国際商品指数であるCBR指数は1ヵ月前は「171ポイント」をつけていたのですが、現時点では「159.94ポイント」をつけ、ついに160ポイントを割ってしまいました。
1か月間で「11ポイント」下落しています。
このペースで下落していきますと2か月後には「137ポイント」を付けることになります。
2か月で「13.8%」の下落です。
バルチック海運指数は異常であり、1か月前「484ポイント」をつけていましたが、今は「373ポイント」をつけ最安値を更新しています。
1か月間で「111ポイント」も下落しています。
このペースで下落していきますと、あくまで機械的に計算しますと2ヵ月後、バルチック海運指数は「151ポイント」をつけます。
2か月で「59.5%」の下落率ですからバルチック海運指数の下落がいかに異常な下落か分かります。
銅価格も1ポンド「1ドル93セント8ミル」の安値を昨日15日につけています。
LME銅価格も1トン「4310ドル」であり、4300ドル割れ寸前です。
NYの銅価格も1トン「4325ドル」であり、こちらも4300ドル割れ寸前です。
WTI原油の現時点での安値は「29ドル13セント」であり、ブレント原油の安値は「28ドル85セント」で共に昨日15日につけています。
ブレント原油の方が売られています。
ひと月前の12月半ばにはWTIは「35ドル」、ブレント原油は「36ドル」をつけていたわけですから大体、1ヵ月間で「5ドル~6ドル」下落していることになります。
このペースで下落していきますと機械的に計算した場合、原油価格が「20ドル」を割り込み、10ドル台に移行してくるのは、3月半ば以降ということになります。
現時点で原油安によって雇用は「25万人」失われ、昨年1年間でエネルギー業界では「26社」の企業が破綻しています。
今年、この傾向はさらに加速すると予測されています。
石油業界の嫌われ者、今年はますます多忙に-原油価格さらに下落で ブルームバーグ
石油業界で計約25万人が職を失い、各社が支出を削減する方法を探す中、ハドルストン氏はこの1年間で「一番の嫌われ者」という役回りに慣れたと語る。
同氏のような企業再生の専門家は今年、さらに忙しくなりそうだ。
エネルギー業界で昨年破綻した企業は26社と、その前の5年間の総計を上回るとともに米国の他のどのセクターよりも多かった。
近い将来、市場が回復する見込みのない中、選択肢が尽きつつある企業は増えている。
最悪、来年の9月まで下落傾向は継続すると見られており、来年は年間を通して下落していくと見ている調査機関もあります。
下落傾向にある原油相場において2年間も継続的に下落していけば、最終的に原油価格はどうなっていくのか想像もできません。
1バレル30ドルでベネズエラが「経済緊急事態宣言」です。
ベネズエラは15日、原油安などを背景とした深刻な不況を踏まえ、経済緊急事態を宣言した。
マドゥロ大統領の権限を2カ月間強化し、民間活動への介入や為替取引の制限が可能となる。
世界最大級の推定原油埋蔵量を誇り、外貨収入の96%を原油輸出に頼るベネズエラは、原油相場の下落で外貨準備高の減少に苦しんでいる。
原油安でマレーシアもブラジルも苦しんでいます。
原油安によって、アメリカのシェール企業よりも打撃を受けているのがカナダのオイルサンドです。
米シェールオイルに対抗のOPEC原油生産、カナダに深刻な打撃 ブルームバーグ
石油輸出国機構(OPEC)は米国に一撃を与え、カナダをたたきつぶした。
カナダのアルバータ州は米テキサス州よりも深刻な打撃を受けている。
カナダの石油生産会社はオイルサンドの採掘コスト削減が困難な状況で、他の油井についても米国の競合企業ほど効率が向上していない。
NYはWTI原油、欧州はブレント原油、アジアはドバイ原油の指標油種ですが、カナダではウエスタン・カナディアン・セレクト(WCS)の指標油種があり、2年前は「1バレル65ドル」でした。
このWCSは既に「1バレル14ドル」に暴落しています。
金曜日、基本的な原油銘柄の価格が軒並み、1バレル30ドルを割り込んだが、最も安い銘柄の一つ、ウエスタン・カナディアン・セレクトは、1バレル14ドルにまで暴落した。
カナダ原油に続き、オマーン原油の先物価格が1バレル26ドルに下がるなど、他の安価な原油銘柄の価格も急落した。
既に10ドル台に入っているのですね。
中東産原油であるドバイ原油も25ドル台をつけていますし、オマーン原油もバレル26ドルを付けているとあります。
全体的に下がっているということですね。
もし霊天上界の諸神霊が供給よりも人間への霊的干渉によって需要の方面をコントロールしているとするならば、底を打った後、日本経済のように下がるわけでもなく、上がるわけでもなく、停滞となり、棒グラフが横へ平行に進むことになります。
これですね。
ちなみにこれは日本のGDPのグラフではなく、心停止の心電図です。
「フラットライン」という奴ですね。
日本経済は25年間ずっとこれですね。
死んでいるということですね。
「ピーって」
貧乏神に25年前に「とどめを刺された」ということです。
この記事へのコメントはありません。