Report No.519
善一元論と善悪二元論の矛盾が出てくるのは、神の心と人間の心の差異の関係から出ている矛盾です。
神の心を見れば、それは統一者ですので、善一元論となり、人間の心を見れば、それは矛盾ですので善悪二元論になるのです。
神は悪を犯しませんので、神の心を見れば善一元論となり、人間は悪を犯しますので、人間の心を見れば、善悪二元論になるのです。
何も悪を犯そうと思って生きている人はいないでしょうけれども、結果としては、やはり人間はその未熟から悪や罪を犯すのです。
人間は神のようにはいかないわけです。
幸福の科学では、善一元論と善悪二元論の矛盾と対立は、「相対的二元論」で説明していました。
幸福の科学で説かれる「相対的二元論」とは、人間の認識の中で善悪は相対的に変化しながら、善一元に向かっているという思想です。
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