万教帰一思想とは、全ての宗教的な真理は神の心に帰一するという思想です。
禅では万法帰一思想として説かれておりますが、神の心に帰一するという点は同じです。
生長の家では、万教は生命の実相に帰一すると説かれていたと思いますが、生命の実相とは神の心そのものを指しておりますので、万教は神の心に帰一するということです。
罪なく、悪なく、病なしの神の心に帰一しています。
つまり多様性を統一している存在とは、神の心なのです。
多様性を多様性のままにしておくとは、矛盾を矛盾のままにしておくということであり、多様性の統一の問題とは、一体何が矛盾を統一しているのかという問題と同じです。
生長の家では、その多様性の統一を生命の実相、すなわち神の心に置きましたが、西田哲学でも物質の矛盾を統一している存在とは、神の心であると説かれています。
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