと思います。
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