Creator's Room

一体、福島第一原発では一号機から三号機まで何トンの燃料が溶融（メルト・ダウン）したのでしょうか?

福島第一・第二原子力発電所の燃料貯蔵量

このサイトを見ますと、

一号機　400体

二号機　548体

三号機　548体

計「1496体」の燃料が溶融したと記載されています。

では重量はいくらなのでしょうか?

核燃料集合体

　１号機：400体 4.35m 二酸化U 69ｔ

　２号機：548体 4.47m 二酸化U 94ｔ

　３号機：548体 4.47m 二酸化U 94ｔ

69ｔ＋94ｔ＋94ｔ＝「257トン」ですが、正確には「262トン」と言われています。

大体260トンです。

奈良の大仏は250トンです。

これですね。

あっ、間違えた。

これです。

これです。

これですね。

この奈良の大仏と大体同じ重量の燃料が溶融したことになります。

鎌倉の大仏は121トンです。

これですね。

これです。

凛々しいですね。

これですね。

この鎌倉の大仏、2体分以上の燃料が溶融したことになります。

取り出せるわけがない。

人間どころかロボットすら近づけない奈良の大仏、あるいは鎌倉の大仏2体分をどうやって回収するというのか。

結局は最低50年以上は燃え続けることになり、放射能を放出し続ける事態を手をこまねいて見ていることしかできない。

西日本も東日本の毒が回ってくるまでの運命でしょう。

廃炉も海外では200年から数千年単位の事業になるとささやかれています。

絶望的な事故ですね。

たまり続ける汚染水の問題もあります。

福島は見つめれば見つめるほど恐ろしくなります。

こういった時には、ジョークを探して笑うしかありません。

笑う門には福来るといいます。

笑える電光掲示板を見つけました。

埼玉県・小前田駅の電光掲示板です。

おっと余計、恐ろしくなりました。

何げに恐ろしいものではなく、例えばこういったものです。

中々、長い電車がくるようです。

これは笑えますね。

これも笑えます。

「列車に遅れが生じ、お客様には大変ご迷惑しております」だってさ。俺らが責められてるんだけど。

入力を間違えたのでしょうね。

横須賀線がとんでもない理由で止まる

これも入力間違いでしょうが、「安全」と「安産」を間違えている。

笑えるうちはまだいいのでしょうが、福島は時間と共に深刻さを増してくる事故だろうと思います。

ある意味「悪の問題」を象徴しています。

原発事故は人の手でコントロールできず、それを解決する技術も持ち合わせていない。

世の悪は福島と同様であり、生命で悪をコントロールできなくなった時、そこに地獄界ができる。

本来、地獄界は存在していないものですが、悟りの進化とコントロールの調和ができなくなった時、人は本来存在しない地獄をつくる。

悟り（進化）と反省（調和）ができなくなった時、人は地獄なる世界を作り、おのれで作ったその世界によって滅ぼされる。

人の手でコントロールできない核技術を作ったのも人間ならば、そのコントロールできない事故によって滅ぶのもそれを作った人間です。

悪は克服できず、コントロールできなくなった時、人間を滅ぼす。

人の滅びは、すべて生命の未熟です。

悪を克服できる生命、悪をコントロールできる生命に地獄はありません。

できないのです。

悪を克服できず、悪をコントロールできない。

何故できないのか?

そう、それを霊的未熟と言う。

これによって人類の半数が地獄界に赴くことになる。

敵は悪魔にあらず、サタンにあらず、地獄霊にあらず、彼らもまた未熟にて迷いたる者です。

敵は徹頭徹尾、自己の霊的未熟にある。

己心の魔にある。

悪を克服できず、コントロールできない人類の姿は、福島の問題を克服できず、コントロールできない人間の姿と重なります。

霊的に未熟なうちは地獄界を克服できず、コントロールもできず、できないがゆえにできない者が半数も地獄界の門をくぐることになる。

それは広き門かもしれません。

神理の道は険しく遠く、そして限りなく深い。

この道を避け、安易な道を選択し、広き門をくぐりたる者は多く、狭き門から入る者は少ない。

では広き門にしろ、狭き門にしろ、誰が選択しているのか?

本人です。

これを自己責任と言う。

これを突き詰めることができればアラハンと言っていい。

そしてその段階に到達し得た時、そのアラハンの限界にぶつかった時、菩薩の門が小さく開かれる。

自己責任を極めればアラハン、神の御心を心の基準にできれば菩薩であるが、それぞれには限界がある。

その限界にぶつかって到達した時、次なる世界の門が静かに小さく開かれる。

神の門をくぐりたる者、これ如来。

ここに至って始めて限界のない世界が開かれる。

如来界とは、ヘーゲルの言う、いわゆる「無限」である。

限界がないと書いて「無限」と言う。

神の法を説ける者共がいる世界であり、この世界がひとつの終点であろう。