Creator's Room

既に186の国と地域に感染が拡大しているコビッド19ですが、アメリカでもついに全米50州すべての州で感染が確認されました。

アメリカ、全50州で感染確認　新型ウイルスの死者100人に　BBC

新型コロナウイルスの感染者がこれまで確認されていなかったアメリカ南部ウエストヴァージニア州で17日、初の感染が確認された。

これにより、全米50州と首都ワシントンで感染者が出たことになる。

全米です。

カリフォルニアではサンフランシスコを含む「4000万人」に外出禁止令が出され、東部ニューヨーク州、コネティカット州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州、デラウェア州の5州の人口「3500万人」に100％の自宅待機令が出されています。

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必要な病院のベッドが「2倍」になる。

つまりあと1と月半で医療崩壊に陥ると言っている。

4月下旬から5月初旬ごろです。

大変なことになりそうです。

アメリカ経済の中心とも言えるカリフォルニアとニューヨークがロックダウン（閉鎖）されました。

これでは株価が上昇する方がおかしい。

現在のニューヨークダウはこうなっています。

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最高値「2万9568.57ドル」から最安値「1万8917.46ドル」を差し引きますと「1万0651.11ドル」も下落しており、その下落率は最高値から「36％」にも及んでいます。

ちなみにトランプ大統領が就任した2007年1月20日の株価はこれです。

青枠で囲んでみましたが「1万9827.25ドル」であり、現在の株価である「1万9173.98ドル」というのは、つまり3年以上にも上るトランプ相場をすべて吹き飛ばしたことになる。

コロナ・ショックが、仮にリーマン・ショックと同等の経済事件に発展した場合、どうなるのか？

リーマン・ショックの時のニューヨーク・ダウと日経の下落率はこれです。

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下落日数は「512日」、下落率は「54.4％」ですから、株価は高値から「45.6％」まで暴落したわけです。

512日と言いますと来年の8月ごろまででしょうか。

これを現在に当てはめてみますとこうなります。

2万9568.57ドル×45.6％＝1万3483.3ドル

仮にコロナ・ショックがリーマンと同程度の事件だとすれば、ここまで下がる可能性がある。

1万3000ドル台にまで落ちるかもしれない。

ならば現在の株価でも、かなり高い株価水準ということになります。

リーマン・ショックほどの事件にならなければ、1万3000ドル台より高くなり、リーマンよりも悪くなれば、更に1万3000ドル台より売られる可能性がある。

リーマン・ショックと比較すれば、日経はもっと悲惨です。

下落日数は「610日」、下落率は「61.8％」ですから、高値から「38.2％」にまで暴落したことになる。

日経の高値は今年の1月17日につけた「2万4115.95円」ですから、これの38.2％と言いますとこうなります。

2万4115.95×38.2％＝9212円

「・・あれ、終わってる」

日経が1万3000円をつけますと日銀は債務超過に転落するわけですから、9千円台というのは円の終了です。

コロナ・ショックがリーマン・ショックと同等ならば、そうなる。

不動産が落ちてきたら本格的な不況でしょう。

既に落ちてますけどね。

これに東京オリンピックが延期ならまだしも中止になったりしますと日経は目も当てられなくなるでしょう。

それを察知しているのか、ジャンク債の金利が、かつてのリーマン・ショック以来の水準にまで高騰しています。

ついに10％を超え、現在「10.616％」まで上昇しています。

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ジャンク債の金利が10％を超えたのは、2011年10月と2016年2月ですが、ここまでは上がっていませんでした。

これが更に上昇しそうであり、デフォルトも増加していくでしょう。

灰色の縦線は、2001年のアメリカ同時多発テロとリーマン・ショックのころのジャンク債の金利です。

同時多発テロの時は15％まで上がり、リーマンの時には20％を超えています。

それ以来の金利水準になっています。

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今月に入って急激にスパイクしている。

リーマンの時は2008年4月からリーマン・ブラザーズの破綻を予期していたかのようにジャンク債が急上昇している。

2007年8月のパリバ・ショックからきな臭くなり、2008年3月のベアスターンズの破綻以後急激に上昇していきます。

リーマン・ショック後にゼネラル・モーターズの破綻があったように、今回のコロナ・ショック後にまた大企業の破綻があるのではないかと市場は見ており、その注目されている大企業があのボーイングです。

737MAXの2度の事故以来、格付けは「シングルAマイナス」から「トリプルB」に2段階引き下げられたボーイングですが、既に1月に確保したばかりの138億ドルの融資枠を使い切ったことが判明しており、更に600億ドルの支援を要請しています。

トランプ氏「ボーイング支援」　資金繰り懸念で株急落　日経

新型コロナウイルスの影響が重なり、資金繰りを懸念する見方が出ていた。

ボーイングは取引先の部品メーカー向けも合わせて6兆円規模の資金支援を政府と金融機関に要請したことを明らかにした。

株価は1カ月で約6割急落しており、市場の不信を払拭できるかは不透明だ。

株価は400ドルから暴落し、既に100ドルを割り、「95ドル」まで下落しています。

ボーイング

リーマンの時のGMのように見られています。

ボーイングは、資金確保のため配当も停止しました。

ボーイング、株式配当を停止　コロナ危機で資金確保　日経

米ボーイングは20日、株式配当を当面停止すると発表した。

新型コロナウイルスの影響拡大で航空機の需要低迷が見込まれることから、配当を止めて資金確保を優先する。

デビッド・カルホーン最高経営責任者（CEO）とラリー・ケルナー会長への報酬も年内いっぱい停止する。

株式の配当を続けながら、政府に支援を求めるのは難しかったのでしょう。

ボーイングもまたGMと同様、アメリカを代表する企業ですが、コロナ・ショック後の第二フェーズになるかもしれない。

アメリカ経済がやられたら、弾丸を打ち尽くした世界の中央銀行と世界経済は致命傷を被り、もたなくなってきます。

アメリカの大手銀行であるバンク・オブ・アメリカは、アメリカの第二クウォーター（4月-6月期）のGDP成長率を「マイナス12％」と予測しています。

米成長率、マイナス１２％　４～６月期―米銀予想 時事

４～６月期の成長率は、年率換算でマイナス１２．０％を見込んだ。

２０２０年通年はマイナス０．８％と予想し、「米経済は景気後退入りしている」と指摘した。

バンカメは今年のアメリカ経済の成長率を「マイナス0.8％」と予測しており、既にアメリカ経済はリセッション（景気後退）に陥っていると見ています。

ゴールドマン・サックスの予測はもっと酷いです。

Goldman sees unprecedented stop in economic activity, with 2nd quarter GDP contracting 24% CNBC

バンカメは第二クウォーターの成長率を「マイナス12％」としていますが、ゴールドマン・サックスは「マイナス24％」とマイナス5％から大幅に下方修正しています。

第一クウォーター（1月-3月期）は、「マイナス6％」、第二クウォーター（4月-6月期）は「マイナス24％」、第三クウォーター（7月-9月期）は「12％」、そして第四クウォーター（10月-12月期）は「10％」成長と予想しており、通年では「マイナス3.8％」としています。

「マイナス24％」というのは桁違いの悪さであり、最悪と言われた1958年のマイナス10％のほぼ「2.5倍」です。

失業率は「9％」にまで上昇すると見ている。

バンカメもゴールドマンも予想に差はありますが、どちらもアメリカ経済のリセッションを予測している。

というか既にリセッション入りしていると見ている。

グレート・リセッションに成長したりしてね。

大成長を遂げたりしてね。

世界終わっちゃって。

新型コロナにやられたわけです。

あと数日で感染者は世界で「30万人」を超えます。

このような状況で東京オリンピックなんてできるのでしょうか。

色々と異論が出てきています。

この新型コロナで気になるのは、14世紀ヨーロッパで大流行した黒死病（ペスト）です。

もちろん症状も原因も異なるのでしょうが、何か似ているのです。

新型コロナが世界的流行を開始した2月下旬頃、これを見計らったようにこういった記事が出ています。

修道院から48体の遺骨が見つかる、14世紀ペストの犠牲者だった　ナショジオ

イングランドでは1349年末までに人口の半分が犠牲となり、ユーラシア大陸全体での死者は2億人にのぼるとも推定される。

だが、この大流行に関連する遺跡は、驚くほど少ない。

「死者を弔う通常のシステムが崩壊していたことは、明らかです」

黒死病の記事ですが、ヨーロッパの総人口の30％～60％を滅ぼした黒死病ですが、その発生源は今回と同様中国でした。

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14世紀のペストは、中国大陸で発生し、中国の人口を半減させ、チンギス・ハーンのモンゴル帝国が衰亡する原因となった、とあります。

そして流行の中心地であったイタリア北部の住民はほとんど全滅した、と。

今回の新型コロナも異論はあるようですが、中国で発生し、それがイタリア北部で猛威を振るっています。

14世紀のペストと同じなのです。

そして驚くべきは1348年から1420年に大流行しており、「72年間」も続いたとあります。

ゴールドマンサックスは夏にはすぐ成長率が戻り、7月-9月期は「12％」もの発展途上国並みの成長を遂げると見ているわけですが、その保証はどこにもない。

仮に72年と言わず、10年でも続いたら世界は本当に終わってしまいます。

人口が3分の1にまで減少するというのは、まるでハルマゲドンの世界です。

イエスと高橋信次は今回は手を引くかもしれない。

大体、いい加減にしろということですね。

新型コロナは、ここにきて通常の病気ではないのかもしれないと感じています。

初めは楽観的に見ていたわけですが、事態がここまで深刻なものになりますと、これは通常の病とは違うのかもしれないと思っています。

多くの人の予測がすべて外れていく事態となっていくかもしれない。

諸神霊が行うことは、大抵そうですからね。