国際

米中経済戦争勃発

スコットランドのパンケーキ・アイスです。

ソース

中々、おもしろい氷です。

こちらはノルウェーのトロムソで撮られたオーロラです。

ソース

美しいオーロラです。

少し不吉な感じはしますけどね。

スペインのベニドルムでは、12月4日の午後、霧が都市を覆っています。

タイムラプス動画です。

まるで映画のようであり、霧に覆われるなんて、あの悲劇の映画『ミスト』を思い出します。

おもしろい映画でしたけどね。

最後は悲惨でした。

あるいは『サイレント・ヒル』ですね。

これもおもしろい映画でしたが、霧がハイライトされていました。

3作目がいつ出るのでしょうかね。

とんと話が聞こえてきません。

本格的に米中経済戦争が勃発したようです。

まさにこんな感じです。

トランプ政権の狙いが露骨にあらわれ始めています。

中国の通信機器メーカー・ファーウェイのCFO(最高財務責任者)であり、副会長の孟晩舟(もうばんしゅう/マン・ワンジョー)氏が、アメリカの意向によってカナダで逮捕されました。

国策逮捕じゃないの?

ファーウェイは、18万人の従業員を抱える大企業であり、スマートフォンやタブレット市場では今年、日本人が好きなアップルを抜いて世界販売第2位の企業となっています。

ちなみに第1位がサムスン(20.9%)であり、第2位がファーウェイ(15.8%)、そして第3位がアップル(12.1%)となっています。

アップルを抜くとは大したものです。

今年、世界シェアが第2位の大企業です。

まるでカルロス・ゴーン氏の逮捕とダブる逮捕劇です。

カルロス・ゴーン氏逮捕の場合は、日産と三菱自動車をフランスから守ろうとする近視眼的な逮捕のように見えますが、孟晩舟氏の逮捕は、今後の10年先、30年先を見据えた逮捕のように見えます。

現在は解除されておりますが、今年の4月にまず第一弾として中興通訊(ちゅうこうつうじん・ZTE)がアメリカから制裁を受け、営業停止寸前まで追い詰められています。

そして今回のファーウェイが第二弾の制裁となります。

アメリカは公然とファーウェイとZTE(ゼット・ティー・イー)の2社を世界市場から締め出そうとしています。

アメリカは同盟国に対して、その政府やその関連企業にこの2社の製品を使用しないように圧力をかけています。

使用した場合には、その企業はアメリカと今後、取り引きができなくなる、と脅しています。

すると間髪入れず、真っ先に日本政府が屈しました。

日本の政府調達からファーウェイとZTEを排除へ=関係筋 ロイター

政府は、中央省庁などが使用する製品・サービスなどから、中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を事実上排除する見通しだ。

ファーウェイはソフトバンクなどの通信ネットワーク構築にも関わっているが、今回の締め出しは民間企業による調達は対象外となる。

日本の3大キャリアと言われるドコモ・ソフトバンク・auは、既にファーウェイの製品を扱っているわけであり、付き合うなとアメリカが言っても無理ではないか?

日本企業はファーウェイと次世代通信規格である5G(ファイブ・ジー)において実証実験もしている。

東京五輪までにしなければならず、今さら付き合うなと言われても不可能でしょうね。

ファーウェイとZTEをめぐっては、米国が政府機関やその取引企業で両社の製品を使うことを禁止しているほか、オーストラリアも両社を第5世代(5G)携帯電話サービスのネットワーク構築から締め出した。

ニュージーランドもファーウェイ製品について同様の措置を講じている。

英通信大手BT(BT.L)は5日、5Gだけでなく、既存の3Gと4Gの基幹ネットワークからもファーウェイ製品を排除すると表明するなど、締め出す動きが拡大している。

トランプ政権による圧力で締め出す動きが加速していますが、何か極端なことをするものだと思います。

何かなりふり構わなくなっています。

仕方ありません。

アメリカにはもう時間がないからです。

10年後には中国に抜かれることは分かっており、この10年で何とか覇権を奪われないように手を打っておかなければならない。

中国は「中国製造2025」で、明確に次世代通信規格「5G」と半導体に重点を置いています。

ソース

5Gは、4Gの100倍の通信速度と多接続性をもっており、自動車の自動運転やロボットの遠隔操作、あるいは遠隔治療等の通信インフラの基幹ですから、ここを中国に主導権を奪われ、アメリカが後塵を拝するようなことになれば、世界のパワーバランスが根本から変わっていきます。

ローレンス・サマーズ元財務長官も、今後の10年でアメリカは、ITやAI(人工知能)、並びにバイオ技術の分野で覇権を失う可能性があると言っています。

アメリカには本当に時間がないのですね。

ファーウェイは、通信基地局数が世界第1位であり、170か国に展開しています。

この膨大な基地局を5Gの基盤にしようとしている。

アメリカ政府は、今年の8月からファーウェイの製品の使用を禁止しています。

同盟国にもそう圧力をかけています。

何を焦っているのか?

世界最強を失うからですね。

我々が加担してきたイエロー・モンキーに世界最強の座を明け渡すわけです。

ちなみに私は人種差別主義者ではないので誤解しないように。

くやしいんでしょうね。

でもそうなるでしょうね。

しかしてアメリカにも優秀な企業群があります。

グーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、アップルの頭文字をとった「GAFMA(ガフマ)」と呼ばれている企業群です。

あるいはこの「GAFMA(ガフマ)」からマイクロソフトを取った「GAFA(ガーファ)」とも呼ばれている企業群です。

ちなみに何でマイクロソフトを仲間はずれにするのか知りませんけどね。

アメリカが注視し、警戒している企業は、ファーウェイやZTEだけではありません。

ハイクビジョン、ダーファ・テクノロジー、ハイテラもアメリカの国家安全保障上のリスクがある企業と捉えておりますので、そのうちこれらの企業にも何等かの制裁を加えていくかもしれない。

これは「中国製造2025」の中核企業だからです。

そのうち出てくるでしょうね。

何せ2030年に中国がアメリカを抜くだけではないのです。

今から大体30年後の2050年、ゴールドマン・サックスの試算によれば、アメリカのGDPは中国の半分に過ぎなくなるのです。

ソース

ソース

2050年、中国の経済規模は、アメリカの「2倍」になるのです。

そりゃ、焦るわ。

2倍になりますと日本がそうでしたが、へこむんですね。

地球という神の神殿で何やってんだか。

日本は2050年までにインド、ブラジル、メキシコ、ロシア、インドネシアに抜かれます。

これもカルマでしょうね。

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コメント

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