国際

2018年・祖国統一大構想

北朝鮮が、また威嚇動画を出しています。

戦闘機をミサイルで撃破し、空母をミサイルで撃破している動画です。

戦争狂いが虚勢を張って自慢する戦略資産

北朝鮮が上げた実際の動画はこれです。

動画の題名は「先頭に立ってみろ」であり、字幕付きです。

空母カールビンソンが撃沈されています。

[注] 字幕の出し方

You Tube動画の向かって右下にこのような部分があると思います。

画像のように下に赤線が出ていなければ字幕はでませんから、ここをクリックして下さい。

字幕が出ます。

これに先立ちトランプ大統領は、国連の場で北朝鮮を完全に破壊するしか選択肢がなくなると演説し、金正恩氏を「ロケットマン」とニックネームを付けていました。

私は前から「ミサイル・オタク」と呼んでいましたが、「ロケットマン」とは、エルトン・ジョンの曲名だそうです。

これに対する反発は相当なもので、北朝鮮外相の李容浩(リ・ヨンホ)氏が、トランプ大統領をボロクソに言っていました。

うそつき大王(ライアーキング)」だの「悪の大統領」だの「精神異常者」だの「誇大妄想と自己満足の塊」だのトランプ大統領に負けず劣らずの暴言ぶりであり、上も上なら下も下だなと思いました。

似た者同士が集まる。

これを真理上は、波長一致の法則という。

従来の支配層であるヒラリー氏ならば、こうはいかないわけであり、実におもしろい正直なご発言であり、退屈させない大統領です。

米朝の対立も最終コーナーを回ったようであり、アメリカの挑発にも不思議な共時性を感じています。

何故、トランプ大統領が選ばれたのか?

何故、トランプ大統領は、この年に北朝鮮を刺激し始めたのか?

別に北朝鮮に合わせたわけでもないのでしょうが、北朝鮮は2013年4月、党中央軍事委員会拡大会議において「2018年祖国統一大構想」を掲げています。

「2018年祖国統一構想」によると、金正恩「2017年10月10日までに5大核打撃手段を完成させよ」か masakunの日記

これは今年2017年10月10日までに「五大核打撃手段」を完成させ、2018年には韓国からアメリカ軍を追い出し、南北を必ず統一するという構想です。

2013年4月には、キム・ジョンウンは、党中央軍事委員会拡大会議で「2018年祖国統一の構想」を明らかにし、そのために5種類の核兵器と長距離ミサイルを含む「金正日5大核打撃力」を、2017年10月10日までの最高司令官に提供することを、労働党と内閣は、第2経済委員会、武力省に命令したとする。

五大核打撃力とは、

1. 水爆

2. 移動式大陸間弾道ミサイル(ICBM)

3. 潜水艦搭載のSLBM

4. 核魚雷

5. 核リュック

この五つですが、核リュックは当ブログでも少し扱いましたが、核魚雷は初めてです。

普通の魚雷ではないようです。

北朝鮮は核機雷と魚雷だけ開発されれば、韓国と日本の海軍基地はもちろん、米国の空母まで中和することができると自信を持っており、有事の際に米軍の介入を抑制することができると判断している。

これにより、131指導局(原子力総局)傘下の108研究所で核魚雷と機雷研究を開始した。

海軍基地や空母をこれで撃沈する計画のようです。

核の魚雷や核の機雷となれば、威力は相当なものでしょう。

この五大核打撃力を、今年の朝鮮労働党創建記念日である10月10日までに完成させる計画のようです。

そして北朝鮮の計画によれば、来年2018年に韓国からアメリカ軍を追い出し、南北を統一する考えのようです。

このギリギリの時期にトランプ政権が、北朝鮮を問題視し始めました。

北朝鮮側、アメリカ側共に、2018年にターゲットがあっているわけです。

不思議な共時性です。

来年早々には、北朝鮮はICBMを実践配備するとも報道されていました。

ブッシュ元大統領は、2002年1月に初めてイラク・イラン・北朝鮮を悪の枢軸と名指しし、9月の国連演説でフセインを罵倒し、それから半年後にイラク戦争に踏み切っています。

同じくトランプ大統領も今月9月の国連演説で金正恩氏を「ロケットマン」と呼び、北朝鮮を完全破壊すると演説しています。

不思議な共時性です。

してみると来年3月頃が危ない開戦となるかもしれない。

今月の13日には、23万人いると言われる在韓アメリカ人を避難させるペンタゴンの責任者が、2人も韓国入りしています。

在韓米国人を脱出させる米国防省責任者が極秘訪韓! 対北軍事攻撃の前触れか!? 辺真一

朝鮮半島有事の際に韓国在留の米国人を国外に退避させる国防総省の責任者らが先週13日、密かに訪韓していたことがわかった。

訪韓したのは韓国国内に在留、滞在している米軍家族及び米市民らを有事時に国外に避難させる実務責任者で、一人は米国防省企画担当のエリザベス・ゴドレイ次官補代理。

もう一人は、国防省傘下の国防計画局所属のジョン・サリバン少将(次官補代理級)で韓国南部の大邱(テグ)にある第19遠征支援司令部を訪問していた。

極秘の訪韓というのも不気味ですが、記事では

二人揃っての訪韓が極めて異例である

と述べ、韓国政府側も神経を尖らせているようです。

来年早々には、北朝鮮はICBMを実践配備し、2018年祖国統一大構想の目的に突き進みます。

そして同じくアメリカも、2018年にICBMが実践配備される前に行動を起こさなければならない。

何か一致しているのですね。

米朝開戦は、実際長期戦になりますと北朝鮮に勝ち目はないようです。

北朝鮮は、戦争用の備蓄が最大3週間分しかなく、これ以上長引きますと戦争ができなくなる。

二人の軍事専門家が予測しています。

北朝鮮側も「3日戦争作戦計画」とか、最大でも「7日戦争作戦計画」とか、短期決戦を意図しているようです。

3日や7日ぐらいでアメリカ軍を掃討できるとは、とても思えませんが、備蓄を見ますと短期決戦をせざるを得ない。

「5015作戦計画」に対抗する北朝鮮の知られざる「7日戦争計画」 辺真一

韓国では北朝鮮には「7日戦争作戦計画」があるとされている。

金第一書記は

「祖国の統一大戦を早期にやると言ったら、5年後程度と思っているようだが、それは誤った考えで、(5年より)もっと時期は早まるだろう」と語ったとされている。

この報道から3日後、今度は大手紙「中央日報」(1月8日付)が「7日戦争作戦計画」は「2012年8月に作成され、金第一書記によって承認された」との「元高官」の脱北者の発言を伝えていた。

この作戦の第一次攻撃対象は、青瓦台(韓国大統領府)と政府機関であり、第二次攻撃対象は太平洋地域の米軍基地とアメリカ本土だそうです。

当然、日本の在日米軍基地も第二次攻撃対象に入っている。

アメリカも北朝鮮を過小評価し、舐めているように見えますが、北朝鮮もアメリカを過小評価し、舐めているように見える。

マティス国防長官は9月18日、ソウルを重大な危険にさらすことなく、軍事的な対応は可能だと述べていました。

これは多くの憶測を呼びましたが、マティス国防長官は詳細には触れていません。

推測するしかありませんが、EMP攻撃(電磁パルス攻撃)とサイバー攻撃、電子攪乱機によるジャミングと戦術核を使用するのではないか。

特にアメリカは電磁パルス攻撃を正確に撃てるわけであり、これを継続的にやれば弾道ミサイルも戦車も戦闘機も、一瞬で動かせなくなる。

非武装地帯(DMZ)近辺で構えている8000の砲門に対しては、30分以内に戦術核で一挙に一掃するように思う。

北朝鮮に、とても勝ち目があるとは思えませんが、北には潜水艦による核魚雷や核機雷、あるいはSLBMや特殊部隊によるゲリラ戦以外に対応しようがないのではないか。

アメリカが負けることはないわけです。

いざとなればロシアに「死の手」があるように、アメリカには「神の杖」がありますからね。

米が宇宙兵器「神の杖」を研究開発 衛星の誘導で地上攻撃 チャイナネット

これは2012年の記事ですが、既に配備されていると噂されています。

この「神の杖」は、地球上のどの地域のどの都市でも攻撃可能であり、宇宙からタングステンの槍がマッハ9.5で突き刺さってくる。

地下400メートルまで破壊すると言われています。

核汚染もなく、終戦後は復興が可能であり、一発で原爆並の威力があると言われています。

これを連続発射できる。

神の杖」を行使することはないでしょうが、少なくともEMP攻撃で弾道ミサイルや戦車、通信施設や電力網は、まず最初に無力化していくと思う。

これですね。

プチ・EMP攻撃で車が死んでいます。

バッテリーは生きているので窓の開閉やメーター類のライトは点灯しますが、電子機器が死んでおりますので、キーをひねってもエンジンがかからない。

トラックや消防車、パトカーや救急車はすべてこうなります。

核兵器によるEMP攻撃では、例えばコンセントに電気製品をさしていると思いますが、そのコンセントから大電流が流れ込み、コンセントにつながっている電気製品をすべて破壊していきます。

高圧電線にも大電流が流れ、焼け融けていきます。

防衛網は、これで終わりであり、戦闘機も戦車も軍艦も停止します。

ソウルを重大な危険にさらさず目的を達するというならば当然、このEMP攻撃は最初にやるでしょうね。

ただ北朝鮮も、EMP攻撃に特化したスーパーEMP弾を保有していると見られておりますから、EMP対策を取っているかもしれない。

この場合、甚大な犠牲が出ます。

アメリカでもこれからというのに、北朝鮮がEMP対策を取っているとは考えにくいですけどね。

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