9月の消費者物価指数が公表されました。
CPIは「0.0%」、コアCPIは「マイナス0.1%」、コアコアCPIは「0.9%」でした。
上昇基調を示しているのはコアコアCPIだけであり、日銀がターゲットにしているコアCPIは「マイナス0.1%」であり、2か月連続でマイナスを記録しています。
2年と半年間、異常な金融緩和を継続しながら、結局はデフレに逆戻りです。
これで今年のコアCPIは下記の通りに変遷してきたことになります。
「0.2% → 0% → 0.2% → 0.3% → 0.1% → 0.1% → 0.0% → マイナス0.1% → マイナス0.1%」
コアCPI達成も「2016年度、後半頃」と半年間、先送りしています。
家計調査も同日公表されましたが、数字がよくありませんでした。
家計調査(二人以上の世帯)平成27年(2015年)9月分速報 総務省統計局
家計消費支出は前年比「マイナス0.4%」であり、前月比は「マイナス1.3%」でした。
普通に考えれば実質賃金が減少しているわけですから消費が上がるわけはありません。
消費イコール企業収益ですから、消費が下がれば企業収益も下がり、賃金も下がり、ボーナスも下がって、更なる消費を下げる。
企業は売ろうとして更に価格を下げるデフレとなる。
人口減少下では仕方がないかもしれません。
絶対無の経済学でも言いましたけれども、生命に天下るインスピレーションが無からあらわれ、売れる製品のアイディアが降りる。
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