Creator's Room

アリゾナのフェニックスで火球です。

FIREBALL: A resident’s home-surveillance camera captured a fireball—a possible meteor—that streaked across the sky in Phoenix, Arizona. https://t.co/B6krZzm0ty pic.twitter.com/rrPhCzsddV

— ABC News (@ABC) February 27, 2020

アイオワ・ニューハンプシャー、ネバダ、そしてサウス・カロライナと今のところ4州でアメリカ民主党の候補者選びが終わりました。

大統領選挙では「アイオワを制する者は、全米を制する」と言われておりますが、民主党の候補者選びでも同じく、「アイオワを制する者が、民主党の候補を制する」と言われてきました。

そのジンクスの根拠がこれです。

ソース

1996年以降は、アイオワを制した者が、民主党の候補者に選ばれています。

それ以前は少し違いますが、1996年以降は例外なくアイオワで勝った者が民主党の候補者となっています。

民主党の代議員数「3979名」の過半数（1991人）を取れば、候補者となります。

6月初めまでに全米50州と5つの海外領土すべてで予備選が終わりますが、7月13日～16日の民主党の党大会1回目の投票で1991名の過半数を取れず、決まらない場合は2回目の投票となり、この2回目から特別代議員（771名）、これはスーパー代議員とも言われていますが、加わり、4750名の過半数（2376名）を取れば、候補となります。

3979名＋771名＝4750名

ただ今まで2回目の投票に進んだ例はありません。

各州に割り当てられている代議員の数はこれです。

現時点では青枠で囲った州が、終了しています。

アイオワ・ニューハンプシャー、ネバダです。

バーニー・サンダース候補が優勢ですが、今のところ獲得代議員の数はこう推移しています。

ソース

サンダース氏が「45人」となり、ブティジェッジ候補が2位につけています。

ところがこれが上記の赤枠で囲んだサウス・カロライナで逆転しました。

もはや撤退か、と言われていたバイデン候補ですが、自己の「ファイアー・ウォール」と言われていたサウス・カロライナで大勝し、大きく獲得代議員の数を伸ばしています。

まだ正式には決まっていないようですが、現時点ではこうなっています。

ソース

サウス・カロライナに割り当てられている代議員の数は「54名」ですが、未だ「6名」は決まっておらず、残り48名のうちバイデン候補が「36名」、サンダース候補が「12名」を獲得し、トータルとしては右にある通り、サンダース氏が「57名」、バイデン氏が「51名」と急伸しています。

本命と言われていたバイデン氏が出てきました。

日程はこうなっています。

いよいよ明後日の3月3日、スーパー・チューズデーが始まりますが、ここでは全米14州において総代議員数「3979名」のうち「34％」に相当する「1357名」が割り振られます。

スーパー・チューズデーでは、ほぼ3分の1が決まるのです。

このスーパー・チューズデーから今まで参戦してこなかったあのブルームバーグ氏も参戦してきます。

スーパー・チューズデーは、サンダース候補の優勢が伝えられていますが、テキサス（228名）やカリフォルニア（415名）の大票田が目白押しです。

ここでかなりの候補の撤退が決まるのではないか。

ただトランプ大統領に勝てそうな候補が見当たらない。

やってみなければ分からないのでしょうが、バイデン氏やサンダース氏で勝てますかね。

アイオワを制したブティジェッジ氏が、来たりしてね。

どちらにしろ今後、アメリカ経済は、厳しい局面を迎えそうです。

先週は暗黒の1週間になってしまいました。

27日には、ニューヨークダウが歴史上最大の暴落を演じています。

1日で「1190.95ドル」も急落している。

そして翌日も、取引時間中に「1000ドル」以上も急落し、FRBのパウエル議長の利下げを匂わせる発言で急速に値を戻し、「357ドル安」で引けています。

ソース

7日連続で下落している。

ここまで下がると、もうダウもダメかも分からんね。

ソース

終値としては「2万9551.42ドル」が最高値ですが、「2万5409.36ドル」と最高値から「4142.06ドル」も暴落しています。

最高値と最安値で言えば「2万9568.57ドル」から「2万4681.01ドル」下がり、結局「4887.56ドル」も暴落している。

株価は高値から20％下落しますと、ベアマーケット入り（弱気相場）と言われています。

終値で最高値の値から20％下落した値は「2万3641.136ドル」であり、最高値から言えば「2万3654.856ドル」です。

あと「1769ドル」下がれば、ベアマーケット入りです。

ベアマーケット入りとなりますと、まず逆資産効果が作用し、経済は縮小に向かいます。

しかも同日史上最大を記録したのは、何もニューヨークダウだけではなく、アメリカの長期金利も歴史上最大の低利回りになっています。

10年債利回りを長期金利と言いますが、史上最高値を付けている。

今までは2016年7月につけた「1.3％」が最低でしたが、今では「1.163％」まで下がっています。

アメリカ １０年債券利回り

そのうち1％を割るかもしれない。

それだけ国債が買われているということですが、株から逃避してきた資金が安全資産である債券に向かっている。

債権は価格が上がれば、利回りは低下していきます。

利回りの低下は、債券価格の高値を意味している。

米国債10年利回りチャート

今後、世界経済が縮小していけば、原油の需要も低下していきますので、原油価格も下落しています。

原油価格 金価格 リアルタイム自動更新

WTIも45ドルまで下がり、ブレント産原油も50ドルを割りそうです。

CRB指数も急落しており、2016年2月につけた159.63を下回り「159.4459」をつけている。

VIX恐怖指数も、ついに40を超えてきています。

恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX]

アメリカとオーストラリア、そしてタイが、新型コロナで初めての死者を出しておりますが、これ以上感染が進み、アメリカで感染が拡大していきますと、ダウも戻りようがなくなる。

世界の中央銀行は、リーマン・ショックで弾丸を打ち尽くしており、弾切れです。

景気後退局面において日本の日限にできることなどほとんどない。

これはやはり、イエスさまにご登場頂いて、「株の大王」と彫られた厳かな金色の王冠を被り、「ストック・キング」と刺繍された赤いマントを羽織って、無知なキリスト教徒を扇動して、奇跡のダウ3万ドルに向けて、市場にビッグバンを起こして頂かなければ、ダウはもうどうにもなりません。

ここまで下がりますと、2万9000ドル台を再び見るのは相当先の話になります。

銀行の自己資本比率にも影響があるでしょう。

株価大好き日銀も、日経平均が1万8000円台になりますと含み損となり、債務超過に向かいます。

アメリカのお金持ちさんも、先週の1週間で「48兆円」も資産を失っています。

World’s Richest Lose $444 Billion After Hellish Week for Markets　ブルームバーグ

ヘル・ウィーク、先の地獄の一週間で富裕層500人が「4440億ドル（48兆円/108円換算）」も資産を失っています。

膨大な資産を失った気の毒な富裕層の方々がこれです。

単位はビリオン（10億ドル）ですが、アマゾンで有名なジェフ・ベゾス氏は「119億ドル（1兆2852億円）」、ビル・ゲイツ氏は「100億ドル」、イーロン・マスク氏は「90億ドル」、ウォーレン・バフェット氏も「88億ドル」も失っています。

フェイス・ブックで有名なザッカーバーグ氏も「66億ドル」の損失を被っています。

まさに富裕層にとっては暗黒の一週間だったわけです。

2008年9月のリーマン・ショックの時は、10月に株価が暴落し、翌年2009年6月まで急速に経済は悪化していきました。

ここまでダウが暴落しますとリバウンドは難しい。

株価は景気の先行指標と言われておりますから、ここまで株価が下がりますと今後、厳しい経済環境になりそうです。

とにかく新型コロナを何とかしないと戻りようがないでしょうね。

やはりここは株価の大王さまに降臨頂いて、何とか株を上げて頂かないと弱い人間ではどうにもなりません。

最後は神頼みです。

今度景気後退に陥りますと、世界の中央銀行はほとんど対応不能でしょう。

ただ温室効果ガスは、激減していくでしょうけどね。

あるいは世界経済崩壊のプロローグかもしれません。

世界経済の景気後退とは、通常GDP成長率が「2％」になりますとリセッションとみなされます。

見通しは3.2％ほどだったと思いますが、これが2％になりますと世界経済の景気後退となる。

アメリカのインフルエンザも既に感染者は「3200万人」となり、死者も「1万8000人」に増加しています。

ソース

子供も既に「125人」死亡しています。

インフルエンザの感染者は、1週間ごとに大体300万人～400万人づつ増えています。

死者も2000人ぐらいづつ増えている。

あのローマ教皇も風邪です。

ローマ教皇の重病説否定、バチカン「やや体調不良」　ロイター

バチカン（ローマ教皇庁）は２８日、２日連続で公式謁見を取り止めたフランシスコ教皇（８３）の健康状態について「やや体調不良」と説明し、重病説を否定した。

具体的な病名には触れなかった。

教皇は２６日の一般謁見の際、風邪気味だったほか、同日の礼拝では咳をしていた。

お大事に。