国際

朝鮮半島有事

シリアのアサド政権がサリンガスを使用し、反政府勢力を爆撃した模様です。

情報が錯綜しており、100人死亡、400人が負傷という記事もあれば、上記の動画のように少なくとも58人死亡、うち子供が11人含まれているという情報もあります。

この前、ロシアの聖ピーターズバーグでボンバー(爆弾魔)の地下鉄爆破で11人が死亡したテロがあったばかりです。

サンクトペテルブルク地下鉄爆発、テロ容疑で捜査 死者11人に ハフィントンポスト

サリンの使用は、オウム真理教以来2例目です。

窒息して死んでいる人が多いようです。

化学兵器の使用は今後、大きな問題となるはずです。

【閲覧注意・シリア空爆】サリンで殺された子どもたちの“本当に悲惨すぎる”姿! 目を見開き、泡を吹いた死体の山 トカナ

中々早いですね、トカナは。

しかし子供相手にサリンを使用するとは、言葉を失います。

トランプ大統領は、北朝鮮のみを見ているわけにはいかなくなったようです。

今、アメリカでは、割と朝鮮問題が扱われていますが、トランプ大統領は米韓合同軍事演習(3月1日~4月末の2ヵ月間)の最終日である今月末までに金正恩斬首計画を実行できなければ、時期を逸する可能性があります。

単独で実行するとは言っておりますが、5月9日には恐らく文在寅(ムン・ジェイン)氏が韓国大統領になっている可能性が高く、文氏は高高度防衛ミサイル(THAAD・サード)配備延期と見直しを主張し、対話による対北朝鮮融和政策と朝鮮半島の平和を優先している人物です。

在韓米軍の撤退も躊躇しないでしょうし、韓国に軍の指揮権を移行する案件も朴槿恵元政権下で延長されておりますが、文政権となりますといずれ韓国に指揮権は戻り、米軍は必要なくなります。

北朝鮮と韓国の連邦制による半島統一を信念としており、トランプ大統領の金正恩斬首作戦を肯定しているわけありません。

韓国大統領選:米誌「文在寅・李在明が当選すればトランプと衝突」(朝鮮日報)

韓国の次期大統領選挙で最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)元代表や京畿道城南市の李在明(イ・ジェミョン)市長が当選したら、在韓米軍の経費問題でトランプ米次期大統領と衝突し、在韓米軍が撤退する可能性があるという寄稿文が、米国の外交専門誌「フォーリン・ポリシー」に掲載された。

野党の先頭走者が文在寅氏と李在明氏だ。

この2人は親米傾向があまりなく、北朝鮮とは対決ではなく和解を模索しようとする傾向がある

文政権になりますとアメリカは、斬首作戦を実行しにくくなる。

従って合同軍事演習中の今月末までにことを起こす可能性があります。

イギリスのメイ首相は、トランプ大統領の北朝鮮に対する警告を手厳しく批判しています。

Theresa May slaps down Donald Trump over North Korea warning MIRROR

メイ首相は、国連や国連安全保障理事会を通して行動すべきであり、まだ中国にはできることがあり、重要な役割を果たすことができる。

最善の措置は国連を通して作業を継続することだ、と言っています。

イラク戦争の時のように簡単にはアメリカに追従しない模様です。

トランプ政権は中国なしで単独で解決すると断言しており、今回の米韓軍事演習にはあのオサマ・ビン・ラディン暗殺を担当した「要人暗殺部隊」米海軍特殊精鋭部隊ネービーシールズも参加しています。

米韓演習に米特殊部隊参加 暗殺など任務、北朝鮮へ圧力 朝日

今月中に「死の白鳥」が舞うかもしれません。

中国は北朝鮮の3回目の核実験以降、北朝鮮をアメリカに次ぐ「第二の仮想敵国」とみなしており、斬首作戦を「黙認」すると予測されています。

中国が激怒した3回目の核実験や北朝鮮ナンバー2の張成沢派の大量処刑に今回の金正男暗殺を理由に「黙認」するだろうと言われています。

金正恩氏は、居眠りして自分の演説を聞いていなかったとか姿勢が悪いと言ったある意味、どうでもいいような理由をもって高射砲で処刑するような異常な人物です。

義理の兄である金正男暗殺も、金正恩氏が失脚した場合の代わりとなる人物が金正男氏であり、中国の先手を打って中国国外に出た時を狙って暗殺しています。

中国の面子を潰したわけです。

恐らく「黙認」する可能性が高い。

【ドキュメント永田町】トランプ政権の北空爆、中国「黙認」 正恩氏に突き付けた「3つの宣言」 日本に大量難民も ZAKZAK

この記事によりますと中国は北朝鮮に3つの宣言を突きつけたようです。

(1)絶対に核実験を行ってはならない。

(2)核開発の放棄を目標とする6者協議に復帰すること。

(3)核実験を強行した場合、中国は、米軍を主体とする「金正恩斬首作戦」の実行を黙認する。

北朝鮮が核実験を強行すれば、正面衝突を回避するための、あらゆる外交努力は水泡に帰すだろう。

前回の核実験は、北朝鮮の建国記念日である9月9日に行われた。

今月、北朝鮮が迎える最大の記念日は「建国の父」とされる金日成主席の誕生日、4月15日だ。

今月、6回目の核実験を実施するとしたら、その可能性としては4月15日が有力視されています。

北朝鮮の今までの核実験はこれです。

ソース

核実験とは別に去年の2月7日、長距離弾道ミサイルの実験を成功させています。

この成功によって北朝鮮は事実上、アメリカ本土のどこにでも核ミサイルを撃ち込むことができるようになった。

ソースにもあります。

北のミサイルによる人工衛星は宇宙軌道進入に成功したと推測される、と韓国国防部は公式発表した。

米本土に到達できる射程距離1万―1万3000キロのICBM(大陸間弾道ミサイル)の開発が、ほぼ成功段階に至ったことを意味する。

北朝鮮とアメリカ西海岸の距離はこれです。

9338キロ」です。

これは東海岸ニューヨークまでの距離です。

北朝鮮からニューヨークまで「1万0756キロ」であり、射程が「1万3000キロ」となりますと事実上、アメリカ本土のどこにでも核兵器を打ち込むことができる射程です。

ただ大気圏再突入の技術とミサイルの安定性が課題のようですが、これはもはや時間の問題となっています。

トランプ政権が危機感をもっている理由のひとつです。

ちなみに過去最大規模と言われた5回目の核実験の記事はこれです。

去年2016年9月9日です。

北朝鮮が5回目の核実験、過去最大規模か 各国が強く非難 ロイター

北朝鮮は9日、通算5回目となる核実験を実施した。

今回の核実験の規模は広島の原爆よりも大きく、過去最大規模とみられる。

去年2月の長距離弾道ミサイルから推定されている射程範囲はこれです。

ソース

ロサンゼルス、グアム、ハワイ、アラスカ、ニューヨークとアメリカ本土のすべてを射程に収めています。

北朝鮮は去年2回の核実験をしておりますが、今年は今月の可能性が高く、6回目の核実験は前回最大規模と言われた威力をもつ核兵器の「14倍~20倍」の規模と予想されています。

北朝鮮 6回目の核実験は多重核爆発方式か=専門家が分析 聯合ニュース

韓米情報当局は、北朝鮮が北東部の咸鏡北道・豊渓里の核実験場で6回目の核実験の準備を進めてきたことを把握している。

金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の命令が下されれば数時間以内に核実験が可能だというのが当局の見解だ。

専門家は、今回北朝鮮が核爆弾数発を同時に爆発させる多重核爆発、またはウランを利用して威力を増加させる増幅核分裂弾、プルトニウムとウランを混合した核爆弾の実験を行うと観測している。

6回目の核実験の爆発の威力も注目される。

北朝鮮研究で知られる米ジョンズ・ホプキンズ大韓米研究所は11日、北朝鮮の坑道の掘削作業の規模からみて、核実験の威力は5回目の実験の10キロトン(1キロトン=TNT火薬1000トンの爆発力)の14倍に及ぶと推定した。

韓国科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)研究委員も「北はすでに自ら核兵器の小型化を実現したと主張しているだけに、今回は威力増幅型核爆弾を実験する可能性がある」とし、「爆発威力は150から200キロトンの間になるとみている」と話した。

北朝鮮の核実験爆発威力は、1回目(プルトニウム)が1キロトン以下、2回目(プルトニウム)が3~4キロトン、3回目(高濃縮ウランと推定)が6~7キロトン、4回目(北朝鮮は水爆と発表、増幅核分裂弾)が6キロトン、5回目(増幅核分裂弾)が10キロトンだった。

トランプ政権の危機感も理解できる気がします。

これに対して朝鮮半島有事に関する米軍のオペレーションは主に4つあります。

(作戦計画)5027:北朝鮮が韓国に侵攻した状況に対応する対応

(作戦計画)5029:クーデターや革命などが起こったさいの対応

(作戦計画)5030:必要物資を枯渇させて政変を起こさせる対応


(作戦計画)5015:北朝鮮の核・ミサイル基地への先制限定攻撃

ソース

一応計画と準備は万全のようであり、今までは主に「作戦計画5015」が議論されてきたようですが、新しい作戦では「作戦計画5015」ではなく、特殊部隊の単独作戦となるようです。

既に今回の米韓合同軍事演習に「死の白鳥」B1B戦略爆撃機が参加しています。

明らかに北への圧力です。

しかして今月中かどうかはあくまで可能性の問題であり、北朝鮮に対する「テロ支援国家」を下院で指定したばかりですから、上院でも審議された後でなければ作戦の決行はないのではないか。

限定的で警告的な空爆はするかもしれません。

北朝鮮のテロ支援国家再指定へ法案可決 米下院、核・ミサイル開発で 産経

米下院は3日の本会議で、北朝鮮の核・ミサイル開発や金正男氏殺害を受け、国務省にテロ支援国家への再指定を求める超党派の法案を可決した。

上院で審議される見通し。

本会議では北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発を非難する決議も可決した。

90日以内だそうですが、夏以降の可能性が最も高そうです。

しかしてその頃には文政権が発足しているはずであり、アメリカ軍は韓国の協力は得られないかもしれない。

深読みするならば去年の9月の核実験以降、北朝鮮への脅威が高まったのと並行して朴槿恵元大統領の問題が噴出しています。

あの世的には朴槿恵氏では対応できないと判断したのではないか。

あれからあれよ、あれよという間に韓国大統領選挙となりました。

朝鮮半島を守らんとしている「天」があるのかもしれません。

どこの国も原則あるのですけどね。

ならば戦争を避けようとする霊的勢力があることになります。

今年はメキシコ国境の壁の建設は費用の問題で頓挫したというか、次年度に先送りされました。

トランプ大統領が単独で実行すると言っても、その後も新たな世襲制の独裁者を立てるだけで意味はないようにも思えます。

独裁制の崩壊も南北統一もないでしょう。

単に核兵器とミサイル技術を持たせたくないだけのように見えます。

大層な大義はなさそうですからあの世から色々と妨害が入るかもしれません。

人が死にますからね。

第二次朝鮮戦争も避けられるかもしれません。

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