悟りとは、真正の自己を知る、これに始まってこれに尽きる : 西田幾多郎
真正の自己とは、これ神の心であり、完全なる真理であり、大宇宙です。
人間個々人はみな不完全であり、未熟者ですが、その心の本質には完全なる神の心と永遠につながっているのです。
つながっているだけではなく、神と人間は永遠に一体であり、手取り足取り、波長同通の法則と因果の理法で支配されており、一つの神の心に導かれています。
歴史の全体を通して人類はこの完全なる神の心に否応なく向かっているのです。
ヘーゲルは「理性の狡知」でそれを説きましたが、歴史とは神の世界計画なのです。
個人が真正の自己である神の心を悟るために「人生」を歩んでおりますように、人類全体も真正の自己である神の心を悟るために「歴史」を歩んでいるのです。
個人の「人生の意義」と人類全体の「人生の意義」は、神の心で完全に一致しています。
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