まずこの動画をご覧下さい。
3分58秒の動画です。
「現行の国債買い入れペースでは、3年~4年で日銀は限界をむかえる。
更なる追加の金融緩和を行えば、2年~3年で限界をむかえる」
今年1月の動画ですが、早ければ2017年、遅くとも2019年に日銀は政策上の限界をむかえ、国債金利は上昇していくと予測しています。
2%長期金利が上昇すれば、国内の金融機関は10兆円の含み損を抱えると言われています。
今年の4月8日には80兆円の金融緩和を追加しましたので、字句通り捉えれば、2017年か2018年にも限界をむかえることになります。
あと3年ですね。
動画では異次元の金融緩和を始めた2013年から日銀の国債保有残高が、右肩上がりに急激に増加しているのがグラフから分かります。
本当に極端で異常な上がり方です。
中国のGDPのグラフのように錯覚しますけれども、日銀の方は内容は逆であり、国内最大の国債保有者となりました。
銀行と年金は国債を減らしているようで、買っているのは日銀のみという構図です。
銀行と日銀の国債キャッチボールです。
日銀の資金循環統計では銀行は122兆円国債を保有し、1023兆円の12%を占めています。
今後も銀行は国債を減らし、それを日銀が買い支える構図になると想定されます。
オフレコ扱いにされた黒田日銀総裁の「日本国債」深刻発言 週刊ポスト2015年3月20日号
この記事では黒田総裁のオフレコ発言を扱っています。
「経済財政諮問会議の席上で、黒田東彦・日銀総裁が重大な発言をしていた。
会議のテーマは財政健全化だった。
いつもは聞き役に撤する黒田氏が自ら発言を求め、深刻な面持ちで国債の危機に触れたのである。」
「これまで銀行が保有する国債はリスクゼロ資産とされていた。
しかし、スイスに本部を置くバーゼル銀行監督委員会では、国債をリスク資産と見なし、格付けに応じて査定するように銀行の審査基準を変更する議論が始まったという。
黒田さんはそのことを詳細に説明したうえで、“基準が見直されれば大量の国債を保有する日本の金融機関の経営が悪化し、国債が売れなくなって金利急騰につながりかねない”と指摘した」
「金融政策の責任者である黒田総裁が首相の前で“日本国債はもうダメかもしれない”と弱音を漏らした」
本当に今回は危ないかもしれませんね。
リスクウェイトゼロだった国債が、リスク資産とみなされます。
格付けや保有残高に合わせて資本を積み増す必要が出てくるバーゼルのルール変更です。
日本国債の格付けはシングルAですから20%でしょうか。
今月の末にも草案が出てくるそうですが、来年中にはまとめられ、完全に実施されるのは2019年からです。
資本の積み増しは厳しいでしょうから、結局銀行は2019年までに国債を売るという行動に出るはずです。
最初の動画にもあったように国債を実質買っているのは、セントラル・バンク日銀ですから、すべてを日銀が買い支えていくのでしょうか。
数百兆円にも上る売り圧力ですが、外国もその売り崩しを狙ってか日本国債の購入を増やしています。
2013年3月、日銀は国債を125兆円保有していました。
2015年3月には266兆円となり、わずか2年で141兆円も増加しています。
さらに80兆円の金融緩和を決定し、なおさらに2019年までに数百兆円もの売り圧力にさらされます。
すべてを日銀のみで吸収できるのでしょうか。
国家の全金融機関が、長期金利を抑え込むために、全力で国債を買い支えてきたわけですが、その政策の行き着いた末路でしょう。
“日銀の緩和策は限界” 海外識者、安倍首相に規制改革推進を求める NewSphere(ニュースフィア)
この記事においてジャーナリスト、ウィリアム・ペセク氏は次のように述べています。
「黒田総裁については、『彼の戦いの武器は尽きようとしている』」
「日銀は財務省のATMのような役割を果たしている」
明らかに政府が財政出動のために「紙とインク」で国債を自堕落に発行し、発行した国債を通貨発行権を使って日銀が、また自堕落に買い支えて政府の借金をファイナンスする「財政ファイナンス」と捉えています。
大抵の人も口で言わないだけで、潜在的にそう捉えていると思いますけどね。
行き着く先は円の暴落であり、最悪ハイパーインフレです。
大地震がなくても財政破綻しそうです。
迫る国債暴落…ルール変更で始まる海外マネーの売り浴びせ 日刊ゲンダイ
「銀行が売却に動いたら、国債が下落するのは間違いない。」
「バーゼル委による“ルール変更”は、国債暴落のトリガーになるかも知れない。
日本の銀行は国債を売りはじめるでしょう。
すでに国債価格は高騰し、いつ下落してもおかしくないからです。
下落する前に手放そうとすると思う。
その時、日銀がどう判断するかです。
暴落を防ぐために、損失覚悟で国債を買いつづけるのか。
さすがに日銀だって、値下がり確実の国債を買いつづけたらバランスシートが傷ついてしまう。」
「もとはと言えば、『異次元の金融緩和だ』などと、日銀が国債発行の8割を買うという異常な政策をはじめたのが原因だ。」
今回のバーゼルの「国際ルールの変更」は、本当にまずいことになるかもしれません。
外圧に弱い日本の特性がここにも出ています。
銀行券ルールを停止した時から破綻への歯車が回っていたのかもしれません。
日銀は自国の巨大な借金にひとり立ち向かう「ドン・キホーテ」でしょうか。
ハードランディングだけは避けて頂きたいと思っています。
富を最上位に置いた経済システムは、崩壊していくことは分かっているわけです。
物質宇宙は神の表現体であり、神の体です。
神の心(善・正義)が上、神の体(利益・国益)は下です。
大宇宙(神)の構造と仕組みは永遠にそうなっているのです。
宇宙が終わるまで、これは変わらないのです。
実はあの世も基本的な仕組みは同じです。
生命が進化・向上すれば、それを原因として結果、現象化される物質が国益であり、利益です。
神の体、すなわち物質は下になっているはずです。
これを上に置いた政治体制と経済原理、実は宗教もある意味そうなっておりますけれども、これは崩壊していくことは決定しているのです。
大宇宙の構造と仕組みを見てください。
神の法とは、この仕組みを読み取った価値を言うのです。
古い世界と体制に執着する者は、古い世界即我ですから、古い世界と共に「崩壊」するのです。
民主主義も「人民共通の利益に基づいた国家契約」が本質ですので、利益という物質が上に置かれていると同時に「自由と平等」が矛盾しておりますので、崩壊していくことになるのです。
大宇宙の構造と仕組みを通して神御自身が示しておられる通りに政治体制・経済システムを変革していかなければなりません。
教育も法律も学問も科学もすべてが変わるのです。
未来の世界を具体的に提示しなければならない。
少なくとも既存の「利益や国益」という神の体を上に置いた体制とシステムは許されないのです。
現代人が利益と国益を追ってきたからといって、未来の人たちにもその間違った世界と矛盾だらけの価値を世襲してはいけません。
全世界は神の体、すなわち利益と国益、自我と快楽を目的としたために腐敗したのです。
中東で「偶像崇拝」を禁止してきた理由もこれだけです。
その腐敗の原因を未来の何の罪もない人たちに継がせてはいけない。
神約民主論を見てください。
神の心(人生の意義)が上、神の体は下なのです。
経済原理もそうなります。
従って神の心とは何かが、最も重要な問題であり、この全貌が説かれなければならない。
これが「法の編纂」ですが、この「法の編纂」を抜いて信仰のみを主張しますと、必ず盲信・狂信となります。
この「法の編纂」の使命があるのは、釈迦と私です。
高い神理はブログなどでは書けないために少し不自由ですが、かなりの啓示は受けております。
「救世の法」の完成と成就も大体分かっています。
当サイトはマリン・ブルーの光線下の神理です。
実相神は大宇宙であり、正しき心であり、神我ですが、方便神はゼウス神ということになっています。
実相即方便であり、実相神と方便神は切れません。
神の権威を打ち立てることになりますが、これのみで全世界どころか三千世界が変わります。
すべてが変わるのです。
「私はすべてを新たにする」と言うバイブルの預言は、大宇宙(神)の絶対的権威の確立によってのみ成就します。
まさに神御自身がすべてを新たにするのです。
従って今後、ゼウス神の動向が全人類の未来を決していくことになります。
神の心が天、神の体が地で天地一体です。
天地一体の悟りに地獄なし。
今回は神の法、その究極が説かれるでしょう。
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