単体 C

救世の4原理 136 単C

Report No.426

キリスト教では、「原罪」と「人間・罪の子」の思想が説かれています。

これはどちらも方便であり、未完の真理です。

イエス自身は、「人間・罪の子」の思想は、「人間・神の子」の思想に到るまでの過渡期の思想であり、最後まで説き得なかったと言っていました。

このアンチ・テーゼとして神の心そのものを見て「本来、罪なし」の思想が出てきました。

「人間・罪の子」の思想と「人間・神の子」の思想は、弁証法にかけられなければなりません。

「人間・罪の子」の思想も「本来、罪なし」の思想も、どちらも未完の真理であり、完成されたものではないのです。

果たして神ご自身の目から見た罪とは何か、悪とは何かという問題についての解答が未完なのです。

「人間・罪の子」と言いますが、そのイエスの言う「罪」とは一体何なのか。

何を罪としていたのか。

「本来、罪なし」とも言いますが、その「なし」と言う罪とは一体何なのかが両者共に判然とせず、具体性がないのです。

関連記事

  1. 救世の4原理 194 単C

  2. 救世の4原理 141 単C

  3. 「神の意向」と「人間の意向」 単C

  4. 神への謙虚さと傲慢 単C

  5. 唯美進化論 1 単C

  6. 救世の4原理 110 単C

  7. 活殺一如 2 単C

  8. 天地一体の理法とは宗教改革の土台 単C

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カレンダー
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
アーカイブ
最近の記事 おすすめ記事
  1. 2025.10.2

    如来の悟り
  1. 2025.10.2

    如来の悟り