東芝は何とか正念場をしのいだようです。
チャートを見ますと東芝は、前場に年初来安値を更新し、売られていますが、9時30分過ぎから猛烈な買いが入り、鋭角的に上昇しています。
この上げは個人の資金力では無理でしょうから、公的資金が入ったものだと思われます。
後場にダラダラと下げて、何とか引け際にプラスにもっていっています。
東芝株が下落しますと、日経平均も下落してしまいますので、買い支えたのでしょう。
さすがに決算を提出する今日だけは下げるわけにはいかなかったのかもしれません。
日経平均のチャートを見ますと、ほぼ同じ動きですから、官製相場だと思われます。
日経平均も9時30分過ぎから上昇し、引け際にかけて小幅なプラスに転じています。
ただ300円以上も下げて、200円上がるという500円を超えた振幅とボラティリティは、不安定過ぎて個人投資家では、怖くて手を出しにくい相場だったと思います。
東芝は引け後に決算を提出するかと思えば、場中に提出したようです。
決算に自信があったのでしょうか。
当初「1200億円」の黒字を見込んでいた決算は、ふたを開けてみると当期純利益「378億2500万円」の赤字でした。
1株当たりの当期純利益は「マイナス8円93銭」です。
6年9か月分の下方修正額は1552億円であり、税引き前損益は2248億円となり、2130億円から118億円減少しています。
これで一応長々と続いていた問題は解決し、2015年3月期決算は確定したことになり、上場廃止は避けられそうです。
決算に特段不備がなければ、問題はないと思われます。
ただ東芝は投資家に注意を喚起する特設注意市場銘柄に指定されました。
多少問題はあるけれども、上場廃止にするほどのことはない銘柄であり、監理銘柄と整理銘柄の中間的な銘柄です。
特設注意市場銘柄に指定されたことで、今後の経過次第では上場廃止の可能性を多分に残したことになります。
ギリギリの瀬戸際で上場廃止を回避したわけですから、朗報と言っていいのではないか。
為替も多少円安傾向になり、追い風になったのだと思います。
日本がG20において中国批判で孤立しました。
日本は中国批判で孤立-G20、人民銀総裁の説明歓迎 ブルームバーグ
麻生太郎財務相は中国の金融市場の安定化策を批判し、20カ国・地域(G20)で日本が孤立した格好となった。
G20財務相・中央銀行総裁会議で、大半の当局者は中国が経済の移行に伴う混乱を最小化する計画の説明を歓迎したが、麻生財務相は説明が十分ではないと語った。
同会議に出席した2人の当局者が匿名で語ったところによると、中国の計画に不満を表明したのは麻生財務相だけだった。
周小川総裁は会議で、中国当局が金融システムの安定化のために行動を取っていると述べるとともに、長期的に人民元が一段と下落する理由はないと指摘した。
会議の雰囲気は非常に良好だった。
海外でも広く報じられています。
Japan Isolated on China as G-20 Embraces Zhou’s Yuan Plan ブルームバーグ
麻生財務相だけがケチをつけていたようです。
本当に中国が嫌いなのでしょうね。
中国への嫌悪感は私の理解の範疇を超えていますが、中国のせいで東洋の盟主になれず、支配欲を満たせないために嫌悪しているとすれば、全くはた迷惑な支配欲であり、指導者共です。
この嫌悪感の淵源はあの世の神道でしょう。
神々に中国人も日本人もありません。
同じ神の宿った神の子であり、人間です。
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