気候変動

アメリカで最も危険な火山 ベスト10

5月24日に噴火したインドネシアのアグン山ですが、閉鎖されていた空港が、翌日の25日には再開されています。

Bali Flights Resume After Indonesia’s Mount Agung Volcano Erupts ブルームバーグ

2017年末の噴火の時には「10億ドル」の損失を被ったわけですが、今回の噴火は軽微で済んだようです。

しかしてアグン山が噴火した翌日の25日、今度はトバ火山近くのシナブン山が大噴火を起こしています。

Powerful eruption of Sinabung volcano sends ash 15km (50,000ft) in the air just days after official alert level was decreased in Indonesia  SS

噴煙が「15㎞」というのですから成層圏噴火です。

シナブン山は、5月20日に噴火警戒レベルが「4」のアワスから「3」のシアガに引き下げられたばかりでした。

昨日の27日にもシナブン山は噴火しておりますので、また噴火警戒レベルが最高レベル「4」のアワスに引き上げられるかもしれません。

24日にアグン山が、25日にシナブン山が、そして26日にはペルーでマグニチュード8.0の巨大地震が起こっています。

日本時間で午後4時41分です。

M 8.0 – 75km SSE of Lagunas, Peru USGS

そして昨日の27日にインドネシアのシナブン山が、再び噴火している。

先週から自然災害が立て続けに起こっています。

特に酷いのはアメリカであり、竜巻地獄に堕ちています。

ミズーリ州ジェファーソンシティを襲った竜巻ですが、こうなっています。

自動車の助手席を材木が直撃していますが、人がいた場合、恐らく死亡しているでしょうね。

テキサス州北部でもこの巨大竜巻です。

カリフォルニア北部でも、豪雨と雹を伴った巨大な嵐が覆っています。

とにかく激しいです。

洪水も相当なものであり、ミズーリ州グレゴリーランディングでは6月1日から5日までに水位が「26.5フィート(8m)」の予測がされています。

ソース

ほとんどが「21フィート(6.4m)超え」であり、現在11の地域で洪水警報が出されています。

6月初めまで洪水は続くようです。

ちなみに洪水というのは、このシステムで起こります。

分かりやすいですね。

特に酷い竜巻の被害が出ているのは、5月25日の土曜日にオクラホマ州エル・リーノ(エルレノ)で発生した竜巻であり、既に死者「2名」を出しています。

ここです。

アメリカのど真ん中辺りですが、竜巻の大きさは最大で74m/sであり、「EF-3」の大きさでした。

とにかく凄い竜巻です。

車と住宅が粉々です。

一応、記録用に貼っておきます。

アメリカではサンダー・ストーム(雷雨)、洪水、雹、豪雨、竜巻と自然災害が続いておりますが、地震と噴火はあまり聞きませんが、警戒はされているようです。

アメリカで迫りくる火山噴火のうち最も危険な火山のベスト10があります。

The 10 Most Dangerous Volcanoes Looming Over the United States INTERESTING ENGINEERING

USGSのデータに基づいて警告しているわけですが、第10位はアラスカのスパー山です。

10位 アラスカ・スパー山

このスパー山は、1992年に大きな噴火をしており、2004年以来覚醒しています。

大都市アンカレッジから、わずか「50マイル(80㎞)」ほどしか離れていません。

脅威のスコアは「160」です。

9位 アラスカ・マクッシン火山

1995年に小噴火をし、2001年以来活動が増加しています。

脅威のスコアは「161」です。

8位 アラスカ・アクタン島

マクッシン火山から80㎞以内の場所にあり、1980年から1996年まで活動的でしたが、その後沈黙している火山です。

脅威のスコアは「161」です。

7位 オレゴン・スリーシスターズ

これは最近の噴火は記録されていませんが、群発地震が継続しており、地質学的な隆起を起こしています。

噴火すればリゾート地やシャレッツには致命的となる。

脅威のスコアは「165」です。

6位 オレゴン・フッド山

フッド山は20世紀半ば以降、群発地震が増加しており、脅威のスコアが高いのは太平洋北西部で最も人口の多い2つの大都市圏に隣接しているからです。

この火山の噴火は致命的な噴火になる可能性があります。

脅威のスコアは「178」です。

5位 カリフォルニア・シャスタ山

シャスタ山の大きな噴火は、250年前ですが、非常に活発な火山であり、噴火すれば火砕流とラハールが周囲を埋め尽くします。

脅威のスコアは「178」です。

4位 アラスカ・リダウト山

大都市に近く、不安定な火山であり、今まで少なくとも4回噴火しており、最も最近の噴火は2009年です。

噴火すれば氷河の急速な融解によって巨大なラハールが発生します。

脅威のスコアは「201」です。

3位 ワシントン州・レーニア山

レーニア山は、1890年から噴火していませんが、非常に規則的な地震活動のある火山です。

この火山も氷河の融解により膨大なラハールが発生し、古いラハール堆積物から推定するに現在そこには「15万人」を超える人達が住んでいる。

脅威のスコアは「203」です。

2位 ワシントン州・セント・へレンズ山

アメリカで最も活発な火山の一つであり、鎮静化する兆候はなく、当面の間脅威となり続ける火山です。

脅威のスコアは「235」です。

1位 ハワイ州・キラウエア

キラウエアは、未だ最も危険な火山であり、いつでも激しい噴火が起こる可能性のある火山です。

脅威のスコアは「263」です。

やはりベスト3は、キラウエア・セントへレンズ山・レーニア山ですね。

イエロー・ストーンやクレーター・レイク、あるいはラ・ガリータ・カルデラは、例外であり、これが噴火しますと人類と文明、終わっちゃいますんで。

みんなまだ文明は続ける気なんで。

そこはまぁ、置いといて。

現実的にはこの3つですね。

これがアメリカで危険視されている火山のベスト10ということです。

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