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避難すれば国家の崩壊、避難しなければ被爆


ソース : ネイチャー

この図はネイチャーに掲載された図ですが、生活できる上限の世界標準は大体50ベクレル/kg以下です。

しかしこのネイチャーの図を見ておりますと、50ベクレル以上と言いますと県の全領域を覆っている県は、宮城県(233万人)・福島県(196万人)・茨城県(295万人)・栃木県(200万人)・群馬県(200万人)・埼玉県(720万人)・東京都(1330万人)・神奈川県(900万人)、計4074万人です。

これ以外にも山形の南部、新潟の半分、長野と千葉の北部、山梨と静岡の一部も汚染されています。

全てを合計すれば軽く5000万人を超えそうです。

最近では名古屋でも高濃度汚染物が発見されております。

大変な事故ですが、汚染地帯の人たちは家・土地・車・人体・内部被ばく、持ち物、大気、土壌、地下水、仕事、コミュニティ、家族のすべてを失ったのかもしれません。

一瞬ですべてを失った神話的暴力であり、そんなバカなことが起こるわけはないという正常性バイアス、あるいはみんなが避難しないのであるから大丈夫と思う多数派同調性バイアスからほとんどの人は避難しないようです。

少なくとも子供や妊婦、妊娠可能な女性は逃がすべきだと思いますが、政府は福島にあまり関心をもっていないようです。

政府は口が裂けても「放射能は危険です」とは言えません。言えない理由があるのです。

危険ですと言えば、当然、政府に保障の債務が生じてきます。

5000万人に対して1人、1億円を保障すれば5000兆円、5000万円を保障すれば2500兆円です。そんなお金は政府にはありません。

また危険ですと言った瞬間、東京の地価は暴落し、土地を担保に信用創造をしている金融機関は破綻するでしょう。事故物件に担保価値はありません。

では自力本願で5000万人が避難すればどうなるでしょう。その時点で国家は崩壊します。

逃げれば崩壊、逃げなければ被ばく、どちらに転んでも国家の崩壊です。

そこで政府と神道は妄想の道にしか逃げることができなくなったのです。

すなわち「放射能は安全です」という妄想です。その妄想によって総被ばくさせています。事故前は5重の壁があるから大丈夫と言いながら、いざ放射能だらけになれば途端に放射能は安全ですという妄想に逃げようとする。

そんなご都合主義を聞いていれば、命がいくつあっても足りません。

大気圏核実験は危険だからこそ禁止されてきたし、事故前はだから厳重に放射性物質は管理されてきました。またその法律もあるわけです。

セシウムは青酸カリの2000倍の毒性を持ち、ストロンチウムはセシウムの300倍の毒性を持ちます。

すなわちストロンチウムは青酸カリの60万倍の毒性をもっております。このような物質が安全なわけはないし、プルトニウムは1グラムで50万人の人間に死をもたらします。

10グラムで500万人、100グラムで5000万人、1kgで5億人です。

日本人全体を何回も絶滅させるような物質が、ばらまかれて安全ですはないでしょう。

チェルノブイリ以降でてきた15万本分の論文をすべて否定するような行為にふけり、史上初の汚染瓦礫を燃やすなどという暴挙にでました。

チェルノブイリでは、特に火事には気を付けていました。普通に産業廃棄物のように焼却することはできない。

また給食に汚染物を混入させるとか、放射能拡散政策をとるとか、原発を推進するとか狂気を感じます。

海外の報道と日本の報道の絶望的な差に愕然とします。

霊的には旧ソ連を超えた超全体主義の国が日本ですから、その隠された本性が徐々に表面化していくでしょうが、生命の源である太平洋の汚染はいただけません。

海洋の保全と管理を怠り、明白なロンドン条約違反を犯しているわけですから、いずれEEZ、排他的経済水域の問題も生じてきそうです。

最低数百年、太平洋が死滅していくさまを、他国がこのまま指を咥えてみているとは思えません。

国際的介入を招いても不思議ではない。

自然界に放射能を浄化する能力はありません。

地震でも火山噴火でも津波でも、必ず以後、復興が可能ですが、放射能汚染だけは浄化できず、復興もできません。数百年から数千年はクリーンアップ(除染)できないのです。

「国、敗れて、山河なし」が、原発事故の恐ろしい特徴です。

絶壁に向かってアクセルをふかしている姿は、実に滑稽ですが、今の政権では今後も期待できないようです。

 

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コメント

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