「家計調査1月分速報」がでました。
消費支出は前年比「マイナス3.1%」であり、前月比「マイナス0.6%」でした。
5か月連続で個人消費は「マイナス」です。
通年では2014年が「マイナス2.9%」、2015年は「マイナス2.3%」で2年連続でマイナスでした。
エンゲル係数は「24.5%」であり、久しぶりに「25%」を割っています。
実収入は「マイナス1.3%」です。
G20財務相・中央銀行総裁会議が閉幕しましたが、掛け声だけで終わりました。
打つ手が乏しい苦境が浮き彫りになった。
世界経済の安定に向け、各国が政策を総動員するとした声明を採択し、閉幕した。
財政出動を伴う景気対策や構造改革などを想定している。
政策協調には程遠い。
各国が依存する金融政策は通貨安競争を招きかねず、これ以上緩和する余地は少ない。
公共事業など大規模な財政出動が可能な国も限られる。
金融政策は、各国との通貨切り下げ戦争を招きかねず、選択肢としては財政出動しかない。
しかしてこれも限られた国しかできない。
声明は、世界経済の見通しがさらに下方修正される懸念を示し、「金融、財政、構造改革のすべての政策手段を用いる」と盛り込んだ。
「金融政策のみでは均衡ある成長につながらない」と強調し、通貨安競争を回避する方針でも一致している。
協調できたのは方向性だけだ。
これで政府・日銀は円安への為替介入がしにくくなります。
プライマリー・バランスの黒字化と財政規律を重視している現状では、財政出動もそれほど期待できない。
原油安も各国の利害関係の相違から共通した政策が取れない。
結局は各国で財政出動をし、構造改革を進めよという掛け声だけで終わっています。
リーマン・ショックでは共通した政策が取れたG20ですが、次の危機ではバラバラとなり、協調は取れそうにありません。
今回のG20は、市場には全く影響を与えませんでした。
G20財務相・中央銀行総裁会議は2月27日の声明で、年初以降の市場動揺に対し、政策を総動員する姿勢を示しましたが、具体策はなかったことで、市場への影響は「ノーインパクト」でした。
政府系ファンドは2015年に2133億ドル(約23兆9000億円)の世界の上場株式を売却したと指摘したということです。
そして、原油価格が1バレル30~40ドルで推移する場合、2016年中にさらに4043億ドル、日本円にして45兆円規模の株式残高圧縮の動きが出ると予測していると報じられています。
去年は産油国の政府系ファンドは株式を「24兆円」売却したそうですが、原油価格が低迷しますと今年は、去年の倍である「45兆円」の株式を売ってくると予測しています。
中国の景気の減速は続いておりますし、為替に関してもG20で、日本は名指しで批判されましたから介入はしにくいでしょう。
原油安が続けば、産油国の赤字の穴埋めとして株式を売ってくるでしょうから、世界的にも下落傾向となってくる。
円高・株安となり、アベノミクスは終焉します。
原油安がアベノミクスを破壊している。
3月11日の金曜日に東日本大震災が起きたことなどのアノマリーやジンクスを根拠に、3月8~10日にリーマン・ショックを超える金融危機が起きるとの観測というか、ルーマー(噂)が市場の一部で根強く囁かれているようです。
まあ、11日は先物・オプションのSQですから、その前のポジション調整で、日経平均株価が乱高下する可能性はあるでしょう。
しかしながら、そこまでの危機が起こるとは、私は予想していません。
これは知りませんでしたが、3月8日~10日にかけてリーマン・ショックを超える金融危機が起きると噂されているようです。
何が根拠なのかは判然としませんが、今年の3月11日は5年前の東日本大震災日、3月11日と同じく「金曜日」ですから連想しているのかもしれません。
今年の景気の動向は原油価格次第というところでしょうか。
グレンコアも「69%」減益です。
グレンコア:15年通期は69%減益-金属・原油価格の下落で ブルームバーグ
「42億9000万ドル」から「13億4000万ドル」へと減益でした。
規模の大小を問わず、石油・エネルギー企業への与信枠を銀行は削減するもようです。
原油安で銀行はエネルギー企業への与信枠30%縮小も-S&P ブルームバーグ
4月に行われる見直しで、石油・天然ガス会社向け与信枠が30%縮小される可能性があると推定する。
銀行は年2回、各社の生産可能埋蔵量に基づいて与信枠を見直す。
同氏によれば、昨年11月の前回見直しでは与信枠は10%減らされた。
「現在の商品相場の状態があと数カ月続けば、リストラクチャリングや、連邦破産法11条に基づく会社更生手続きの適用申請を余儀なくされる企業は大幅に増加するだろう」
「与信枠10%」の縮小から「与信枠30%」へと3倍も縮小する。
破産していく企業も増加していくと予測されています。
世界経済の動向が原油価格次第だとすれば、どうも景気はよくなりそうにありません。
先月の初め、世界の石油業界関係者がひとつのメッセージを発しました。
原油下落の最悪期は終わっていないとの見方が影落とす-ロンドン会議 ブルームバーグ
世界の石油業界関係者が「IPウイーク(国際石油週間)」に参加するためロンドンに集結する中、一つのメッセージが明確になりつつある。
それは、原油価格下落の最悪期は終わっていないというメッセージだ。
「価格が10ドル台に下落しても驚かないだろう」
現在の供給過剰は1998年と99年の石油業界低迷時よりも一段と極端である可能性が高いとの見方を示した。
石油関連企業の利益は減少し、各社は配当引き下げや大幅な人員削減を余儀なくされている。
既に過去最高水準にある世界の石油在庫は引き続き増加すると予想。
原油と石油製品約3億6000万バレル(日量約200万バレル)が向こう半年間に貯蔵に回されるとみている。
この量はアフリカ最大の産油国ナイジェリアの生産量に相当する。
ロンドンでは、競合する産油国を圧迫するため原油価格下落を容認する戦略を立てたサウジアラビアやクウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールが戦略を変更するほどの財政的圧力を感じている兆候はほとんど見られなかった。
サウジ等のOPECは、これほどの原油安でも財政的には何ら圧力を受けておらず、赤字でも問題視していないと言っています。
一時は原油安による財政赤字に堪えられず、減産して価格を引き上げていくのではないかと見られていたわけですが、その兆候すらないそうです。
それを裏付けるようにOPECは、今年6月の総会でも「減産はない」と断言しています。
原油価格がきわめて低水準にとどまった場合でも、石油輸出国機構(OPEC)が6月の次回定例総会で減産を決定する可能性は非常に低いことが、関係筋の話で分かった。
OPECに加盟する中東産油国のある関係筋は「イランの産油量が明確になる年末まで」には、減産が可能になるとの見方を示唆。
「ただし、6月に決定されることはない」と述べた。
石油業界関係者が発した「原油価格下落の最悪期は、まだ終わっていない」というメッセージは、未だ有効と捉えていた方が良さそうです。
原油価格はここのところずっとバレル30ドル~35ドルの横這いですが、バルチック海運指数が反転しています。
良く言えば「底をうった」、悪くいえば「デッド・キャット・バウンス」ではないのかと見えなくもない上げ方です。
ここ広島でもガソリンはリッター「110円」であり、ハイオクは「121円」で変わらずです。
ただこの前灯油を買いに行きましたら18リットル缶が「1000円」を割り込み、「990円」で売られていました。
リッター「55円」です。
去年辺りから世界経済の崩壊は「原油価格」が原因になると思っていましたが、「逆オイル・ショック」は、まだ始まったばかりであろうと思っています。
第三次世界大戦のような大規模な戦争があるとは思っていませんが、世界経済の崩壊と地殻変動はあるでしょう。
戦争ができるうちは、まだ神さまのいうことは聞きません。
戦争すらもできなくなった時、初めて神さまの言うことを聞くようになるでしょう。
この理由は「Creator’s Report」で、かつて述べた通りです。
浄化のプロセスと段階はありますが、この戦争ができなくなった段階では、この時点でかなり大変な事態を人類自身が招いているでしょうが、いきなりはありません。
戦争は小規模と言いますか、世界の崩壊と関係ない規模と言いますか、これを除いて大規模なものはないと思っています。
神とは大宇宙のことを指し、物質宇宙は神の表現体ですから、人類の心の物差しは今後、永遠に目の前に在る「大宇宙」になります。
善悪の判断基準も霊格の高低を決定しているのも、全て大宇宙であり、事実最高霊域では、この大宇宙と一体化し、これを心の物差しとしておりますので、この世の人類もこの霊域の方々がしておられる世界を目指していくことになる。
神の心が「上」であり、神の体が「下」です。
ところが人類の心は、これと逆なのですね。
心の中では、神の体を「上」にして、神の心を「下」においているのです。
自我を「上」に置いて、神我を「下」に置いている。
大宇宙と分かれている、分離しているわけです。
大宇宙(神)と分かれますと世界も文明も個人も国家もすべて悪になってしまうのです。
お釈迦さんが、それをやってしまったのですね。
自我を「上」に置いて、神我を「下」に置いてしまった。
この瞬間、誰であろうが、大宇宙と分かれてしまうのです。
ところが霊天上界の諸神霊は、大宇宙と一体化している「宇宙即我」の方々がおられ、大宇宙の心の通り生きておりますので、大宇宙とその者が切られますと、次にあの世の「天」とこの世の「地」が切られ、神我の「天」と自我の「地」が切られ、諸神霊と交流できなくなるのです。
霊言が止まり、諸神霊とアクセスできなくなるとは、こういう意味です。
大宇宙、すなわち神が永遠に人類と世界を支配しているのです。
今後、この世の人類が、その心において神我を「上」にして、自我を「下」に置けば、心の通りの現象があらわれますから、物質世界でも「ポールシフト」が起こるかもしれない。
心で上下が逆転するがゆえに現象世界も逆転するかもしれない。
見られる世界は、見る者の心の世界 : 西田幾多郎
「三界は唯心の所現、心外無別法」であり、天界・現界・地獄界の三界は、ただ心のあらわれであり、心の外に別に法なく、存在なしです。
正確に言えば、「三界は唯神の所現、神外無別法」であり、三界はただ神の心のあらわれであり、神の心の外に別に法なく、存在なしです。
地獄すらも、元々は神が創造せし世界ではありませんけれども、ある意味霊的修行上、その人にとって必要な世界として神の母体の中で生かされているのでしょう。
地獄界は神の方便の世界です。
方便が方便の世界を作り、実相が実相の世界をつくる。
生命即物質であり、実相即方便です。
別に地獄界を肯定しているわけではありませんけれども、何事も人間は経験しなければ悟れない愚かなところがあり、それを神はすべて知っておられる。
人の心もそうそう簡単には変わらない。
正しいと分かっていても、納得できないこともあり、すべての善も知りえない。
そういう愚かなところが人間には誰でもあります。
法の未熟と霊的な未熟、すなわち人間の側の悟り不足による未熟な法、未熟な霊性が作り上げてしまった世界でしょう。
もちろん神が地獄界など創造するわけありません。
地獄をなくしたければ、一人一人が悟るしかありません。
悟らないで地獄がなくなるはずもなく、また人類の幸福もないし、救済すらない。
「悟り」は幸福を生み、「反省」は救済を生む。
そしてこの「悟りと反省」は自力です。
誰も代わって悟ってはくれず、誰も身代わりで自分の罪を反省してくれない。
救世主なんぞに頼っても無駄です。
救世主は私の代わりに悟ってはくれず、私の罪を私に代わって反省してくれるわけでもない。
たとえしてくれても、それで私の罪が許されるわけでもない。
なぜ自分の罪を自分で反省しないで、罪が許される?
救世主にそのような力はない。
だから救世主を名乗り、キリスト宣言をする者に碌な奴はいない。
わかるであろう。
救世主をみずから名乗る者は、この「悟りと反省」という救済の本義を知らず、人の救い方を知らないことをみずから暴露しているということだ。
救えないのに救えるという。
これを詐欺という。
なんぴとも「悟りと反省」を通さずして救われる者は一人もなく、そして救世主はこれができない。
自己喧伝欲以外のなにものでもない。
だから救世主を名乗る者に碌な奴はいないのです。
そのような者に頼っても無駄です。
自分の悟りは自分で磨くしかなく、自分の罪は自分で反省するしかない。
天界でも地獄界でもこの世でもこれは変わらない。
この世に生きようが、霊天上界に生きようが、地獄界に生きようが、自分の悟りは自分で磨くしかなく、自分の罪は自分で反省するしかない。
永遠にそうなっている。
誰かが身代わりで悟ってくれると思うな。
誰かが身代わりで罪を反省してくれると思うな。
そのような者はその本人以外にはいない。
本人以外、あの世でもこの世でも存在しないのだ。
結局は「悟り一元論」ただこれ在るのみです。
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