Report No.510
以前、仏教の教義を見性しましたけれども、やはり古い宗教は既に教義が固まってしまっており、仏教の世界では修正はできないであろうと思われます。
諸行無常、諸法無我、涅槃寂静、一切皆苦の四法印に既に一切皆苦が入ってしまっており、「人生は苦である」という教えを修正することはできないでしょう。
四諦八正道の「四諦」でも苦集滅道と説かれており、「人生は苦である」と言う教えになっているのです。
「人生は苦である」という苦諦があり、苦の原因を集める集諦があります。
そして集めた苦の原因を滅する滅諦があり、その苦を滅する道として道諦が説かれ、この最後の道諦で八正道が出てくるわけです。
仏教の教えの流れでは、この「四諦」と「八正道」は切れないのです。
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