南アフリカで新たな変異株が出現しています。
「オミクロン株」は、変異量が現在猛威を振るっているデルタ株の「2倍」にのぼるそうであり、これまでで最強の変異株と見られています。
新型コロナの感染者数が丁度「2億6000万人」を突破した26日にVOC(懸念される変異株)に指定されています。
かなり危険そうな変異株が出てきました。
南アで新たな変異株を検出 「これまでで最も激しい変異」 BBC
今回発見された新型ウイルスの変異株は、これまでで最も激しい変異がみられ、ある科学者は「恐ろしい」と語った。
また、別の科学者は私に、「これまでに見た中で最悪の変異株」だと述べた。
受容体結合ドメイン(RBD、スパイクタンパク質の中で、人体の細胞の表面に最初に触れる部分)を見てみると、世界中に広まったデルタ株では2つしかなかった変異が10も確認された。
「このウイルスは感染力が強まり、ヒトからヒトへ感染を広める能力が高まっているだけでなく、免疫システムの一部を回避できるのではないかと懸念している」
「ベータ株には免疫系を回避する能力しかなかった。
デルタ株の場合は感染力と、若干の免疫回避能力があった。
今回見つかった変異株はその両方の特性を、高いレベルで備えている可能性がある」
オミクロン株は免疫系を回避する特徴をもつベータ株と感染力の強いデルタ株の双方の特徴をもっている株だそうです。
しかも空気感染の可能性もあるようです。
ギリシャ文字の「ニュー」と「クサイ」を飛ばして、いきなり「オミクロン株」と命名されています。
ギリシャ文字24文字を使い果たした場合、星座の名前にする案が検討されています。
オミクロン株の登場によって金融市場が動揺しており、世界同時株安となり、NYダウは一時1000ドル以上下落しました。
円も2円弱も円高に振れ、ドルが下落し、アメリカの長期金利も大幅に下落しました。
長期金利が下落しますと実質金利のマイナス幅が拡大し、インフレ圧力となります。
ただ各国の石油備蓄放出によって原油も81ドルから13ドルほど下落していますから、OPECプラスも増産ではなく、減産の可能性も出てきました。
株の恐怖指数と言われれるVIXは54%も上昇しており、オミクロン株に恐怖しています。
債券の恐怖指数と言われるMOVE指数も今年の最高値を更新し、90の大台に乗る寸前まで上がっています。
リーマン・ショック時は、140台寸前まで上がっていました。
ヒンデンブルグオーメンも再び点灯し、1か月ほどは様子見となります。
やはり10年ほどかけて、徐々に人類に警告を発していくのでしょう。
今回の題名は「あの世とは何か」です。
和文は下記です。
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