国際

黒い絆

ブラック・タイディングスですが、情報が修正されているようです。

ソース

少し前は、登記日と停止日が、同じ7月4日で「?」状態だったのですが、今回の件でアクセスが急増したのでしょう。

きちんと登録日が「2006年4月27日」に修正されています。

招致委とブラック社との契約関係が、段々とあやしくなってきました。

五輪招致問題シンガポールのコンサル会社代表者と面会なく契約 FNN

契約時、招致委は一体、誰がイアン・タン氏と会っていたのでしょう。

固有名詞すら出てこず、事務を取り扱う事務局も面接していないと証言しています。

築50年以上の古びた公営住宅の一室を会社登記し、とても高度なコンサルティング業務ができそうもない個人事業主と誰も会っておらず、幽霊会社にしか見えない会社と2億を超える契約をする。

ここですね。

民進党も追及していますが、のらりくらりの対応に苦慮しているようです。

1分13秒です。

組織ぐるみの贈収賄と取られても仕方がないのではないか?

IOCのバッハ会長もお怒りです。

五輪招致疑惑 バッハ会長「疑惑があるとすれば好ましくない」 FNN

あらゆる手段を使って、容赦なく対応する

と言っています。

シンガポール文書というものがあります。

319:五輪買収疑惑の震源:シンガポール文書暴露の経緯と、お粗末な竹田恒和JOC会長の国会答弁 明日うらしま

それよりもなによりも、答弁での「この会社は決してペーパーカンパニーではない」というのははなはだしい認識不足です。

そして報道陣への「会社側とは現在連絡が取れていない」のは何故なのか。

以下その理由についてドイツからの情報を基に述べましょう。

2014年12月3日に放映された1時間のドキュメント番組が、今日にいたる世界陸上競技連盟の史上最大で最悪のスキャンダルの震源となったのです。

タイトルは「秘密事項ドーピング:ロシアはいかにして彼らの勝者を作るか」です。

世界的に大反響を呼びました。

これですね。

世界陸上競技連盟(IAAF)

ほとんどが日本企業です。

電通はISLからは1995年に撤退しており、その後の贈収賄事件の被害から逃れておりましたが、本流へのアクセスを絶たれ、IAAFを取り込みます。

この番組の調査報道の資料は、

これを邦訳すれば、日本の国会とメディアで問題解明を追及する際の重要な基本資料となることも指摘しておきます。

と指摘しています。

その資料がこれです

ロシアの陸上競技の選手たちが当たり前のようにトレーナーにいわれるままにドーピング薬剤を使用するかの実態を知らされショックを受けます。

そこで思案の末に家族の将来のためにも、ふたりで内部告発をする決心をします。

実名での告発ですから、もちろん命がけです。

このような恐ろしく腐敗していたIAAFと日本は密接な関係を築いていたのですね。

日本のオリンピック招致の買収疑惑の発端となったのは、調査中に出て来たもう一人の世界的な選手の告発によるものです。

この人物がシンガポール文書を示したため、フランスの検察捜査に結びついたもう一人の主役です。

このマラソン選手が、ガーディアンの関係図でも出てきたリリヤ・ショブホワ選手です。

(彼女は)2012年のロンドンオリンピックを前に、ロシアのスポーツ界の役員に脅かされ、数度に渡り、合計で何と45万ユーロもの裏金を現金で支払うことでドーピングを隠し、生涯の夢であった出場権を買ったのです。

しかしこの大会で彼女は走行途中で離脱してしまいます。

その後、血液検査を基に二年間の出場停止処分を世界陸連から受けます。

ところがドーピングを隠せなかったために45万ユーロのうち30万ユーロが返金されます。

驚くべきことに30万ユーロがロシア陸上競技連盟会長名でシンガポールのダミー会社、ブラックタイディングスから送り返されてきます。

ここで出てくるのですね。

ブラック・タイディングスが。

この時の送金の証拠書類とシンガポールにあるブラック・タイディングスの登記書類を「シンガポール文書」と言います。

早速、セルペット記者は、現地に隠しカメラを持って乗り込みます。

記者が会社について訊ねると、男は「自分は関係者だ」と答え、「30万ユーロ送金を知っているか」と問うと「警察を呼ぶぞ」と怒ってドアを締めてしまいました。

背後では家族らしい話し声も聴こえます。

セルペット記者はここで「典型的なオフショアーの会社である」と述べていますし、また「同社が送金の直後に抹消されていることを後で知った」とも語っています。

2014年7月のことです。

これで、竹田会長の「この会社は決してペーパーカンパニーではない」という認識が間違っていることは明らかです。

電通は招致委にここを紹介したのですね。

贈収賄がお仕事のようです。

イアン・タン氏は、IAAFの腐敗の中枢にいた人物です。

正当な業務契約と言われても説得力はないでしょう。

ガーディアンの最新の記事が出ました。

Questions over Tokyo 2020 Olympic bid are spreading far and wide ガーディアン

東京五輪招致への疑念が広範囲に広がっている」という記事です。

初めの方は一般的に知られている内容ですが、後半に少し知らない内容が出てきます。

高橋治之(たかはしはるゆき)氏は、元電通専務であるが、ゼップ・ブラッター氏の長年の友人でもある。

彼は昨年、「おもてなしチケットのエージョント」であるベニー・アロンに告発されました。

ベニー・アロン氏は、かつてその証言によって、元FIFAの事務局長ジェローム・バルク氏を資格停止処分に追い込んでいます。

これですね。

サッカー=FIFA、不正疑惑のナンバー2を資格停止処分に ロイター

高橋氏の親友であるブラッター会長も8年間の資格停止処分を受けています。

FIFA会長、8年間の資格停止処分 倫理委、不正認定 朝日

プラティニも同じ処分を受けているのですね。

知りませんでした。

このジェローム・バルク氏を倒したベニー・アロン氏が、ブラッター会長は200万ユーロの供与を受けていると告発しています。

ブラッター氏と高橋氏は、共にその主張を否定しています、と記事にあります。

ブラッター氏と高橋治之氏は、共にこのベニー・アロン氏から告発されているそうです。

去年の話だそうで、今回の問題をきっかけに注目されてくるかもしれません。

しかして割と早く高橋氏の名前が出てきましたね。

神道は、既に幕引きをはかりたいようですが、そううまくいくでしょうか。

今後の推移を注視したいと思います。

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