Creator's Room

2016年時点で民主主義諸国の数は「132か国」です。

世界的に民主主義は後退？国際調査でその逆が判明　SWI

１９７５年に民主主義国家の数は４６カ国と全体の３０％だったが、２０１６年には６８％（１３２カ国）に増加した。

132か国の民主主義国を、神の意図通り進化させる体制が当サイトが主張している「神約民主論」です。

既存の民主主義の本質は、誰でも言論の自由は欲しい、誰でも不当な権力で身体を拘束されたくない、誰でも表現の自由は認められたい、というこの「誰でも」という「人民共通の利益に基づいた国家契約」、すなわち「利益（神の体・物質）」です。

共産主義もその本質は「唯物論」、すなわち「物質」が、その体制の根本にあります。

「利益」と「物質」は共に「自我」にのみ感応するもので人間独自の王国になってしまっている。

物質宇宙は神の所作物ではなく、神の表現である : 西田幾多郎

神の心（生命）が「天」であり、神の体（物質）が「地」で永遠に天地一体です。

宇宙の理法に反して物質と利益という「地」を「天」に置いている方便の政治体制です。

好意的に見ても物質に比喩した善、利益に比喩した善、すなわち方便の政治体制です。

善の有効範囲は「有限」です。

ところが科学の発達上、全てが惑星単位になっており、有限の範囲に収まらないのです。

何か日本で一つの善を行えば、それが即地球の裏側まで伝わってしまう世界が現代世界であり、ローカルで済まないわけです。

方便を超えた政治体制の構築が望まれているのです。

従ってこの大宇宙（神の存在）からすれば、神の心（生命）が「天」であり、神の体（物質）が「地」で永遠に天地一体です。

民主主義はその「地」である利益と国益を「天」に置いているため大宇宙と切られた政治体制になっています。

唯物論も「地」である物質を「天」に置いた政治体制のため民主主義と同様、大宇宙と切られています。

宇宙は永遠に神の心が「天」であり、神の体は「地」で、永遠に天地一体です。

正義を「天」に置き、利益と国益を「地」に置き、生涯その通りに生きられましたら、これが宇宙即我、如来ということです。

宇宙即我ではなく、宇宙と分離してしまっている。

これを大宇宙の構造と仕組み通りに戻し、大宇宙即人類、大宇宙即文明、大宇宙即地球に創造する政治体制が「神約民主論」ということです。

これが地球を飛躍的に前進させる民主主義の進化体制です。

仏国土・ユートピアの基本です。

現体制が「天」に置いている利益と物質は、共に「矛盾」を意味しておりますので、この体制下ではその「矛盾」から社会の矛盾と対立、あるいは無限の腐敗から逃れられません。

資本主義も利潤（神の体・快楽）が、その本質であり、神の体が「天」に置かれている。

政治・経済共に利益が根底と本質にありますのですべては利益と国益を目的として生きることになります。

しかして利益と国益は「相対的」な価値です。

すなわち「物質」を意味しております。

人類各人が神への信仰と悟りによって、霊的に進化・向上した時、それを原因としてあらわれる結果・物質・現象を利益と言い、国益と言います。

民主主義と共産主義は、共に物質を拝んでいる「偶像崇拝」の体制です。

傲慢とは、常に「偶像崇拝」より生まれます。

神理上の「傲慢」とは、「相対的なものを絶対化すること」、これを「傲慢」と言います。

宗教家ならば、知識・思考・概念・認識・情操すべて相対的な自我を絶対化すること、すなわち生き神信仰をすること、これを神への「傲慢」と言います。

政治家ならば、人類各人が霊的に向上した時、それを原因として現象化する結果、すなわち相対的な「国益」を絶対化した時、これを神への「傲慢」と言います。

経済人ならば、相対的な利潤を絶対化した時、すなわち最上位に置いた時、これを神への「傲慢」と言います。

自我も相対的、利益も相対的、国益も相対的、物質も相対的です。

この相対的なものを絶対化して最上位に置いた時、その相対性から次に対立が現象化し、怒り・愚痴・嫉妬・反発・憎悪・ねたみ等々、悪が無限に現象化してきます。

有限ではありません。

神の体を「天」に置いている限り、無限に現象化してきます。

それを克服できればいいけれども、すべての人間が克服できるわけではありません。

当然、克服できない人も出てくる。

克服できない人は、地獄に落ちざるを得なくなって、天と地がわかれます。

まさしく「偶像崇拝」とは、「傲慢」とは、「パンドラの箱」を意味します。

文明崩壊の原因は、いつだってこの神への「傲慢」です。

過去のすべての文明も、この神への傲慢によって滅び去っていきました。

現代の文明もそうなるでしょう。

そして未来に生まれてくるであろう文明も、その全体がもし崩壊するとしたら、その原因は、いつだってこの神への「傲慢」、あるいは「慢心」によって滅び去っていきます。

これは過去・現在・未来の三世を超越して普遍妥当している神の理法だからです。

資本主義、共産主義、民主主義すべて「利潤」と「国益」が根底にあり、また目的となっております。

利益と国益は共に最も低い善ではあるけれども、上限と下限を逸脱すれば、すべての悪の源となるのです。

利益と国益を目的としても悪になるし、全く否定しても悪の因となります。

ところがこの政治体制と経済原理は共に利潤と国益を目的とさせております。

これが世界腐敗の原因ですから、この根本を改ざんしていかなければならない。

神の体を「天」に置いているがゆえに、神の体に近い者を主権者と称して「天」に置いている。

絶対的なものを絶対化し、相対的なものを相対化すること、これを宇宙即我と言います。

今後、生まれてくる人類に対して国益や利益を目的とし、追わせるような無責任な政治体制や経済原理を未来につなげるわけにはいきません。

これを根本から変革していかなければならないのが、現代人の使命と言えます。

これを根本から変える体制が、「神約民主論」ということです。

これを神への正しい知識と理解に基づいて実現した文明が、千年の盟主となって全世界を繁栄と幸福に導いていくこととなる。