Creator's Room

カリフォルニアの森林火災を見ておりますと冬であることを忘れそうですが、冬です。

ギリシャでは雪景色です。

Beautiful snowy conditions in Chionato Kastoria, Northwest #Greece this morning 17th November! Video : Amanatidis Paok Grigoris #severeweather #snowfall #ExtremeWeather pic.twitter.com/hAyEa2NHWD

— WEATHER/ METEO WORLD (@StormchaserUKEU) November 17, 2018

アメリカでもニューヨークではこうなっています。

WOW… Crazy scenes near Newark, #NY USA yesterday evening during the first snow of the season in that area. Report; @alexisbelon #SevereWeather #ExtremeWeather #snowfall pic.twitter.com/OvfRAV4euX

— WEATHER/ METEO WORLD (@StormchaserUKEU) November 16, 2018

何やら騒いでいますが、エルニーニョの影響かどうか分かりませんが、欧米はカリフォルニアと一部の地域を除いて普通の冬景色です。

日本の気象庁は、エルニーニョの発生を公表していたわけですが、必ずしもすべての国が気象庁と同じ見解ではないようです。

アメリカとオーストラリアは、エルニーニョが発生したかどうかは、慎重な見方をしています。

エルニーニョ発生　日米豪の見解分かれる　片山由紀子

でも暖冬ですからエルニーニョじゃないの、と思いますが、まだ明確には判断していないようです。

玉虫色の解釈です。

気象庁は2年ぶりにエルニーニョ現象（以下、エルニーニョと記述）が発生したと発表したが、米豪の気象機関は発生に慎重な見方を示す。

海洋と大気の結びつきが不明瞭だからだ。

今後の見通しをみてみると、日米豪で微妙な温度差があります。

日本は2019年春（5月）まで続く可能性が70％と予想しています。

また、豪は少なくとも2019年3月までは続くだろうと述べています。

一方、米はこの冬にエルニーニョが発生している確率を80％とし、来年春まで続いている可能性は55％から60％とやや低く見積もっています。

エルニーニョが続かない理由として、規模が小さいことを挙げています。

エルニーニョかもしれないが、そうでないかもしれず、変則的なエルニーニョという判断です。

アメリカとオーストラリアは、日本の気象庁ほど明確にエルニーニョが発生したとは認識していないようです。

しかしてエルニーニョ発生ならば、2016年の春から2年ぶりの発生ということになる。

そのオーストラリアが熱波に揺れています。

Queensland on alert as heatwave blasts state from north to south　ガーディアン

オーストラリアのクイーンズランド州サーゴミンダでは、気温が43.4度に達しています。

ここです。

ウィンドラでは43.3度です。

セント・ジョージでは42.3度を記録しています。

今年の日本もそうでしたが、40度越えというのは相当の暑さです。

熱波に覆われますと、発疹、激しい発汗、めまい、吐き気、嘔吐、失神の増加が懸念されます。

今はそうでもないようですが、来年の2月には、気象上の何かが起こるようであり、2月に注意が必要なようです。

北半球と気温が逆なのですね。

カリフォルニアの森林火災で、野外スタジオであるパラマウント・ランチが全焼しましたが、日本人は知らない人が多いようですが、アメリカでは有名なようです。

こういう隠れた観光名所らしいです。

歴史が失われ悲しい…パラマウント・ランチも全焼

100年近くに渡ってハリウッドの様々な映画やテレビドラマの撮影が行われてきた野外スタジオ「パラマウント・ランチ」も全焼したことが明らかになりました。

2700エーカー（1092ヘクタール）もの広さを誇るパラマウント・ランチは、1920年代に西部劇映画の撮影のために作られた野外セットで、1927年にパラマウント・ピクチャーズが貸し出しを始めて以来何度かオーナーが変わりながらも、サンドラ・ブロック主演の「イルマーレ」（06年）、クリント・イーストウッド監督の「アメリカン・スナイパー」（14年）、ウォーレン・ベイティがアカデミー賞監督賞を受賞した「レッズ」（81年）やモンスターアクション映画「ヴァン・ヘルシング」（04年）など多くの映画のロケが行われてきました。

また、イーグルスのアルバム「デスペラード」（73年）のジャケット写真や2016年から放送している大ヒットドラマ「ウエストワールド」のロケ地としても有名で、歴史的なセットを失ったことにハリウッドは大きなショックを受けています。

割と歴史的な場所だったようです。

こうなっています。

ソース

凄まじい破壊の跡です。

有名人の豪邸も多分に被害を受けたようです。

ソース

ここに出ているだけでも、軽く14億円の豪邸が灰燼に帰しています。

400棟の豪邸が灰となったわけですから、相当の額でしょうね。

自然の動きにはなす術もない。

まさに逃げるしかない。

火災旋風の温度は1000度以上と言われていますが、火葬場の温度は800度から1200度です。

人骨が溶ける温度が1675度以上ですから大抵、骨は残っているはずですが、長時間燃やされますとその人骨も灰になるようです。

一つ一つの人骨をDNA鑑定にかけなければ身元は分からないでしょうね。

大変な作業だと思います。

山火事が、そのまま火葬場になっている。

現時点でも死者数は増加を続けており、キャンプ・ファイアの死者は「76名」、ウールジー・ファイアの死者は「3名」の計「79名」の死者となっています。

行方不明者も激増しており、「631名」から「1011名」となり、現在は「1276名」となっています。

California fire: Death toll in and around Paradise grows to 76 with 1,276 still missing as Trump visits　ロサンゼルス・タイムズ

被害の全容を把握するには、あと数週間はかかるようであり、この数字もあくまで暫定的な数字です。

死者「79名」とありますが、ほとんどがパラダイスの町の方です。

2万6200人の人口をもつパラダイスが消滅したわけですから、この数字で済むのかなという疑問はあります。

ハリケーン・マリアの時も、あとから死者3000人と大幅に修正されており、今回もそうなる可能性が高いと思っています。

キャンプ・ファイアも「14万9000エーカー（603平方キロメートル）」焼失し、鎮火率は「55％」となっています。

Camp Fire Incident Information　カルファイア

構造物破壊も「1万2786棟」に及んでいます。

9891棟（住宅）＋367棟（商業施設）＋2528棟（その他）＝1万2786棟

焼失面積でもキャンプ・ファイアは、歴代「第18位」になっています。

Top 20 Largest California Wildfires　カルファイア

ソース

キャンプ・ファイアの完全鎮火予定日は「11月30日」とあります。

あと大体、2週間は燃え続けることになる。

Woolsey Fire Incident Information　カルファイア

ウールジー・ファイアは、「9万6949エーカー（392平方キロメートル）」焼き、鎮火率は「88％」です。

死者は「3名」、構造物破壊は「1130棟」とあります。

1000棟の大台を超えました。

キャンプ・ファイアの被害を加えますと「1万3916棟」となります。

凄い山火事です。

ソース

ウールジー・ファイアの完全鎮火予定日は「11月22日」とあります。

今週の木曜日までですが、今週の週末には断定はできないようですが、雨が降ります。

ウールジー・ファイアは、今週で収束するかもしれません。

亡くなられた方のご冥福をお祈りしています。