やはり経済指標は良いものがでてきませんが、関係なく株価は上昇しています。
ダウは壊れたのではないか、というぐらい異常な相場が続いています。
リーマン級というより、パーマン級です。
頭がパーになってるような相場ですが、チョキで勝ちです。
内閣府の発表した4月の景気動向指数も過去最大の下落幅を記録しています。
内閣府が5日発表した4月の景気動向指数(CI、2015年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比7.3ポイント低下の81.5と3カ月連続で低下した。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言や外出自粛、企業活動の停滞などが響き、一致指数の下落幅は統計を開始した1985年1月以降で最大となった。
指数の水準は09年10月(80.1)以来、10年6カ月ぶりの低さだった。
景気は10年ぶりの低さですが、それでも株は上がっていく、と。
株価は麻原彰晃みたいに空中浮揚やってます。
つかまりましたけどね。
日本のバブル期のように上がる理由などは別になく、上がりたいから上がるだけの相場であり、買うから上がる、上がるから買うの相場です。
アメリカの4月の米消費者信用残高も77年ぶりの減少です。
4月の米消費者信用残高 19.6%減 約77年ぶり大幅減 日経
米連邦準備理事会(FRB)が5日発表した4月の消費者信用残高(速報値、季節調整済み)は、年率換算の前月比で19.6%減少した。
2カ月連続の減少で、減少率は1943年7月以来76年9カ月ぶりの大きさとなった。
この指標はクレジットカードでの購入やローンの消費動向をあらわしている指標です。
クレジットカードローンは「64.9%」減少しており、教育ローンや自動車ローンも「4%」減っています。
金額ベースでは前月比で「マイナス687億ドル」です。
単位は「10億ドル(ビリオン)」です。
source: tradingeconomics.com
前月比で20%も減少していますが、1943年から77年ぶりです。
第二次世界大戦の頃以来です。
アメリカの5月の雇用統計が出ましたが、エコノミストの予測が過去最大規模で外れています。
エコノミスト予測が過去最大の外れ-5月の米雇用統計、予想外の改善 ブルームバーグ
毎月の雇用統計で予想外の数字が出ることはよくあるが、5日発表の5月の統計のように、エコノミストがここまで見事に外したことはこれまでになく、なぜそのようなことが起きたか疑問が生じている。
数字をいじったトランプ劇場としか思えない雇用統計であり、エコノミストが外すのも無理はありません。
1996年までさかのぼるブルームバーグのデータによると、これまでに単月の雇用者数予測が最も大きく外れたのは、1万人増の予想に反し30万8000人減となった2003年2月の統計だった。
アメリカの5月の失業率は「13.3%」でした。
非農業部門雇用者数は、プラス「250万9000人」となっています。
単位は「千」です。
3月は「マイナス70万1000人」から「マイナス87万人」、そして「マイナス137万3000人」に下方修正されています。
4月も「マイナス2050万人」から「マイナス2068万7000人」に下方修正されていますから、今回5月の数字「250万9000人」も来月修正されるはずです。
source: tradingeconomics.com
非常に奇妙な数字ですが、失業給付金もまだ3分の1ほど支払われていないわけであり、また5月に1000万単位の雇用が生まれたとも思えない。
かなり事情のある数字のように見えます。
市場は失業率が4月の14.7%から大恐慌時並みとなる20%前後へさらに悪化すると予想していた。
ジェイソン・ファーマン氏は「失業率は見かけの数字よりも悪い」と指摘する。
一つは「理由不明の休職者」の存在だ。
調査員には新型コロナによる離職者を「失業者」と分類するよう指示したが、あいまいな回答が多発したという。
ファーマン氏は「5月の実質的な失業率は17.1%」と指摘するが、4月も「理由不明の休職者」810万人を加えると、失業率は19%台だ。
大恐慌時並みの厳しい水準とはいえ、前月からは2ポイント改善した。
ただ、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は「ワクチンなどで生活者が安全を確信できなければ、経済は復元しない」と警戒を緩めていない。
全米の飲食店の客足は6月初めでも1年前の2割に満たず、シカゴ大の調査では、一時解雇の42%は「恒久解雇」になる可能性があるという。
数字はどうとでも作れるように聞こえなくもない。
日銀とFRBだけではなく6月4日、ECB(欧州中央銀行)もパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を「6000億ユーロ」拡大します。
予想は「5000億ユーロ」の拡大だったわけですが、予想を上回っています。
政策金利は据え置きです。
ECB、パンデミック緊急購入6000億ユーロ拡大-予想上回る緩和 ブルームバーグ
欧州中央銀行(ECB)は4日、新型コロナウイルス危機への対応を強化し、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の購入額を6000億ユーロ(約73兆5000億円)増やすとともに、少なくとも2021年6月末まで継続すると発表した。
従来、PEPPは年末まで「7500億ユーロ」購入となっていたわけですが、これに「6000億ユーロ」が加わり、計「1兆3500億ユーロ(167兆円)」となり、これを年末ではなく、来年の6月末まで延長するようです。
世界中で金融緩和をしているわけです。
株が上がらない方がおかしい。
ただ通貨の価値が下落し、安定性がなくなっていく危険性があり、ガンドラック氏なんか怒ってます。
【短信】FRBが正しいなら税金は不要:ジェフリー・ガンドラック The Financial Pointer
パウエル議長の言う、FRBのバランスシート拡大に限度はない、というのが正しいなら、何で税金について悩む必要があるのか?
議長の宣言に暗黙のうちに含まれているのは、徴税システムすべてが国家による資源の無駄遣いであるということだ。
どんなにドルを刷ってもその通貨の価値が低下せず、安定するならば、税金システムなど不要であり、徴税システムを廃止すべきである。
なぜ税金を取るのか?
その税収は通貨発行権によって無限にドルを刷って賄えばいい。
ベーシックインカムもすぐに実現するであろう。
そもそもバランスシートを無限に拡大できるならば、国民から税金を取る必要もない。
あまりに性急で異常な財政・金融政策とそのFRBがやっている方法に問題があり過ぎるとして怒っています。
ガンドラック氏は、パウエル議長が言うバランスシートの拡大に限界はないという発言は「嘘」だと言っているのです。
市場を安心させるための嘘です。
FRBは新型コロナによってそこまで追い込まれているということです。
理論的にはここまでドルを刷れば、いずれかの時点で資産価格や物価の高騰を招き、FRBは利上げせざるを得なくなり、その時異常なバブルは崩壊していくことになる。
FRBのバランスシートは現在こうなっています。
FRBのバランスシートは6月3日の時点で「7兆1652億1700万ドル」です。
灰色の縦線以降がリーマン・ショックの頃のバランスシートですが、年末ぐらいまでには倍になりそうです。
全世界でこれだけ異常な金融緩和をすれば、株価が上昇しない方がおかしい。
ダウ3万ドルも別に驚きません。
ろうそくが消える前に一瞬炎が増しますが、最後のともし火に見えなくもない。
この最後のともし火は、新型コロナ第二波で風前のともし火になるかもしれない。
アメリカでは抗議デモが暴徒化していましたが、ニューヨークダウも暴徒化しています。
6月8日が最後のレポオペ資金になりますが、来週の12日にはメジャーSQもあります。
一般的、と言ってもその一般論が全く通用しない相場ですが、上昇相場ではメジャーSQ前後が限界です。
レポオペ資金を延長すれば、まだバブルは続くでしょうが、延長しない場合、SQもありますので一方的な上げにはなりにくい。
ただトランプ政権ですから、何が何でも株価を上昇させようとするでしょうね。
シェール企業を救うためかどうか知りませんが、原油も異常に上昇しておりますし、このコロナ禍で低下傾向の航空機関連の株も異常に上げています。
やはり恣意的なものを感じるわけです。
FRBなんかジャンク債まで買ってますからね。
ただ国債購入は来週の1週間、45億ドルから40億ドルに減額しますので長期金利は上昇圧力を受けるはずです。
金利が上昇すれば終了する日本と似てきている。
新型コロナ感染第二波が襲ってくれば、世界経済は致命傷を被ることになります。
しかもアメリカの専門家はデモを原因とする感染第二波が確実に来ると警告しています。
この人種差別への抗議デモの発端となった黒人の男性ですが、死後判明したようですが、新型コロナに感染していたようです。
米ミネソタ州ヘネピン郡の検視当局は4日までに、同州ミネアポリスで白人警官の拘束下で死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんが新型コロナウイルスに感染していたとの新たな報告書を公表した。
取り押さえられた際、白人警官から首を圧迫されて亡くなったフロイドさんの事件は全米規模で人種差別反対デモを招くきっかけとなった。
ブロードウェーの俳優・ニック・コルデロ氏も新型コロナの合併症で右脚を切断しています。
ブロードウェー俳優、新型コロナの合併症で右脚切断 米 CNN
ブロードウェーの舞台で活躍する俳優のニック・コルデロさんが、新型コロナウイルス感染による合併症のため、右脚を切断する手術を受けた。
俳優が足を失うというのは悲惨です。
抗議デモでも75才の高齢者が警察官に突き飛ばされて転倒し、血を流しています。
【閲覧注意】米ニューヨーク州のデモで、警官が男性を突き飛ばす瞬間。 pic.twitter.com/Wi4C0rPHUp
— ロイター (@ReutersJapan) June 5, 2020
酷い扱いです。
抗議デモではマスクをしていない人も、ままいるようです。
抗議デモも結構ですが、新型コロナによる感染の方が恐ろしいと思いますけどね。
あまり気にしていないようなデモです。
欧米では感染の拡大がピークを迎えていますが、世界規模ではむしろ右肩上がりで増々拡大しているのです。
昨日は1日当たりの感染者が「13万人」を超えているのです。
100万人で割りますと、わずか「7.7日」で100万人が感染するという異常な数字です。
世界全体では拡大しているのです。
ただ死者数は減少傾向ですので良い傾向です。
それも秋になれば、どうなるか分かりません。
アメリカも1日2万人以上感染者を出しており、ブラジルは3万人以上です。
来週の半ばぐらいでアメリカは感染者が「200万人」を超えるでしょうし、ブラジルは「70万人」を超えます。
ブラジルもアメリカと同様、WHO(世界保健機関)を脱退すると匂わせている。
ブラジル大統領、WHO脱退を検討 盟友トランプ氏に同調 時事
ブラジルのボルソナロ大統領は5日、世界保健機関(WHO)が政治的に偏っているとして脱退を検討する意向を示した。
新型コロナウイルスへの対応をめぐり、WHOが中国寄りだとして脱退を表明した「盟友」のトランプ米大統領に同調した。
自国の衛生問題に関して外部の人間や機関に介入して欲しくないようです。
「国内の保健衛生について、部外者のおせっかいはいらない」
余計なお世話ということでしょう。
このボルソナーロ大統領は、また名言か迷言か知りませんが、「死は宿命」と言って物議をかもしています。
ブラジル、死者3万人超す 大統領「気の毒だが死は宿命」―新型コロナ 時事
新型コロナを軽視し、経済活動の即時再開を唱えて各州知事と対立しているボルソナロ大統領は2日、大統領公邸で支持者を前に
「すべての死を気の毒に思うが、あらゆる人は死ぬ宿命にある」
と述べた。
宗教的には超えられるものが「運命」であり、超えられないものが「宿命」です。
その意味で確かに死は宿命です。
宿命とは決して避けられない事象を言うからです。
すると地獄界は運命であり、真理の世界は宿命と言えるでしょう。
現実は地獄が宿命であり、天国が避けられる運命みたいになってますけどね。
そういう人も多いようです。
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