まずこの画像をご覧ください。
安保関連法案の意味を世界はよく知っているようで、日本ではまず見かけない画像ですが、世界中で閲覧されています。
Zeolit Slovenija – Distributer Zeolita v Sloveniji
The Nuclear Industry’s Meltdown
福島の放射能と安保関連法案をかけた画像です。
侵略戦争時の旭日旗をパロった画像ですね。
中国との戦争を起こす気で安保法案を強行採決したと世界は見ているようです。
この点は日本の国民の認識と同一だと思います。
日の丸を使わないところがにくいですね。
侵略を強調するような旭日旗を使っている。
既に世界の世論がそう見ているならば、安保法案を通して実質的な憲法改正をしても、果たして戦争が表だってできるのでしょうか?
非常に難しいと思います。
ナチスの独裁政権を確立した「全権委任法案(授権法)」を思い出します。
ワイマール憲法下において「全権委任法案」を通し、憲法を改正し、独裁政権と化した、かつてのナチスを想起します。
憲法を停止したようなものですから一種の「クーデター」ではないのか?
しかしてヒトラーは授権法を通した後も100%近い支持率を維持していたと思いますが、安倍総理はそうでもないようです。
安倍政権の支持率が急落しています。
毎日新聞世論調査:内閣支持、急落35% 不支持51% 安保強行採決「問題」68%
安倍晋三内閣の支持率が急落 2012年以来初めて支持と不支持が逆転
共同通信社の世論調査では内閣支持率が「37.7%」で前回の6月から「9.7%」も急落しました。
不支持率は「51.6%」で前回よりも「8.6%」増加しました。
安保法案の今国会での成立に賛成が「24.6%」、反対が「68.2%」でした。
民意の答えは出ていますね。
毎日新聞の世論調査では、内閣支持率は「35%」であり、前回の調査から「7%」落ちて最低を記録しました。
不支持率は「51%」で過半数を超え、前回調査より「8%」増加しました。
安保法案の今国会での成立に賛成が「25%」、反対が「63%」を占めました。
安保法案そのものへの賛成は「27%」、反対が「62%」にも及んでいます。
どうもアドルフ・ヒトラーの時とは事情が異なっているようです。
下山をしているような右肩下がりです。
このような状況において参議院で採決できるのでしょうか?
また強行採決をすれば暴動が起こるかもしれません。
10%も急落するというのは、ちょっと記憶にないのですが、これほどの急落は珍しい。
デモで変わらなければストライキということになるのでしょうが、そこまで行くかどうか予断を許しません。
海外でも戦争法案のニュースは流れています。
専守防衛を変えた法律とは、まるで危険な国でも見ているかのような報道の仕方です。
まさにこれですね。
まぁ、実際考えているのでしょうがね。
中国を敵視し、その発展は周辺国に「悪影響」を及ぼし、「有害」であるとまでアメリカと一緒に主張しているわけですから、集団的自衛権を行使できる法整備をしなければ戦争ができない。
だから安保法案を通そうとしているわけです。
明らかにこの法案の目的と意図は戦争です。
去年の2014年7月14日に「笹川平和財団」は下記の論文を公表しました。
全23ページの論文ですが、ここには日米の野心が露骨にあらわれています。
ネトウヨではないのかと思うような論文です。
「本稿は『中国がGDPで米国を追い抜く日は来ない』と主張する。」
この一文が何度も何度もこの論文には出てきます。
「中国の高成長が続き、早晩GDPで米国を抜く」との予想は、根拠がないだけではなく、地域の平和と発展のために有害である。
中国がGDPにおいてアメリカを超えるほどに成長し、繁栄していくことは地域の平和と発展にとって有害であると主張しています。
中国の発展は有害である、と。
「中国がGDPで米国を抜く」という中国人の「夢」は「幻想」だったが、日本人が感じる「際限なく強大化する中国」という「悪夢」もまた「幻想」であった。
日中双方は裏と表から、同じ錯覚をしているようなものである。
世界最大の大国、米国のGDPを追い抜き、やがては他の国力でも米国との差を縮めて、米国と対等に渡り合える中国になることは中国人の夢であるが、残念ながら夢が実現する日は来ないと言わざるを得ない。
やたら「アメリカを中国が抜く」という点にこだわっておられるようですが、ここから去年のAIIBに対するアメリカの妨害工作の深層が見えてきそうです。
「GDPで米国を抜く」幻想から早く醒めよと述べながら、以下のように主張します。
「早ければ2017年にも、中国がGDPで米国を抜く日が来る」といった楽観的な見通しが中国内外で語られてきたが、本稿の分析によれば、それは「荒唐無稽」の類である。
中国経済は過去30年間に飛躍的な経済成長を遂げた。
その高成長は今後少なくとも10年間は続き、2030年までには米国をGDPで追い越すといった見方が世界の大勢を占めてきた。
中国の高成長はもはや続かず、米国をGDPで抜く日も来ないであろう。
中国がGDPでアメリカを抜くのは「荒唐無稽」であり、中国がアメリカを抜く日は来ないであろうとまで言い切っています。
「・・なんかアメリカ、中国を恐れてね?」
「・・なんかびびってね?」
「・・なんかアメリカ、気がちっちゃくね?」
気が小さいと恐怖を過大に感じ、外界に対して攻撃的になりやすいものです。
大国なのですから、海外の国の迷惑も考えて頂き、宇宙のようにおっきい人間になれや。
私には抜かれることを恐れているように見えます。
ちなみに2017年にGDP(PPP)で中国がアメリカを抜くという見通しを「楽観的」としていますが、実際にはこの論文の出た2014年に中国はGDP(PPP・購買力平価)でアメリカを既に抜いています。
中国 「18兆309億3160万5307ドル」
アメリカ 「17兆4190億ドル」
日本やアメリカは為替のGDPもPPPも大して変りませんが、中国は大きな開きがあります。
これはそれだけの潜在成長力があるということであり、この差が日米のようになくなるまで中国は成長していきます。
為替レートのGDPと購買力平価のGDPがかけ離れている限り、まだその差を埋めていく方向まで成長していくということです。
この論文は中国を過小評価し過ぎです。
単なる感情論に根差した希望的観測、あるいはそうあって欲しいと願う期待バイアスのかかった願望に過ぎません。
感情に左右されて相手を過小評価しますと正確な判断はできない。
すなわち中道に入れない。
嫌いな相手を過小評価しているから2030年などと言う数字を願い、実際は2020年前後にも中国はアメリカを超えるでしょうから、何とか中国の驚異的発展を止めたいと思う。
そしてそのために戦争を考える。
この論文が正しいならば、安保法案を通す必要はなく、戦争をするための集団的自衛権を行使する法整備もする必要はない。
放っておけばいいだけの話です。
放っておいても中国はアメリカを抜けないわけですから、放っておけばいいのです。
ところが行動は逆であり、矛盾した論文です。
自我を標準にすれが必ず矛盾が現象化します。
自我と物質は神理上「矛盾」を意味しているからです。
論文の主張は正しくなく、このまま中国が発展を続けていくと内心思っているから、その「悪夢のXデー」を止めるために戦争を画策し、その戦争のために集団的自衛権行使の法整備をしているわけです。
2030年と2020年で差引10年も実体からかけ離れた判断をしている者が、すなわち既に正確な判断能力を喪失している国が正義で世界を導くことはできない。
中国に抜かれる恐怖に支配されている。
残念ですが、中国はこれからも発展していきます。
あの国は東洋の悪を抑え、東洋人を繁栄と幸福に導く使命があるのです。
従って中国の発展は中国のみではなく、周辺国一帯に繁栄と幸福をもたらします。
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と言われていた時の日本を見て下さい。
札束が飛び交い、同じアジア人をその富で見下し、格下とバカにし、札束をもっている者が偉いのだと自惚れ、アジア各国の人たちの頬を札束で叩いておりました。
札束で叩かれた頬の痛みをアジア人は忘れていない。
日本だけが繁栄し、それ以外のアジアの国は繁栄しませんでした。
その反省に鑑み、中国を繁栄に導いている神霊の意図は、中国を中心としてその周辺国一帯までも繁栄させようとしているのです。
自分の国だけが繁栄すればいいのではない。
東洋の盟主たるものは、周辺国までも含めた国々を繁栄と幸福に導かねばならず、それでこそ盟主です。
背後の神霊はそれを意図しています。
この世の人間の方は大抵は分かっていないのですが、そうなります。
論文は最後の方でこう言います。
海外の側でも、誇張された「中国の高成長持続」の見通しが過剰なreactionを誘発する問題が起きている。
両者とも誤った中国成長予測に基づいた「幻想」に支配されて、東アジア地域の国際関係を緊張させているが、無用な緊張は避けるべきである。
領土問題をことさら強調していますが、人間のやることですから多少はあるでしょう。
ただ明らかに中国の発展は幻想であり、地域の国際関係を緊張させていると、どこまでも過小評価し、中国の発展は悪であるかのように語っています。
そんなに中国に抜かれたくないのでしょうか。
緊張しているのは、中国の周辺国ではなく、アメリカの方ではないでしょうか。
「幻想」も「悪夢」も「夢」も「錯覚」も「荒唐無稽」もすべてこの論文のことではないでしょうか。
それはすべて「中国がGDPでアメリカを抜く日」、その「Xデー」を恐れている地点から来ている幻覚ではないでしょうか。
あまりに「中国がGDPでアメリカを抜く」という問題に拘るので、そのいい訳をしています。
本稿がこの問題に拘るのは、「中国がGDPで米国を追い抜く」予想が、中国及び周辺国の双方に対して、地政学的な悪影響を及ぼしているためである。
単なる暴論ですね。
日米同盟の方が、はるかにアジア各国の人たちを力で何十年にも渡って抑圧し、悪影響を与えてきました。
ユーラシアの内陸では新幹線ひとつ通らず、経済発展を阻害されてきたのです。
そういったことをユーラシアでAIIBはやろうとしている。
北朝鮮とアメリカが戦争するとなれば、どうして韓国人は日本人と戦うと言うのか。
知っているのですね。
日米同盟によってアジアの国は抑圧されてきた歴史があるためにアメリカと戦うとは言わず、何の関係もないと思われる日本と戦うと彼らは言う。
神を売ったのならば、さっさと他国に迷惑をかけず衰退していくことです。
先がつかえているのです。
神を売ったあなた方だけが人類ではないのです。
姦淫のぶどう酒とは、よく言ったもので利益と国益は快楽のぶどう酒ですから酔っぱらっているわけです。
酔いますと幻想や幻覚を見るのです。
妄想を見るかもしれません。
幻覚を見るかもしれません。
悪夢を見るかもしれません。
それをあの世的には「地獄」と言う。
「地獄」とは常に妄想を見ている世界、常に幻想を見ている世界、常に悪夢を見ている世界、常に錯覚をしている世界、常に酔っぱらっている世界です。
これを地獄というのです。
神理を見ない者は地獄を見ているということです。
天国とは神の心を見ている世界、地獄とは神の心を見ていない世界、ただそれだけです。
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