Creator's Room

最近の日本における活発な火山活動から思い出したのが、白頭山（はくとうさん・ぺクトゥサン）の噴火です。

位置はここです。

去年の末辺りから噴火が注目されてきた火山です。

白頭山の噴火は、どうもかなり切迫しているようであり、日本の国会でも問題になっています。

白頭山噴火の可能性と「科学外交」

2014年「10月８日の参議院予算委員会の席上、小生の質問に対して安倍総理は『白頭山の過去の巨大噴火の歴史に鑑み、我が国の交通、農業、産業への深刻な影響が想定される。

当然、国民の健康被害の可能性を考慮し、早急な対策を検討したい』と応じた。」

「北朝鮮と中国の国境にまたがる白頭山（中国名・長白山、高さ2,750メートル）の状況は深刻度を増している。」

「中国政府が設置している天池火山観測所のデータによれば、02年以降、白頭山一帯では群発地震の発生頻度が急増中であることが一目瞭然となる。」

「中国の火山学者によれば、白頭山は14年から15年の間に噴火する可能性が非常に高くなっている。

正確な噴火時期の予測は難しいが、近い将来、噴火する可能性は非常に大きい。

多くの中国の専門家たちは『今すぐにも、あるいは来年にも噴火がありうる』と危機感を強めているようだ。」

白頭山は、過去2000年で最大規模の噴火を起こした山として有名です。

2000年という時間を区切るならば、10世紀の白頭山以上の噴火を起こした火山は世界にはないのです。

イタリア・ポンペイの町を消滅させたベスヴィオ火山噴火の50倍の威力であり、オッペンハイマー博士曰く「白頭山の噴火は核兵器100万発の爆発に匹敵する」とされている火山です。

噴煙は29km、2万9000メートルにまで達する成層圏噴火であり、日本の北海道と東北地方に5センチの火山灰を降らせています。

韓半島全体も5センチの火山灰が覆ったようですから、日本とほぼ同じ影響です。

火山爆発指数はVEI6～7ともVEI7.4とも言われています。

歴史に残る噴火の数々

噴出物は、83-117㎦であり、100㎦を超えれば、いわゆる「破局噴火」と言われます。

破局噴火はVEI7～8を指します。

富士山の噴火である宝永噴火の噴出物は、1.7㎦であり、白頭山は宝永噴火の69倍です。

2000年間のうち日本で一番噴火規模が大きいのは白頭山と同時期に噴火した青森県・十和田湖の噴火です。

十和田湖はここです。

白頭山の噴火が懸念されているのは、その噴火規模が甚大だからであり、10世紀の噴火が「破局噴火」だったからです。

かつて日本の鬼界カルデラ噴火が縄文文化を壊滅したように、この10世紀の白頭山の噴火は渤海という国を消滅させたと、その関連を主張する学者もいます。

これですね。

鬼界カルデラ噴火が縄文文化を消滅したように、ベスヴィオ火山がポンペイを壊滅したように、この白頭山も、また渤海という国を滅亡させたと言われています。

噴火すれば、天池（チョンジ）の20億トンにものぼる水が決壊し、大洪水が発生します。

岩石が流れ落ちるラハール（火山泥流）が襲います。

半径約100㎞以内の地域は山崩れや洪水などの直接的な被害が予想されています。

火山灰は、上水道の水源を汚染し、水の中に入ると固まります。

火山灰を掃除しようとして安易に放水し溝に落とすと、水と混ざれば火山灰は固まりますから、それが排水溝を詰まらせ、下水道をも使用不能にします。

「白頭山が噴火すれば日本に甚大な被害‥」　韓国人「白頭山爆発のシナリオをご覧下さい」

ではこの恐ろしい白頭山はいつ噴火するのでしょう。

上記の記事では、

東北大学の谷口宏充（たにぐちひろみつ）名誉教授によれば、

「白頭山が近い将来、東日本大震災に関連して噴火する可能性がある。

その可能性は19年までに68％、32年までに99％」

とのこと。

とあり、2019年までに68%、2032年までに99%の確立で噴火すると予測されています。

4年のうちに噴火する確率が68%というのは、約70%ですから、ほぼ間違いなく噴火すると見ておいていいようです。

20年以内に99%ですから噴火は避けられそうにありません。

不気味なのは、富士山も2019年までに噴火すると予測している学者がいる点です。

「2019年」という年で富士山と白頭山の噴火が重なっています。

連動しているわけでもないのでしょうが、不可思議な一致です。

日本の噴火は現時点では、噴火するわけでもなく、さりとて沈静化するわけでもないという玉虫色の活動になると睨んでいます。

白頭山が10世紀並の大噴火となれば朝鮮半島の人たちやアジア情勢も色々と変動していきそうです。

白頭山や日本でカルデラ噴火、いわゆる国家や文明を滅亡させるほどの「破局噴火」が起こりますと、その後、さて一体どうするのでしょう。

民主主義体制を再び再興するのでしょうか。

資本主義を再び繰り返すのでしょうか。

どちらも「利益」と「国益」と言った「神の体」を最上位に置いた体制と原理ですから、どちらも許されないでしょう。

崩壊していく原因と同一の体制や経済原理を再興しても意味はありません。

別に「神約民主論」である必要はないのですが、これを超えた神の御心に叶う政治体制が出てこない限り、当サイトとしては、これを主張せざるを得ない。

物質宇宙は神の表現体であり、神の体です。

大宇宙は神そのものです。

従って善悪の普遍的価値基準は、目の前に在る「大宇宙」です。

神の心が上、神の体が下で「天地一体」の政治体制と経済原理を編纂していかなければなりません。

すなわち「宇宙即我」の政治・経済・宗教です。

大宇宙、つまり神の心と神の体と言う人類普遍の価値基準が織り込まれていると同時に、間違いのない神の存在が明確に導入されている政治体制でなければならないのです。

経済原理もしかりです。

宗教もまたしかりです。

そして今後の文明の中心に置かれるべき「神の心」を盲信でも狂信でもなく、正確に編纂していかなければならない。

ゼウス神の「三千世界の根源的改造」とお釈迦様の「神仏の法治主義」による「法の編纂」の両方が正確に説かれ、実現されていかなければならないわけです。

今回の「救世の法」とは、これだけです。

この救世の法の完成と成就が、未来の二千年を決します。