Creator's Room

憑依の原理というのはGLA以来、真理に触れてきた方は知っているでしょうが、必ずしも宗教界の常識となっているわけではない。

高橋信次氏死後、既に43年も経っているわけであり、GLAの時もその影響力は大体50万人ほどと言われています。

1976年当時のGLAの会員数は、週刊誌の報道では10万人ほどであり、真理の普及に関しては50万人ほどであり、真理に触れた方は、やはり数としては最大50万人ほどでした。

しかして高橋信次氏世代というのは、若い世代でも現代では既に70代、80代の高齢の方が多くなっています。

むしろ既に死亡された方の方が多いと思う。

だから50万人と言っても、その分差し引いてみなければならない。

つまり真理の基本的なことを知っている人は、日本でもほとんどいない状況でしょう。

特に高橋信次氏の法の後継者である幸福の科学が無茶苦茶やりましたからね。

GLA以来の神の法は、悪魔の食い物にされ、法体系の崩壊を招いている。

中東の神が降ろした啓示は、いつも教祖や預言者の死後、法が化石化し、その後サタンに法が食い物にされている。

今回は死後ではなく、生きながらされている。

私は高橋信次世代ではなく、高校の図書館に高橋氏の『心と人間シリーズ』の全巻が寄贈されており、また友人の親戚がGLAの会員であったためにテープを借りてダビングしたり、著書を読んだりして勉強させて頂いただけです。

むしろ平井和正氏か高橋佳子女史の『真創世記』を通して高橋信次氏を知ったか、あるいは幸福の科学で出していた高橋信次の霊言を通して知っている方の方が現代では多いでしょう。

高橋信次の霊言は、幸福の科学では既にすべて絶版にしているようですから、現代ではほとんど知っている方はいないかもしれない。

GLAは立教（1969年）から50年、半世紀が経過していますからね。

歴史に残る大失敗と言っていいでしょう。

大救世主ともあろうお方が悪魔に負けてんの。

肉にとらわれ過ぎると悪魔が巨大な力をもっているかのように錯覚する。

幸福の科学を迷わせていた悪魔は、覚鑁とルシフェルでしょうが、当サイトは主にベルゼブブとメフィストフェレス、並びにルシフェルと西洋の学者系統の悪魔でした。

ルシフェルは、イエスの霊系統が抑えているのを見たことがある。

見たところルシフェルもベルゼブブも大した力はもっておらず、あれじゃ諸神霊とは喧嘩にもならんでしょう。

そんなちゃっちいのに大救世主がいいようにされてどうする、と思っています。

高橋信次の原点にかえって、心を客観的に点検し、検証するか、研ぎ澄まされた求道心をもって悟り、天の仏陀とのコンタクトを再び取り戻すかできなければ、幸福の科学はもうどうにもならんでしょうね。

世界的にカルトとして有名になってしまった。

ただ救世の法に関しては当サイトで一つの完成を見るでしょうね。

憑依の原理とは、悪霊は悪霊に通じ、善霊は善霊に通じる、これが原則です。

GLAでは、悪霊に憑依されるには、憑依されるだけの本人の心の汚れが、みずから悪霊を呼び込むのだ、と言っていました。

勉強の好きな者は、勉強の好きな者同士集まるのです。

サッカーの好きな者は、どういうわけかサッカーの好きな者同士集まるのです。

暴力団みたいな人は、暴力団みたいな人同士集まるのです。

悪霊に憑依される人は、みずから悪霊みたいな心を出しているから波長同通の法則で憑依されるわけです。

悪霊みたいな人は、悪霊みたいな人同士集まるのです。

悪霊の憑依が嫌ならば、みずからの心から善なる心を出すことです。

真理を悟り、反省し、みずからの心を発光させることです。

みずからの心から正義や善を出している者に悪霊は憑依できないのです。

波長が合わないために、善霊は善霊に通じ、悪霊は悪霊に通じるように、善を心からきっちりと出していれば、善霊は善霊同士集まるのです。

アナコンダであろうが、化け狐であろうが、化け猫であろうが、サタンであろうが、その者の心に憑依することはできません。

また憑依されたまま死にますと、そのまま地獄に引きずり込まれますので結局は、自己の心を善に変えていくしか手がない。

神の心が「天」であり、人の心が「地」で、天地一体です。

天と地が分離し、神の心と自己の心が通じていないから、悪霊の憑依を受ける。

悪霊の憑依も天地分離が原因です。

神の心と人の心の天地が一体化していれば、悪霊やサタンの憑依は受けません。

かく最深の宗教は神人同体の上に成立する : 西田幾多郎

ところが日本には手かざし宗教なる変な宗教が多くあり、イエスと同じ御業ができると称して大衆をたぶらかしています。

「あなたの背中に悪魔が憑いてますよ。

手かざしで手から神の光を出し、この手から出る神の光でやっつければ悪霊の憑依は取れ、あなたは幸せになれるのですよ」

手からビームが出るんだぞ、お前。

ビームだ、ビーム、もう子供たちはみんな大喜びさ。

そうやって騙されていくわけだ。

悟りと反省が「天」であり、除霊が「地」で、永遠に天地一体です。

神の心を悟るか、あるいは神の心に照らして反省するか、いずれか地道に実践していく過程で徐々に悪霊に憑依されていた悪の心から善の心に変わってくる。

徐々に自己の心から神の光が出てくるのです。

すると発光している生命に悪霊は憑依できませんから、バリッと憑依霊が取れる。

そして二度と悪霊は憑依できない。

これがエクソシズムにおいては80％の王道なのです。

自己の心をみずから善に変えることによって悪霊を払っていくのが筋です。

憑依霊との闘いとは徹頭徹尾、己心の魔との闘いであり、自己の心との対話であり、自分との闘いです。

イエスや釈迦が、どれほどすばらしい説法をしても、それだけで人の心というのは変わりません。

そうそう簡単に人の心は変わらないのです。

特に長年、悪霊の憑依を受けている方などは、性質的傾向からそうそう自己を変化させていくことはできません。

神への信仰と悟り、並びに反省を通して、地道に自己と向き合い、自己の心を善に変えていくしか悪霊の憑依は取れないのです。

5年、10年と地道に自己の心と向き合い、反省行を重ねていく過程で、徐々に心が善に変わっていくのです。

するとその発光した生命にサタンも悪霊も憑依することはできない。

神の心と自己の心との合一によって祓うのが筋です。

どこかのおかしな霊能力者のところに行って手かざしなんぞで悪霊を祓ってもらおうとするのは大間違い。

もっと恐ろしいサタンの憑依を招くだけです。

悪霊の憑依霊は自力で取るのが原則です。

20％の例外とは、キリスト教で行っているエクソシズムであり、他力による除霊です。

心の美しい神父か牧師が、本当にその人の心を救ってやりたいと願う、その真心と優しさの心に感応し、霊天上界にいるミカエルなどが、助けてくれる場合はある。

しかしてこれは例外であり、王道ではないのです。

悪霊に憑依されるには、憑依されるだけの本人の心の汚れが、悪霊は悪霊に通じるという理法の通り、同通し、憑依されているわけです。

自己の心が悪を常に出しているから、悪霊に憑依されているのです。

ならば自己の心を善に変えるしかなく、自己の心を善に変えるか、悪のまま生きるかは本人次第であり、万人にある心の王国ゆえに救世主でもこの点はどうにもなりません。

正法は自力です : 高橋信次

憑依霊を取るには、自己の心と向き合い、自己の心を真理に照らして、反省行を積み重ねていくしかないのです。

手かざしや霊能力で悪霊などは取れないのです。

いや、イエスや高橋信次氏は、よく悪霊を取っていたではないか、という向きもあるかもしれませんが、高橋信次氏でもイエスでも悪霊を祓い、取る能力はありません。

彼らがやっていたのは、真理に心をつかせる方便として霊能力を利用していたか、あるいは一時的に神の光で悪霊を祓っていただけです。

食べ物にハエがたかりますが、手で追い払えば、一時的にハエは食べ物から離れます。

イエスがやっていたのはこれであり、除霊はイエスでもできないのです。

食べ物の匂い、心の匂いが根本から善によって訂正されない限り、手で一時的にハエを追い払っても、またハエは食べ物にたかってくるのです。

また再び憑依されるということです。

心の食べ物の匂いは、何ら訂正されていないからです。

心の匂いが神の善によって根本から訂正されない限り、イエスであろうが、高橋信次であろうが、神の光で一時的に悪霊を追い払っても、また同じ悪霊の憑依を受けるのです。

心の在り方が最も重要。

この点は、GLA関係の方はみな知っています。

八起ビルか何かで高橋氏が除霊をよくしていました。

中には20年も30年も実際、悪霊の憑依で苦しんできた方がいるのです。

高橋信次氏でも悪霊の除霊などはできませんが、かわいそうだからいつも無料で除霊していました。

ビルの３階で除霊して、除霊された方は、あくまで一時的ですが、すっきりして、2階から1階に降り、玄関口から出た後、3階の高橋信次に「ありがとうございました」と言って手を振っておりますと、1階に降りた頃には、もうさっき除霊した同じ悪霊に憑依されている。

3階から1階に降りる間に、もう同じ憑依霊に憑依されているわけです。

心が善によって訂正されていないために、その心の匂いに悪霊のハエがすぐたかってくるわけです。

手かざしの除霊は何にもならない、と。

これはシルバー・バーチも指摘していましたが、イエスの除霊後、その除霊され、足なえや盲目が治った者達の事後経過がバイブルには記載されていない、と。

イエスが神の光で一時的に除霊しても、その除霊された者の心が根本から真理によって修正・訂正されていない限り、同じ悪霊にすぐまた憑依されるという点を指摘していたわけです。

宇宙は神の表現体であり、神の神殿です。

神の心が「天」であり、神の体が「地」で、永遠に天地一体です。

生命が「天」であり、物質が「地」で、永遠に天地一体です。

悟りと反省が「天」であり、除霊が「地」で、永遠に天地一体です。

手かざし系宗教が間違っていると断定していい根拠も眼前の大宇宙です。

悟りと反省が「天」であり、除霊が「地」で、永遠に天地一体であるにも関わらず、反省の「天」と除霊の「地」を天地切り、除霊の「地」を「天」に置いているがゆえに大宇宙、すなわち神ご自身の目から見て間違っていると断定していい。

超能力宗教も同じです。

悟りが「天」であり、悟れば、これを原因として結果、超能力が発現する時が、場合によってはある。

悟りが「天」であり、霊能力は「地」で、永遠に天地一体です。

超能力宗教はこの霊能力という「地」を「天」に置いて目的化し、この力を得るために修行し、神の心を語っているがゆえに大宇宙、すなわち神ご自身の目から見て間違っていると断定していい。

手からビームを出して子供たちを大喜びさせているようなやつぁ、死んだ後、ストーンと行くわけだ、ストーンと。

我々は悪霊を除霊するために生きているわけでもなく、霊能力を得るために生きているわけでもない。

わが心の正体を知るために生きている。

神の心と自己の心との一致がなければ、悪霊やサタンの憑依霊はとることはできず、除霊もできない。

除霊とは一つの御利益であり、結果です。

悪い心が「天」であり、悪霊の憑依が「地」で、天地一体です。

心から悪を出すから、これを原因として結果、サタンの憑依を受けるのです。

その心の状態のまま帰天しますと当然、地獄に引きずり込まれます。

ならば自己の心と戦うしかなく、己心の魔に勝利するしかない。

悟りと反省が「天」であり、除霊が「地」で、永遠に天地一体です。

悟るか反省すれば、その心に悪霊は憑いていることはできず、除霊が結果として成就する。

イエスの除霊というのは、真理的には除霊とは言わないのです。

一時的に神の光で悪霊をとって楽にしてあげただけなのです。

霊能力で除霊などはできないのです。

神の心によってしか悪霊やサタンの憑依は取れないということです。

自己の心を神の善なる心に変えるために悟りを求めたり、自己の罪を反省行によって発光させんとするわけです。

自己の心の在り方を善に変えるか、悪のままに生きるかの選択は自力であり、自己の心の在り方を正道に戻すのは、徹頭徹尾自力です。

他人の心を変えることはできませんが、唯一自己の心は変えることは可能です。

その唯一の事業を反省行と言い、これが仏教の本質です。

お釈迦さまのように全人類が一人残らず反省行を成就すれば、ただの一人も地獄に堕ちることはない。

すべてが霊天上界に帰天するということは、すなわちこれが幸福化運動です。

みな霊天上界に帰天するわけですから幸せです。

地獄に堕ちたら不幸ですね。

天上界に死後、帰天するためには神の心を何がしか自力で体得するしかありません。

真理は徹頭徹尾、自力です。

他力で全人類救済など不可能。

他力で己心の魔に勝利することはできない。

自己の心は自己が変えるしかない。

人の心を変えようとしても変わらない。

他人の畑は耕せない。

他人の畑を耕すのは、他人です。

自分の畑を耕すのは自分です。

どう耕すこともできる。

キリスト教でしている悪魔祓いは他力であり、諸神霊頼みとなっており、憑依の原理も除霊の仕方もバチカンのエクソシストを見れば分かりますが、彼らは何も知らないわけです。

ただ心が美しい神父の場合は、諸神霊の誰かが感応してその除霊を手伝ってくれる場合があり、しかしてそれでもその悪魔祓いは他力です。

本当の意味での悪魔祓いにはなっていない。

この点はGLAで学んだ方は知っておられるであろうと思う。

他力を認めないわけではありませんが、20％の例外に過ぎない。

あくまで悪魔祓いとは、自己の心を自力で正道に戻し、自己の心の在り方を通して悪霊を祓っていくのが王道だということです。

これが本当の除霊です。