Creator's Room

随分と人懐っこいライオンです。

クリミアのサファリ・パークです。

Man’s new best friend? This extremely friendly lion just wanted some affection from tourists at a Crimean safari park—and climbed right into their car to get it: https://t.co/udvFcrOd5J pic.twitter.com/SUqAIEQS8N

— ABC News (@ABC) 2018年9月5日

噛まないんですかね。

お腹が空いていたら噛まれそうですが。

百獣の王が人間とじゃれあっています。

見たことのない光景ですので、一応貼っておきます。

ハリケーン・フローレンスが、来週の木曜日の13日、ノース・カロライナとサウス・カロライナに直撃しそうです。

一時はカテゴリー4にまで勢力を拡大しておりましたが、今後現時点の気候モデルの予測では直撃しそうです。

ハリケーン「フローレンス」、2番目に強いカテゴリーに＝ＮＨＣ　ロイター

大西洋上のハリケーン「フローレンス」は５日、勢力が５段階中２番目に強い「カテゴリー４」に強まり、バミューダ諸島に向かっている。

米国立ハリケーン・センター（ＮＨＣ）によると、来週の早い段階まで強い勢力を維持する見通し。

恐ろしいコースです。

Hurricane Florence drops to a Category 2 storm with winds of 105 mph as it moved toward Bermuda and potentially the East Coast. https://t.co/6LjpcCPU9A pic.twitter.com/YT1mNc6yvv

— ABC News (@ABC) 2018年9月6日

一昨日までの気候モデルでは、アメリカの首都ワシントンD.Cを直撃していましたが、今はノース・サウス両カロライナの直撃コースです。

ソース

左下の再生ボタンをクリックして下さい。

ウィンディー

GFSモデルでは東海岸をかすめるだけですが、最もよく当たると言われるECMWFモデルでは本土を直撃します。

あくまで現時点の気候モデルの予測に過ぎませんが、直撃すれば、大変な洪水被害が起こりそうです。

気候モデルでは13日に直撃し、翌日の14日には、今度はフローレンスの南にあるハリケーンかトロピカル・ストームか分かりませんが、ハリケーン・ヘレン（Helene）、あるいはヘレネかもしれませんが、これがリーワード諸島を直撃します。

ウィンディー

リーワード諸島を直撃しない場合、南のウィンドワード諸島の可能性が高い。

場合によってはハリケーン・アイザック（Isaac）となるかもしれない。

Tropical Cyclone Names　NHC

ハリケーン・ヘレンは、リーワード諸島を直撃した後はドミニカの南で渦巻いています。

リーワード諸島にはアンティグア島とバーブーダ島があり、このバーブーダ島は、去年のハリケーン・イルマの直撃を受けて無人となり、300年続いた文明が一時消滅した地域です。

ハリケーン直撃のバーブーダ島、無人に　３００年で初　CNN

この３００年で初めて同国バーブーダ島から住民が全員避難し、１人もいなくなったことを明らかにした。

バーブーダ島はイルマにより生活手段が破壊され、居住不可能な状態になっていた。

「あの島で約３００年にわたり存在してきた文明は今や消滅した」

バーブーダ島の住民は、アンティグア島に避難していたわけですが、今月の9月2日、40人の避難者が強制退去させられています。

ハリケーン「イルマ」直撃から1年、避難者を強制退去 アンティグア島　AFP

1800人の島民のうち40人が、帰島しても住む家がないとして避難していたわけですが、当局は強制的に帰島させたようです。

避難者のうち半数は子どもで、最年少は生後1か月の乳児だった。

アンティグア島に避難してきた約1800人のうち、いまも避難所に残る住民たちは、バーブーダ島に戻っても住む家がないと話す。

母子家庭や子どもを抱えた母親も多く、子どもたちに路上生活をさせるわけにはいかないと懸念している。

自然は過酷です。

ここにまたトロピカル・ストームかハリケーン・ヘレンが、ほぼ確実に直撃します。

GFSモデルでもECMWFモデルでも、どちらのモデルでも現時点では直撃は避けられそうにありません。

ハリケーンの直撃を受けさせるために帰島させたみたいに見えます。

またハリケーン・レーンの直撃を受け、洪水被害を出したハワイですが、またハリケーンの直撃を受けそうです。

ハリケーン・ノーマンはハワイを避けてくれましたが、次のハリケーン・オリビアはそうもいかないようです。

ソース

12日～13日ごろにハワイのホノルルを直撃です。

ウィンディー

ハリケーンはハワイを避けるというジンクスが、昔からあったようであり、観測以来レーンを除くと今までハワイはハリケーンの直撃を２回しか受けていません。

それがハリケーン・レーンで3回目の直撃となり、そしてまたオリビアで4回目の直撃を受けそうです。

1年に２回もハリケーンの直撃を受けることになる。

火の女神・ペレの加護がなくなったのでしょうか。

少なくとも異例の事態であることに変わりありません。

異例とは、ニュー・ノーマル（新しい常態）であり、今までと異なっている現象という意味ですが、気候変動でしょうね。

気候が今までと少し違ってきている。

アジアでも台湾が「スーパー台風」に島ごと飲み込まれそうです。

台風22号です。

来週の土曜日15日から16日にかけて台湾は、現時点の気候モデルの予測では島ごと台風22号に飲み込まれます。

ウィンディー

しかもその前に台風になり損ねた熱帯低気圧が雨を降らせており、その地盤の緩んだところにこの「スーパー台風」が襲います。

踏んだり蹴ったりです。

既に大変な洪水被害を受けている台湾です。

ここを更に洪水被害が襲うわけですね。

長丁場の大雨に警戒。来週は新たな台風（２２号）の動向に要注意。　杉江勇次

来週の火曜日～水曜日頃にグアム島付近を通過する頃には、最大風速７０メートル（１分平均）、最大瞬間風速８５メートルのスーパー台風に発達する予想です。

台風が直撃する見込みのグアムやサイパンでは猛烈な荒天となるでしょう。

風速70メートル（1分平均）です。

まさに「スーパー台風」です。

気象庁の定義では、「スーパー台風」という定義はありません。

この「スーパー台風」というのは、日本ではなく、アメリカで使用されている用語です。

アメリカの定義では「スーパー台風」とは、風速130ノット以上（67ｍ/秒）の台風を指します。

気象庁の定義はこれです。

ソース

熱帯の海上で発生する低気圧を「熱帯低気圧」と呼びますが、このうち北西太平洋（赤道より北で東経180度より西の領域）または南シナ海に存在し、なおかつ低気圧域内の最大風速（10分間平均）がおよそ17m/s（34ノット、風力８）以上のものを「台風」と呼びます。

台風（17ｍ/s～33ｍ/s未満） → 強い台風（33ｍ/s～44m/s未満） → 非常に強い台風（44m/s～54m/s未満） → 猛烈な台風（54m/s以上）

この4つに区分されており、「スーパー台風」というのは日本にはないわけです。

しかもアメリカのように１分間平均ではなく、日本では10分間平均を用いています。

10分間平均は、1分間平均の88%と言われておりますから、アメリカで言う130ノット（67m/s）に0.88を掛けなければ、気象庁の報道と合わなくなります。

アメリカ流の130ノットは、日本流に直せば、

67m/s×0.88＝58.96m/s（約59m/s)

となります。

スーパー台風（59m/s以上・10分間平均）は、気象庁が公表している最大の風速である「猛烈な台風（54m/s以上）」より大きいわけです。

台湾と中国沿岸も入るでしょうが、今回の台風22号は1分間平均で70m/sです。

70m/s×0.88＝61.6m/s（62m/s）

ですから、まさに「スーパー台風」です。

スーパー台風で有名なのは2013年、フィリピンを襲った台風30号です。

これですね。

自然には抗えない。

スーパー台風の被害はフィリピンではこうでした。

ソース

死者「6201人」、行方不明者「1785人」であり、中心気圧は895ヘクトパスカル、最大瞬間風速は90m/s（米軍観測105m/s）でした。

これがスーパー台風の被害です。

これほどではありませんが、風速62m/sというのは、日本では「猛烈な台風」に該当し、かなり大きい台風なわけです。

これが台湾全土を飲み込みます。

61.6m/sとは、138mphであり、アメリカのハリケーンで言えばカテゴリー4です。

1分間平均の70m/sで言えば、157mphであり、最大カテゴリー5です。

mphとm/sの換算

どちらにしろ、かなり巨大な台風です。

来週の土日、台湾は大変なことになりそうです。