気候変動

地殻変動?

今日は「憑依の原理 3」をアップしようと思っていたのですが、今週、噴火と地震が立て続けに起こったため急遽、この題に変更しました。

まず今週、中南米チリのカルブコ(Calbuco)火山が、4月22日と23日に7時間の間隔で2回にわたって、およそ50年ぶりの噴火をしました。

チリのカルブコ火山、54年ぶりに大規模噴火

場所はここですね。

22秒ほどの動画です。

まさに世紀末的風景であり、噴煙は1万5000メートル(15km)にも上り、航空便の欠航が相次ぎました。

成層圏(10km~50km)に達している大噴火であり、今後、気候に影響が出てくるかもしれません。

チリ政府は、

さらに大規模な噴火が起きる可能性もあるとして、周辺住民に警戒を呼びかけている。

とあります。

4月23日の同日、今度はコスタリカのトゥリアルバ(Turrialba)火山が噴火し、首都サンホセ(San Jose)から80km離れた空港が火山灰の影響で閉鎖されました。

場所はここです。

トゥリアルバ火山は昨年の10月、マグマを噴出する大規模な噴火をした後、活動が活発化していました。

16秒ほどの動画です。

実は先月も噴火していて2日間、空港が閉鎖されていたようです。

昨日、4月24日というのは、中南米と日本で大きな動きが色々とありました。

まず22日と23日、チリとコスタリカで噴火があり、翌日の24日、北海道・知床で海岸線が10m~15m隆起しました。

北海道知床・羅臼(らうす)の海岸線、15メートル隆起? 崖で土砂崩れも

北海道・羅臼町(らうすちょう)というのはここです。

23日に同じ場所を見た際には異変はなかったが、近所の女性が24日早朝に訪れた際には約30センチの高さで土砂が盛り上がっていたという

この話が事実ならば、たった1日で隆起したことになり、ちょっとした地殻変動と言えます。

中南米の噴火と連動したわけでもないのでしょうが、見かけ上は連動したように見えます。

西之島の地殻変動を見ましても、最近は中南米と日本にこの動きが多いようです。

昨日24日は、珍しいのかどうかは分かりませんけれども、羅臼町と真逆の九州・桜島と阿蘇山がほぼ同時に噴火しています。

桜島と阿蘇山で噴火 阿蘇中岳は噴煙1500メートルに 西日本新聞

24日午前9時16分、桜島(鹿児島県)の昭和火口で爆発的噴火があり、1月23日以来、噴煙が火口から4千メートルに達した

桜島の爆発的噴火は今年に入って414回目

3月には178回観測され、統計を取り始めた1955年以降、1カ月当たり最多だった

阿蘇山(熊本県)でも24日午前9時55分、中岳第1火口で噴火があり、噴煙が火口から1500メートルまで上がった

桜島は4000メートル、阿蘇山は1500メートルの噴煙です。

阿蘇山はカルブコ火山の10分の1の高さの噴煙ですが、桜島と阿蘇山が、わずか39分の時間差で噴火しているのは連動しているようにも見えます。

特に桜島は近い内に大噴火することは、ほぼ間違いなく1914年の大正大噴火に匹敵する大噴火が懸念されています。

大正の大噴火では地下のマグマが放出した結果、地盤がおよそ1メートルほど沈下したのですが、それから年1センチほど隆起を繰り返し、今ではほぼ元の大正時代の頃の地盤の高さに戻っていることが観測結果から分かっています。

1914年と言う年は第一次世界大戦勃発の年であり、それを予告するような大噴火です。

現実的には桜島が大噴火しそうなので、個人的に下記の速報メールに登録しています。

桜島降灰速報メール

パソコンのメールは登録できませんけれども携帯電話やスマートフォン限定で登録できます。

もちろん無料サービスです。

噴火から5分~10分ほどで配信されますので報道より早いです。

噴煙の高さや規模の程度、風向き等が配信されます。

桜島はこのグラフの通り2月の後半から隆起と膨張が上昇傾向なので、割と注目しています。

1914年の大正の大噴火では桜島の噴煙は8000メートルを記録しました。

火砕流で最も恐ろしい火砕流は「噴煙柱(ふんえんちゅう)崩壊型火砕流」です。

噴煙が巨大な柱のように天空にそびえ立ち、重力の重みで落下する時、360°放射状に火砕流が拡大し、回りのものをすべて焼き尽くします。

イタリア・ポンペイの町を消滅させたベスヴィオ火山の火砕流です。

噴煙柱崩壊型火砕流は日本の火山噴火でも十分可能性としてあり、常識外の火砕流となります。

大地震で文明が断絶することはありませんが、大噴火は阿蘇カルデラ噴火に見られますように縄文文化を断絶する破壊力を有しています。

4月22日と23日には中南米で大噴火があり、翌24日には北海道で隆起が見られ、同日九州・阿蘇と桜島でほぼ同時に噴火をし、そして本日25日にネパールの首都カトマンズでM7.9の大地震が起こりました。

58秒の動画です。

震源は15kmと割と浅い地震ですから被害も深刻なものになるでしょう。

始めはM7.5と発表されたのですが、後にM7.9に訂正されました。

M6.6の余震も既に起こっています。

これは現地の映像ですが、1分16秒の動画です。

首都で大地震が起こるというのは、他人事ではないでしょう。

今週は4日連続で大き目の地震と噴火がありましたので、一応記録しておきたいと思います。

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コメント

    • g
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