「大魔王即大如来」という悟りが密教では残されています。
これはそもそもSF作家の故・平井和正氏の小説によって教えて頂いた言葉ですが、この「大魔王即大如来」の意味が分からず、10年近く重いテーマとして抱えていたものです。
この意味を悟るのに10年近くかかったということです。
当の平井さんにとっても、この「大魔王即大如来」は、重いテーマだったようであり、小説をまるまる1冊分かけてこの謎に挑んでいます。
『新・幻魔大戦』という小説がそれですが、平井さんは平井さんなりの解釈で「大魔王即大如来」の意味を表現していました。
この密教の言葉を平井さんは、真の大如来となるためには、大魔王の経験を積む必要があるという解釈をしていました。
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